美しさにメロメロ!? 女性たちを心酔させる“2.5次元俳優”の魅力
2017年2月13日 | よみもの美しさにメロメロ!? 女性たちを心酔させる“2.5次元俳優”の魅力

こんにちは。ママライターのあしださきです。
突然ですが、皆さんに質問です。最近美しいものを見て心を動かされたことはありましたか?
「美は世界を救う」
ロシアの小説家であり思想家である、ドストエフスキーが残した言葉です。
暗いニュースが毎日流れる現代社会の中で、この言葉の示す通りその美しさで世の女性を救っている(彼女たちに生きがいを与えるほどに心酔させている、という意味で)男性たちがいるのをご存じでしょうか?
2次元でもなく、3次元でもない。“2.5次元”という活躍のフィールドを新たに生み出し、その美しい容姿、話し方、歌声で多くの女性ファンを獲得している「2.5次元俳優」の魅力を、今回はご紹介したいと思います。

2.5次元俳優ってどんな俳優さん?
・漫画やアニメ、ゲームを元にした舞台(主にミュージカル)に出演する俳優。
・これまでは2次元(漫画などの中)に存在していたキャラクターを、(1)高い演技力(2)圧倒的歌唱力(3)魅力的な容姿の3本柱をもって完璧なまでに舞台上で演じきる、まだメジャーになっていない若手俳優。
美しくて当然! さらに、原作ファンをもうならせる“憑依系”であることが必須
これは、2.5次元俳優ファンの方が各方面でおっしゃっていることですが、彼女たちは「原作への愛」が半端じゃないんです。
漫画は何百回と(あるいはもっと)読み、アニメ化されたものも総チェック。登場人物のセリフの一言一言まで暗記しているなんてザラなんだとか。
『自分の大好きなキャラクターが実際の人間として動き、話し、歌う姿をただ見るためにこんなに入れ込んでいるんじゃない。キャラそのものになっていて欲しい』(20代女性/看護師)
というのが、彼女たちの意見。完璧にそのキャラクターを自分のものにしていてくれないと嫌なわけです。
つまり、役が完全に“憑依”したかのような仕草、振る舞い、話し方が大事。そのためには、俳優自身もその原作への愛を十分に観客にアピールできないとダメなのです。
このような高すぎるハードルを悠々と越えてきた俳優さんのみが与えられる、「2.5次元俳優」というポジション。
舞台の魅力は“一期一会”の出会い
私のような無知な主婦(しかも若くはない30代)にとってみると、足を運ばないと見られない“敷居の高さ”を感じるミュージカルや舞台。
また高額なチケット代も、世間一般の感覚との差を感じてしまうポイントになるのです。趣味にしてはコストがかかりますから。
ただ、今は動画配信サービスが充実し、誰もが広く利用できる環境になりました。自宅に居ながら好きなドラマや映画も手軽に楽しむことができますよね。
では、なぜあえて舞台なのでしょうか。
そこには、舞台にしかない“一期一会”の出会いが待っているから。2.5次元俳優の魅力を語る上で欠かせない、最高のエッセンスがこの“一期一会”。
『生の舞台は1度として同じ回はないです。アドリブやその日の空気も全然違う。俳優さんと観客が一体感をもって舞台を完成させている実感が味わえるから好き』(20代女性/会社員)
これが2.5次元舞台の最大の魅力でしょうか。
まだメジャーになっていない若手俳優さんじゃないと出せない“萌え”
多くの2.5次元俳優の皆さんは、まだテレビや映画にバンバンでまくっているような方ではないということに、お気付きでしょうか?
『2.5次元って、すでに売れている俳優さんがやってしまうと「何か違う」という感じだと思います。まだ発掘されていない原石のような若手俳優さんがキャラクターそのものになってくれる。それに“萌える”ファンが多いと思います』(30代女性/主婦)
すでに何かの役で認知され、イメージが付いてしまった俳優さんではなく、“原石”の俳優に萌えるのですね。本当に奥が深い!
いかがでしたか? 私は実はまだ2.5次元ミュージカルは見たことがありませんでした。
しかし、今回の調査でかなり興味がわいてきて、これからもしかしたらハマっていくこともあるかもしれないな、と感じています。
皆さんもぜひ、この奥深き、美しい世界を覗いてみませんか?
●ライター/あしださき(元モデル)
●モデル/坂井由有紀(央将くん)