一人産むのが精一杯!? アラサー女性が感じる少子化の原因11選
2017年2月10日 | よみもの一人産むのが精一杯!? アラサー女性が感じる少子化の原因11選

こんにちは。ママライターのamuです。
出歩けばどこもにぎやかな子どもたちの声が聞こえ、後輩たちは出産ラッシュ。
どこが少子化なの? と思ってしまいますが、厚生労働省が公表した推計によると、2016年生まれの子どもの数は過去最少の98万1千人で、ついに100万人を割り込む見通しだそうです。
先日、20代後半から30代の女友達と少子化について話す機会がありました。
少子化が深刻化した原因について意見がたくさん出たので、まとめてみたいと思います。

労働環境
『派遣など、不安定な非正規雇用により安心して子どもが産めない。産休も取れないし。男性も、終身雇用が約束されていない、リストラの不安がある、年金だって当てにならないじゃなかなか踏み切れないと思う』(20代女性/IT系企業勤務)
『労働時間が長すぎる。疲れすぎて、遊ぶ暇も出会う暇もない』(20代女性/経営コンサルタント)
『新卒の給料が安すぎるからでは? 若い人の給料を上げないと、結婚しない人は増えるばかり。男友達に子どもが欲しいか聞いたら、もう30代なのに「欲しいけど、実際養っていけるか不安だから、いつになるかわからない」と言っていた』(30代女性/小1女の子のママ)
就労時間が長いことで、パパが子育てや家事を手伝えない→夫婦で過ごす時間すらない→お互いを必要としなくなる→夫婦仲が冷めていくなどの悪循環も。
娯楽の多様化
『スマホでなんでもできる。買える。テーマパーク、ショッピングモール、レストランなどとにかくお金がかかる魅力的な娯楽が増えた。一人でも楽しいし、お金を自分一人で使いたいと思う人が増えても仕方ない』(30代女性/幼稚園勤務)
『習い事も昔とは比べものにならないほどあり、レベルも高いから、不公平なく兄弟でと思うと……。それに、習い事をさせられるそこそこの高給取りだと、税金をがっぽり取られ補助が対象外になるというシステムもおかしい。中の上家庭が、いろいろ考えたすえに一人っ子にするケースもあるみたい』(30代女性/小4女の子のママ)
『夜遊びできる場所が多すぎ』(30代女性/小1女の子のママ)
『コンビニや定食屋、惣菜屋が24時間開いていたら奥さんはいらないという男性も増えてしまう。便利も考えもの』(20代女性/事務職)
男性の草食化
絶食系男子などという言葉もあるくらい、恋愛に重点を置かない男性は増えているようです。
『アニメやアイドルで満足してしまう男性が増えたっていうのもある』(20代女性/花屋勤務)
昔みたいに強制的にお見合い結婚させてほしい、お膳立てしてほしい、もともとお見合い向きだった人は絶対今の時代結婚できないとの声もありました。
子育てしにくい社会
『まず産院が少ない。いつもすごく待たされる』(30代/小1男の子のママ)
保育園が少なく、待機児童が多いのも問題になっていますよね。また、物騒な事件も多く、習い事の送り迎えは必須です。
電車内でベビーカーを畳まないと白い目で見られる、ママ友いじめや過剰な「ママ友」という言葉に対するネガキャン、母親はこうあるべきという縛りも多く、家事をしながら働いているのに飲みにすら行けないというように、子育てを楽しそうと思えないという独身女性の声もありました。
学費が高い
『安いはずの国立大学の年間学費でさえ、以前の倍になっているらしい。子ども一人を育てるのに年収500万は必要と言われたら、昔みたいに5人兄弟なんて絶対無理だと思う』(30代/幼稚園児ママ)
私立高校無償化の流れがきていますが、子どもにはいつでも思わぬ出費があり、何人も産むのは難しい世の中だと思ってしまいます。
塾へ行かなくてもいいように、義務教育中にもっと多くを学べるカリキュラムの導入を願います!
核家族の増加
同居が当たり前だった時代から、テレビドラマや「マザコン」「鬼嫁」などの言葉の影響か、同居どころか二世帯住宅も減っているように思います。
家賃がかかる、祖父母に預けて働けない、などの背景は大きそう。
出産がつらい
『出産がトラウマで、先延ばししているうちに一人っ子に。無痛分娩が主流になったらいいのに』(30代女性/小4男の子のママ)
無痛といえど最初の陣痛は感じるそうですが、それでも相当軽減できると思うともっと広まってほしいと思いますね。
娘や孫の世代に私たちの面倒や尻拭いを押しつけたくないし、少子高齢化は食い止めたいところですよね。
●ライター/amu(ママライター)
●モデル/杉村智子(まさとくん)