3歳は遅い? わが子にベビーカーを“卒業”させるタイミングとコツ
2015年1月17日 | よみもの3歳は遅い? わが子にベビーカーを“卒業”させるタイミングとコツ

どのママにとっても、欠かせない育児用品であるベビーカー。
首すわり前の赤ちゃんでも安全に外気浴ができますし、歩くようになってからも重宝します。
でも、子どもがある程度大きくなってくると、便利な面ばかりではなくなってきますね。
電車やバスには乗りにくいし、人の目も気になります。ときには「子どもの発育のために、なるべく歩かせるべき」「もう歩けるのにベビーカーに乗せるなんて、甘やかしている」といった意見を耳にすることもあり、卒業のタイミングを悩むママたちも出てきます。
街のママたちは、どれくらいまでお子さんをベビーカーに乗せていたのでしょうか。また、うまく卒業させるためのコツなどはあるのでしょうか。調査してみました。

2歳〜3歳くらいには卒業したい
『黙って乗っててくれたのは1歳半まで。その後は歩くほうが楽しくなったようで、乗せようとすると激しく抵抗するようになりました。でも、子どもって気が向いたときしか機嫌よく歩いてくれないでしょ? 乗っててくれたほうがラクなこともあったから、本音を言えば2歳くらいまでは乗せてたかったな』(20代女性/3歳男の子のママ)
『混んでる店とかでフラフラされるのが困るので、むしろ歩けるようになってからのほうが積極的に乗せてました。一番使ったのは2歳ごろ。指示を守り、迷惑をかけずに歩けるようになったのが3歳すぎで、そのころ卒業しました』(30代女性/小学生女の子のママ)
『遠出をするときには3歳くらいまで持っていきました。行きは歩いてくれても、帰りは疲れて寝ちゃうってパターンが多かったので』(30代女性/4歳男の子のママ)
『散歩や買い物で使ってたのは2歳まで。でも4歳のときに娘がインフルエンザになって、自転車の後ろに乗るのもツラいと泣いたときはベビーカーが役に立ちましたね。待合室が混んでいて席がなかったのですが、ベビーカーに座らせておくこともできました』(30代女性/5歳女の子のママ)
というように、多くのママたちはだいたい2〜3歳でベビーカーを卒業させているようでした。
また、一日がかりでテーマパークへ行くとき、長距離の移動をしなければならないときなどには、もう少し大きくなっても重宝するようですね。
キャラクター靴、“ごほうびポイント”の活用……ベビーカー卒業のための小ワザ
お子さんの気質はさまざまです。
歩くのが大好きでベビーカーをすんなり手放してくれる子もいれば、ちょっぴり腰が重めの子もいます。
なかなか歩きたがらない“慎重派”のお子さんを育てたママたちは、ベビーカーを卒業させるためにどのような工夫をしたのでしょうか。
『大好きなキャラクターの靴をはかせました。「一緒に歩こうって言ってるよ〜」と声をかけると、しだいに歩くようになってくれました』(30代女性/5歳男の子のママ)
『ままごと人形と、お人形が乗るベビーカーのセットを買ってあげました。「これからは、あなたがベビーカーを押す番なんだよ」と言うと、嬉しかったようで卒業できました』(30代女性/5歳女の子のママ)
『お散歩コースの途中で、公園や水あそび場、ジュース屋さんなどいくつかの“ごほうびポイント”を設定しました。
頑張って歩けば、途中の“ごほうびポイント”で遊べたりジュースを買ってもらえたりする。ベビーカーに乗ってしまったら、“ごほうびポイント”はスルーして帰宅する。
このようにプラスの条件付けをしていくことで、「歩くといいことがある」と学ばせました』(40代女性/小学生女の子のママ)
中にはこんなエピソードも。
『下の子が生まれたら、赤ちゃん返りしてベビーカーに乘りたがるようになってしまいました。
困って幼稚園の先生に相談したところ、「満足するまで乗せれば、ちゃんと自分で納得して手放しますよ」とのこと。
言われたとおりにしていたところ、半年くらいしてあっさりと「もう乗らない」と手放しました。最終的には子ども自身が決めることなんじゃないかな』(30代女性/小学生男の子のママ)
渦中にいるときはなかなか気づきませんが、長い育児生活の中でベビーカーを使えるのはとても短いあいだだけ。
煩わしいことが多く、人目も気になるベビーカーですが、振り返れば懐かしいものなのです。
実際、卒業後もなかなか手放すことができず、ベランダやガレージにそっと眠り続けている……という話もたくさん聞くことができました。
ベビーカーは、かわいい時代の思い出がたくさん詰まっている宝物なんですよね。
●文/パピマミ編集部
●モデル/倉本麻貴(和くん)