命名・名付け

顔と名前がミスマッチ? キラキラネームで損したエピソード4選

顔と名前がミスマッチ? キラキラネームで損したエピソード4選

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こんにちは、キラキラネームウォッチャーの木村華子です。

赤ちゃんの名付けをサポートするパパ・ママ向けアプリ『赤ちゃん名づけ』を運営する『リクルーティング スタジオ株式会社』は2016年12月、年間でアクセス数の多かったキラキラネームをまとめた『2016年年間キラキラネームランキング』を公表しました。

上位にランクインした名前は以下の通りです。

【2016年年間キラキラネームランキング】
・1位:唯愛(いちか、ゆめ など)
・2位:碧空(みらん、あとむ など)
・3位:優杏(ゆず など)
・4位:海音(まりん など)
・5位:奏夢(りずむ など)
・6位:妃(ひな、きらり など)
・7位:一心(ぴゅあ など)
・8位:愛翔(らぶは など)
・9位:七海(まりん など)
・10位:輝星(べが、だいや など)

確かにキラキラしてはいるものの、一昔前にキラキラネーム・DQNネームを世間に知らしめた「光宙(ぴかちゅう)」ちゃんや、「泡姫(ありえる)」ちゃんといった派手なラインナップは無く、「唯愛」ちゃん、「碧空」ちゃんなどのソフトなキラキラネームが上位を占めている印象。

煌びやかすぎないマイルドさには、これまでアンチだった方でも、思わず「いいかも……」と受け入れてしまいそうなキャッチーさがあります(なんだかスゴいのもありますが)。

事実、私の子どもたちが通う保育園や小学校でも、このレベルのキラキラネームは珍しくありません。

これらマイルドなキラキラネームは、今や「最近の名づけなのね……」程度の市民権を得ていると言っても過言ではないでしょう。

こうして、行き過ぎたキラキラネームは減少し、ほどほどに新しい名づけが世間に浸透したのでした。めでたし、めでたし……。

とはいかないのが名付けの恐ろしいところで、件(くだん)のキラキラネームブームに乗じた親によってまばゆい名づけを施された人たちが、この日本には数多く存在しています。

輝かしすぎる自分たちの名前が“一昔前のもの”になって行く今、彼ら・彼女らは何を思うのでしょうか。

そこで今回は、自称「キラキラネームをつけられた」と感じている方々へ向けて、「キラキラネームで損したことは何ですか?」という質問をぶつけてみました(※プライバシーを守るため、本名であるキラキラネームは伏せてご紹介します)。

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自称キラキラネームを持つみなさんに質問! 「キラキラネームで損したことは何ですか?」

(1)超ラブリーな名前、でも、こけし顔……

『子どものころは、西洋のお姫様みたいな自分の名前が大好きだった。「あれ? なんか、違くない?」と感じたのは中学生になる少し前のこと。一重まぶたに控えめな鼻、おちょぼ口という私の顔は、どう見てもお姫様ではなく“こけし”だった。名前と見た目とのミスマッチに気がついて以来、初対面の人に名乗るのが恥ずかしいというか、おこがましいような気がして嫌になった』(20代前半/女性・営業事務)

いわゆる“名前負け系”のデメリットですね。この方の名前から受ける印象は、縦巻きロールの金髪に、ピンクのひらひらドレスをまとったお人形のようなお嬢さん。

しかし実際には、黒髪のパッツン前髪がよく似合う控えめな純和風女性です……。

彼女の名誉のために言えば、名前“だけを”見ればかわいいし、現実のお顔“だけを”見てもかわいいんです。

しかし2つがセットになって登場したとき、たしかに似合っていない感が否めません。

「名乗るだけで、“名は体を表す”という言葉がウソだと証明できる」とのことでした。

(2)電話口で名乗るのがとても面倒くさい

『読み方は一般的なのに、漢字が完全にキラキラしていて、しかも当て字。病院の問診票やお店の会員登録など、自分で名前を書くときには、欄がなくても自発的にフリガナをふっている。いちいち聞かれるのが面倒くさいから。でも、電話口で名乗るときはそうもいかない。説明が大変面倒くさい。毎回同じような説明をして、だいたいいつも似たような質問を返されて、その質問にも毎回決まった説明をして……それで、ようやく納得してもらえる。うんざりする』(30代前半/男性・販売)

ご両親がどのようなタイプの方なのかは存じませんが、若干“夜露四苦(よろしく)感”を漂わせる漢字のお名前です。

画数が多く、そらでは書けない方も多いかもしれません。少なくとも私(漢字が苦手です)は、口頭で説明を受けるだけでは書けませんでした。

たしかに電話口で名乗る側も、また名乗られる側も苦労するだろうな、というのが正直な感想です。

と同時に、この方も上記で紹介した女性と同じく、「子どものころは自分の名前が好きだった」とのこと。

キラキラネームをつけたパパ、ママ、聞こえますか? キラキラネームやDQNネームによるダメージは、ある程度大人になってから襲ってくるそうですよ……。

(3)ハイテンションすぎる名前で、逆にいじめられた

『“元気”とか、“太陽”とか、それ系のハイテンションな名前です。「ポジティブでエネルギッシュな人生を送ってほしい」という両親の思いがひしひしと伝わって来る感じ。たしかに赤ちゃんに付ける名前としては、とても良い意味だと思います。

でも小学校高学年くらいから、僕の名前のハイテンション具合が“ダサい”雰囲気になり、いじられるように。いじりは次第にいじめっぽくなって行きました。高校生ごろには僕の名前を気にする人はいなくなったけど、今でも自分の名前が少し嫌いです。たしかにダサいと思う』(20代後半/男性・営業)

ハイテンションな名前が、あるときを境に突然ダサくなる現象。たしかに私が通った小学校にもそんなムードがあったかもしれません。

子どもぽく感じたり、熱血すぎて鬱陶しく感じたり。そうでなくても、“少し変わっている”程度でいじり始めてしまうのが小学生です。

誰か一人が「ダサい」と言えば、それが一気に広がって……。名付けを行う親の立場からすれば、最も回避したい恐ろしい事態ですね。

と同時に、彼を名付けたご両親の「良い人生になりますように」という願いを思うと、胸が締め付けられるようなエピソードでした。

わが子が生涯に渡って名乗り続ける名前を決める瞬間は、テンションを上げるなというほうが無理な話。ところがそのテンションが行きすぎて、思わず名前をキラキラさせてしまったのかもしれません。

(4)最先端だと思ってた。でも今や……

『私の名前は子どものころから目立ってて、幼心に誇らしささえ感じてた。世の中にキラキラネームという言葉が生まれたころなんかは「ほらね、私の名前は最先端だったんだ」とか思っていた。ところが自分が親になったとき、まわりを見渡してもキラキラネームの子どもなんて一人もいなかった。むしろ、しわしわネームとか古風ネームのブームがじわじわきてた。

よくテレビの特集で「キラキラネームが増えてます」とか未だに言ってるけど、一体どこの話なんだと思う。相変わらず自分の名前は嫌いではないけど、ブームが終わったんだなと感じるのは少し寂しい』(20代後半/女性・パート主婦)

アラサーには珍しいほど、ガッツリとキラキラしたお名前を持つ女性です。たしかにこの年代の中では目立っていただろうな〜という印象。

明るい性格の彼女は、キラキラとした自分の名前に誇りを持って生きて来た様子です。

十数年ほど前のキラキラネーム誕生のころには、「今から私と同じようなセンスの名前が増えていくんだろうな〜」と感じていたそうなのですが、実際にはまったくそんなことなかった……と、少し残念そうに笑っていました。

名付けには各年代にブームがあるものです。そしてその流行は永遠には続きません。

今現在は最先端に思われるような名前であったとしても、はやっている以上はいつか必ず古臭いものに変わってしまいます。

これから名付けを行うのであれば、流行や最先端に踊らされすぎないことを考慮しておきたいですね。

名付けは、生後間もないわが子の人生に試練を課してしまう可能性がある

このたび、インタビューにご協力いただいた自称「キラキラネームをつけられた」と感じている方々は、ご覧の通りキラキラネームブーム以前に誕生しています。

「DQNネーム」や「キラキラネーム」という言葉が広まったのが2000年代初頭だと言われているので、ブーム真っ只中に名前を授かった子どもたちは今まさに10代の多感な時期を生きているわけですね。

中には今回紹介した大人たちのように、自身の名前にコンプレックスを抱いたり、名前が原因となるデメリットに打ちひしがれていたりするのかもしれません。

名付けは、生後間もないわが子の人生に試練を与えてしまう可能性があります。

これから赤ちゃんの名前を考えるパパ・ママは、大きく成長したお子様の姿をイメージしながら、ぜひ誰も後悔しない名付けを行ってあげてください。

【参考リンク】
2016年年間 キラキラネームランキング | 赤ちゃん名づけ

●ライター/木村華子(ママライター)

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