冷やご飯でダイエット? 冷たい炭水化物“レジスタントスターチ”とは
2016年10月10日 | よみもの冷やご飯でダイエット? 冷たい炭水化物“レジスタントスターチ”とは

日本人にとって欠かすことのできないお米。
最近ではパンを主食にしたり、糖質制限ダイエットなどであまりお米を食べない人も増えていますが、ご飯好きの人は多いはずです。
そんななか、炊いたお米を一旦冷やすことで血糖値の上昇を抑えることができ、ダイエット効果をもたらすということが話題になっています。
健康が気になるけどお米を食べたい! という人にとっては関心のあるものと言えるのではないでしょうか。
ここでは、炭水化物を冷やすことによってもたらされる健康効果と、食べた人たちの声を紹介したいと思います。

レジスタントスターチとは
難消化性デンプンとも呼ばれる『レジスタントスターチ』は、通常のデンプンと比べて消化しにくいという特性があり、食物繊維に似た働きをします。
デンプン質を持つ食材に一度火を通し、さらに冷ますことでレジスタントスターチが増えるのですが、その特性から血糖値を急激に上昇させることがありません。
ただし、再び加熱してしまうとレジスタントスターチは失われてしまうため、冷たいまま食べる必要があります。
ダイエットのためにご飯を控えている人にもおすすめの食べ方として注目を集めているようです。
レジスタントスターチの健康効果
エネルギー源として欠かせない炭水化物(糖質)ですが、これは大量に摂取することで血糖値を上昇させてしまいます。
血糖値というのは血液に含まれるブドウ糖の濃度を表すもので、この数値が高いことで体にさまざまな悪影響を及ぼしてしまうのです。
レジスタントスターチは消化スピードを遅くすることで、血糖値の上昇を抑えます。
また、消化に時間がかかることで満腹感も持続するため、朝食べておくことでその日の食事量をコントロールすることにも役立つでしょう。
お米をガマンしている人にとってうれしい効果と言えるかもしれません。
実際に食べた人たちの声
『前日の夜に残ったご飯でおにぎりを作っておいて、翌朝に食べるようにしています。お昼ご飯を食べすぎることもなくなったし、お通じが良くなった気がします』(30代女性/事務職)
『毎朝決まってコンビニでおにぎりを買って食べています。今までは温めてもらっていましたが、そのまま食べるようになって、日中にうとうとすることがなくなりました』(20代男性/大学生)
『最近、糖質制限ダイエットを始めたんですが、大好きだった炭水化物を食べられないのがどうしてもガマンできなくて……。この話を知って、おにぎりとか麺類も食べられるようになりました』(40代女性/主婦)
体型を維持したいとはいえ、食べたいものをガマンするダイエットではストレスを感じてしまいますよね。
反動で暴飲暴食なんてことになってしまえばせっかくの努力も水の泡に。
無理せず、おいしく、健康的にダイエットするために、ぜひ冷やした炭水化物を取り入れてみてはいかがでしょうか。
●文章/パピマミ編集部