読書の秋や芸術の秋など、夏の厳しい暑さが一段落し、過ごしやすくなった秋はいろいろなことに挑戦しやすい季節と言えますね。
中でもみなさんが楽しみにしているのは、“食欲の秋”ではないでしょうか。
10月ごろに旬を迎える秋の味覚にはおいしいものがたくさんありますが、そんな食材には、夏の紫外線でダメージを受けた肌の回復に効果を発揮するものが多くあります。
今回は、食欲を満たしつつ、肌荒れを改善できる秋の味覚を紹介したいと思います。

肌荒れを改善させる秋の味覚4選
(1)さつまいも
『一年中買える食材ですが、秋から冬にかけて食べるのが一番おいしいですね。食べた日の翌日は肌が落ち着いている気がします』(30代女性/主婦)
ビタミンB群やビタミンC、ビタミンEなど豊富なビタミン類を持つさつまいも。
なかでも、さつまいもに含まれるビタミンCはデンプンによって守られているため、加熱調理をしても栄養素が失われにくいという特徴を持っています。
シミやそばかすを防ぐ効果があり、美肌効果を期待できる秋の代表的な味覚と言えるでしょう。
(2)柿
『かたくてシャクシャクしたものも、しっかりと熟したものもどっちも好き。秋は1日1個食べるようにしています』(20代女性/秘書)
果物のなかでは地味な印象の柿ですが、なんとビタミンCが豊富でみかんの2倍以上含まれています。
また、柿に含まれる『カロテン』という成分は強い抗酸化作用を持つため、ニキビなど肌荒れの炎症をおさえてくれる効果も期待できます。
アンチエイジングに効果的として知られるポリフェノールも豊富に含まれているため、抗酸化作用を期待するのであれば「ワインより柿!」と言われるほどです。
(3)さんま
『子どもはあまり好んで食べませんが、お肌のためによく食べています。クリームとかを塗るより体の内側からキレイになりたいですね』(40代女性/主婦)
旬のさんまは脂がのって非常においしいですよね。
さんまの“わた”には『レチノール』というビタミンAの一種が含まれており、肌をキレイにする作用が大きいと言われています。
レチノールは肌の真皮にあるコラーゲン量を増やすのに有効で、肌の弾力・ハリに効果的です。肌の代謝を促す効果もあるため、シワにも効果があるでしょう。
(4)松茸
『めったに食べられませんが、肌にもいいと聞いて秋には食べるようにしています。香りがよくて食欲が増し、食べ過ぎてしまうのが困りものです』(30代女性/事務職)
高級食材である松茸も、肌への効果が期待できる秋の味覚。
ビタミンB3の別名として有名な『ナイアシン』が豊富で、これは細胞の生まれ変わりを補助し、肌などのターンオーバーを促進してくれるもの。
肌トラブルの改善に加え、老化予防にも効果があります。
肌や髪を作るために欠かせないタンパク質の合成を助けるビタミンB6も含まれており、まさに“おいしく美肌に”を実現する代表的な食材と言えるでしょう。
日焼け止めを塗ったり日傘をさしたりしてケアしていた人も、少なからず肌にダメージを受けているはず。
旬の味覚は、おいしさだけでなく栄養素の面からも最も良い時期と言えます。
ぜひ、おいしく食べながらキレイな肌を目指しましょう。
●文章/パピマミ編集部