立て続けに故障でピンチ! 家電を買い替えるタイミングと貯蓄のコツ
2016年8月23日 | よみもの立て続けに故障でピンチ! 家電を買い替えるタイミングと貯蓄のコツ

こんにちは、ファイナンシャルプランナーのyossyです。
せっかくお金がたまってきて、「もうすぐ旅行に行こうかな」なんて考えていたら、家電が故障!
生活になくてはならないものなので、買い替えをしてお金が飛んでいってしまった……なんて経験がある人もいるのではないでしょうか?
しかも、そんなときに限って立て続けに家電が壊れることがありますよね。
買い替え費用をマネープランに組み込んでおかないと、大変なことになってしまいます。実際、家電はどれくらいのタイミングで買い替えるものなのでしょうか?

大型家電は10年前後が平均的な使用年数
内閣府の消費動向調査『主要耐久消費財の買替え状況(2人以上の世帯)(2016年3月時点)』によれば、主な家電の平均使用年数は次の通りです。
・冷蔵庫……約11年(故障による買い替え:65.8%)
・洗濯機……約9年(故障による買い替え:78.1%)
・エアコン……約12年(故障による買い替え:58.6%)
・テレビ……約8年(故障による買い替え:57.4%)
・掃除機……約7年(故障による買い替え:61.8%)
・パソコン……約6年(故障による買い替え:56.7%)
上位機種への買い替えや引っ越しのために処分した人もいますが、おおむね6割程度が故障による買い替えをしているようです。
大型家電は10年前後、比較的小型の家電で6~7年程度が平均的な使用年数のようですね。
あらかじめ長期マネープランに買い替え費用を組み込もう
住宅費、教育費、老後資金などを計画的にためるためにも、長期的なマネープランを立てることは大切です。
仮の金額や予定で構いませんので、今後の人生における年間支出・収入をざっくり計算しておくといいでしょう。
今後かかる予定の子どもの学費や車の買い替え費用はもちろん、旅行費用なども入れておきます。
家電も決して安い買い物ではありませんので、そのマネープランに組み込んでおいたほうが安心ですね。
実際には、平均年数よりも早く故障することもあれば、想像以上に長持ちすることもあります。
しかし、電化製品である以上いずれ故障することは確か。一旦上記の平均使用年数等を参考に、マネープランを立ててみることをオススメします。
処分も大変! 下取り、買い取りサービスを利用する手も
家電は、処分するときも大変です。特に注意が必要なのは、
・電気冷蔵庫
・冷凍庫
・電気洗濯機
・衣類乾燥機
・ルームエアコン
・カラーテレビ
などの場合。家電リサイクル法が適用され、所定のリサイクル手続きをとらなくてはいけないため、処分費用も比較的高額になります。
内訳としては、リサイクル料金や収集・運搬のための料金を払うことになりますが、これは処分する家電のメーカーや、小売業者によって費用が変わってきます。
詳細は家電リサイクルセンターのHPなどを参考にしましょう。
しかし、条件によっては、買い替えの際に古い家電を下取りしてくれる店もあります。
故障していてもOKな場合がありますので、その点も考慮して新しい家電購入店を選ぶという手も。
また、家電の状態や店によって大きく違いますが、製造から5~8年程度であれば、買い取りをしてもらえる可能性も高くなります。
故障するまで待たずに、買い取りサービスを利用するのも手ですね。
今や生活に欠かせませんし、モノによってはかなり高額な家電。しっかりマネープランを立てて賢く手放すことで、少しでも負担を減らしましょう。
【参考リンク】
・統計表一覧:消費動向調査 | 内閣府
●ライター/yossy(フリーライター)