2年こない人も!? 産後の生理再開の兆候とママたちの体験談

2016.06.07

妊娠、出産、母乳育児とほぼ2年近く生理がない生活をしていると、生理というシステムもすっかり忘れてしまいますよね。

特に初めての産後を迎えられているご相談者様にとっては、子どもがいて毎月生理が来る生活も初めてかと思います。少しでも心構えができると安心ですね。

そこで、子どもがいながらの月経ライフの経験がある、2人以上のお子さんがいるママに2回目の生理再開時の状況や兆候などをヒアリングしました。

生理再開に関するさまざまな知識を身につけましょう。

目次
 産後に生理が止まるワケ(P1)
 産後の一般的な生理再開時期(P1)
 産後の生理再開時期に差が出る原因4つ(P2)
 産後の生理再開の兆候(P2)
 産後の生理再開の兆候に関する体験談(P3)
 産後初めての生理が来たママたちの体験談(P3)
 産後初めての生理の状態の変化(P4)
 産後に生理が一切再開しない理由(P4)
 産後に生理が再開しないときの対処法3つ(P4)
 産後に生理が再開しないとき病院へ行く目安(P5)
 産後に“2回目の生理がこない”ということも(P5)
 産後の生理と悪露の見分け方(P5)
 産後の生理再開による母乳への影響(P6)
 生理再開後の夫婦生活について(P6)
 まとめ(P6)

産後に生理がとまるワケ

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妊娠中に生理がこなくなるのはもちろんのこと、出産後もしばらくのあいだは生理がとまるようになっています。

これは、母乳を分泌させる働きを持つ『プロラクチン』というホルモンの働きによるもので、これは排卵をとめて子宮を収縮させる効果もあるためです。

産後はママの体の状態を整える期間でもあります。

胎盤がはがれた場所からは出血があるため、赤ちゃんが母乳を飲むほどプロラクチンが分泌され子宮を収縮させることで回復させようとしているのです。

これによって排卵がなくなり、生理もとまることになると言われています。

産後の一般的な生理再開時期

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これまで毎月訪れていた生理が長期間とまっていたわけですから、いつ再開するのかというのも気になるところです。

再開の時期は体質や生活習慣などによって違いがありますが、およそ8割のママが産後8か月までには生理が再開していると言われています。

ただし、この再開時期は個人差が大きく、2か月程度で再開したという人から1年以上経過しても再開しないという人までいるようです。

早く再開しないといけないわけではないので、生理がこないからといって心配しすぎることのないようにしましょう。


→次ページでは、産後の生理再開時期に差が出る原因を見ていきましょう。

産後の生理再開時期に差が出る原因4つ

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(1)母乳育児

生理がとまる理由のところでもお話ししましたが、プロラクチンというホルモンの影響で生理再開の時期は大きく変わるようです。

これは母乳と大きく関係しているため、完全母乳で授乳している人などは遅れる傾向にあるでしょう。

特に、「1回の授乳時間が10分以上」「1日に授乳回数が5回以上」「夜間に授乳する」などの条件に当てはまる人は、生理が再開されないと言われています。

ホルモンの分泌は夜に活発になる傾向にあるため、このなかでも夜間の授乳を行っている人は、特に遅れが見られるでしょう。

反対に、ミルクで育児をするママの生理再開は早い傾向にあるようです。

(2)分娩方法の違い

普通分娩や帝王切開など、分娩法法によっても生理再開までの期間が変わると考える人もいるようですが、これはあまり関係がないと言われています。

帝王切開による出産は子宮の回復が遅れてしまいますが、これが生理再開に影響をおよぼすということはないでしょう。

(3)年齢

若いママだと、子宮の戻りが早く、生理再開も早くなることがあるようです。

さらに、最近では食事の栄養状態も良い傾向にあるため、昔の人に比べると生理の再開は早くなっていると言われています。

規則正しい生活や栄養価の高い食事が生理にも影響すると言えるかもしれません。

(4)ストレス

出産後、慣れない育児に追われストレスを感じるママも少なくありません。

ストレスはホルモンの働きにも影響を与えるため、これが原因で生理の再開が遅れるということも考えられるでしょう。

生理は非常にデリケートであり、産後でなくともストレスを感じると生理周期に乱れがでることもあります。

赤ちゃんがうまれ思うように行動できないというストレスは想像以上に大きいものです。

周囲に協力してもらい、できるだけストレスをためないような生活を心がけましょう。

産後の生理再開の兆候

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産後のママの体にはさまざまな変化が現れるため、生理との関係性を見分けるのは難しいこともあります。

一般的には、以下のような症状が見られると言われているようです。

・頭痛、冷え、倦怠感などの体調不良
・気力の低下、悲壮感、泣くなどの精神的な不安定
・強い空腹感、突然甘いものが食べたくなるなど、味覚や食欲の変化

体の状態が毎日のように変わるとも言える産後だけに、上記の状態が必ずしも生理の兆候と判断できるわけではありませんが、再開後に「もしかしてあの症状がそうだったのかも」と気づくことはあるでしょう。


→次ページでは、産後の生理再開の兆候に関する体験談を見ていきましょう。

産後の生理再開の兆候に関する体験談

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体の変化

『久しぶりの頭痛におかしいなぁ、授乳中だし薬も飲めないし……と思っていたら生理でした。明らかにいつもと違う頭痛でした』(5か月で生理再開/34歳女性)

『足の甲、太ももの裏側がだるく重い感じがしました。「うわぁ、この感じ懐かしい、生理来るわ」と悟りました』(10か月で生理再開/40歳女性)

『真夏なのに足だけ妙に寒く、ブラトップと短パンという姿なのにモコモコ靴下を履くほどでした。翌日生理が再開し、体って素直だなと思いました』(9か月で生理再開/34歳女性)

心の変化

『ある日、赤ちゃんを抱っこしながら上の子と手をつなぎ、もう一方の手で牛乳2本をぶらさげてスーパーから帰っていたところ、同年代くらいの女性が颯爽とハイヒールでカツカツ優雅に歩く姿をみて、焦りと寂しさで泣きそうになりました。帰宅すると生理が再開していて、「さっき泣きそうになったのは生理再開の心のモヤモヤのせいね」と逆に生理が来たことで安心できました』(9か月で生理再開/34歳女性)

『常に予定を入れておきたいタチなのに、その日は無気力で誰ともおしゃべりしたくない感じでした。頭の回転もいつもより遅く、ボーッとしていたら生理再開でした。早いよ! と自分に突っ込みました』(4か月で生理再開/37歳女性)

食の変化

『離乳食が2回食になり母乳が出にくく感じたので、豆乳を飲むようにしたら3日後くらいに生理が再開しました』(7か月で生理再開/33歳女性)

『完母とはいえ、それまでとは違う空腹感で四六時中食べてばかりいたら生理再開でした』(9か月で生理再開/34歳女性)

『甘い物が恋しくて糖分ばっかりとっていました。独身のころや1人目の産後も同じように生理前は甘い物が食べたくなっていたので、生理再開するかも……と思いながら今回も甘い物ばかり食べていました』(8か月で生理再開/36歳女性)

産後初めての生理が来たママたちの体験談

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『自分では気づかず、8歳になる長女に「ママ大変!」と教えてもらいました。いい機会だからと生理のメカニズムについて娘に教えました。「まだ少し早いけどもう少し大きくなったらまたお話しするね」と将来の楽しみがまた一つ増えました』(1歳半で生理再開/35歳女性)

『完母でしたが離乳食を3回にした途端、生理が再開しました。上の子のときもそんな感じでした』(10か月で生理再開/38歳女性)

『上の子のスイミングの時間、母子一緒のベビースイミングもやっていたので一緒にプールに入っていました。とってもリフレッシュになる大好きな時間でしたが、その日はなんとなく気乗りせずベビースイミングをお休みにしたら生理再開でした。直感はありますね』(8か月で生理再開/36歳女性)

『上の子のピアノ発表会で身動きがあまり取れないときに生理が再開しました。ナプキンも持っておらず、近くにコンビニもなく、下の子のオムツで代用? と一瞬よぎりましたが、オムツセットに一緒に入れていた母乳パッドを発見! なんとかなりました』(6か月で生理再開/38歳女性)


いかがでしょうか。

一度産後の生理再開を経験したことのある2人目ママだからこその冷静な気づき、上の子がいるからこその苦労があったようです。

生理そのものを忘れていた! 鬱陶しい! 面倒くさい! という声が多かった反面、3人目を希望しているので待ち遠しかった、体が戻ってくれたことが素直にうれしいという声もありました。

産後の生理再開時は、自分のためにお赤飯を炊いて「またこれからよろしくね」と自分自身を労ってあげましょう。今後の毎月のお付き合いを前向きにするためにおすすめです。

また、授乳の回数が減ってきたころに生理が再開する人が多いようなので、「そろそろかも」と思ったら外出時にナプキンを持ち歩いておくと安心ですよ。


→次ページでは、産後初めての生理の状態の変化を見ていきましょう。

産後初めての生理の状態の変化

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産後初めて訪れる生理は、妊娠前に訪れていた生理と何か違いはあるのでしょうか?

出産後、生理が軽くなったという人もいれば重くなったという人もいて、出血量に変化が見られる人も少なくないでしょう。

これは出産によって子宮内環境が変化したことによるもので、再開後も不安定な状況が続き、数か月かけて徐々に安定していくというママが多いようです。

これまでと変わったからと言ってあまり心配しすぎる必要はありませんが、月経と月経のあいだに出血がずっと続くような症状がある場合には不正出血である可能性もあるため、病院を受診するようにしましょう。

産後に生理が一切再開しない理由

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生理の再開前に妊娠すると、産後に生理がまったくこないまま次の妊娠が始まることになります。

産後初めての生理がくる前に排卵が起こってはいるものの、それに気づくことなく、同じタイミングで妊娠することもあるようです。

もし出産後すぐに妊娠したくないという場合は、たとえ生理が再開していなくても、きちんと避妊するようにしましょう。

産後に生理が再開しないときの対処法3つ

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(1)バランスの良い食事

母体の体力を回復させるためには、まず栄養バランスのとれた食事が必要です。

小松菜やレバーで鉄分を補給し、大豆製品を摂取することで女性ホルモンの分泌が促されます。

どうしても食事で摂取することが難しいという場合には、サプリメントなどに頼ってもいいかもしれません。

(2)体を適度に動かす

家の中で赤ちゃんに付きっきりになっていると、どうしても運動不足になりがちです。

安静にしておくことも大切ですが、あまり動かないでいると血行が悪くなってしまい生理の再開にも悪影響となるでしょう。

まずはストレッチやマタニティヨガなど負荷の軽いものから始め、徐々にウォーキングなどに取り組んでみるといいかもしれません。

(3)十分な睡眠をとる

産後は、生まれたばかりの赤ちゃんに振り回されて、うまく睡眠時間が確保できないママも少なくありません。

睡眠不足になると体の血行不良にもつながり、子宮の回復にも遅れが出てしまうことになるでしょう。

また、ストレスもたまってしまうため、少しでも眠れそうなときには体を休めるようにしてください。


→次ページでは、産後に生理が再開しないとき病院へ行く目安を見ていきましょう。

産後に生理が再開しないとき病院へ行く目安

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母乳のあげ方や体調によって個人差が大きい生理の再開時期ですが、「母乳を与えるのをやめてから3か月たっている」「産後1年が経過している」というような状況にも関わらず生理が再開しないという場合、病院を受診するタイミングと言えるかもしれません。

もしかすると、ホルモンバランスが大きく崩れていたり、何か別の病気が発生している可能性もあるため、一度病院を受診してみるといいでしょう。

子どもが2歳を迎えるまで母乳育児を続けている場合には2年近く生理が再開しないということもあるようですが、通常この時期には母乳量も減ってきており、プロラクチンの分泌量も減っていることが多いため、母乳を続けていても病院を受診するようにしましょう。

産後に“2回目の生理がこない”ということも

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産後初めての生理が訪れた後、2回目の生理がこないということもあるようです。

“今まできていた生理が3か月以上こない”という場合、無月経として治療が必要になりますが、産後初めての生理がきたあともこの条件に当てはまることがあれば、産婦人科を受診することが望ましいでしょう。

確かに産後は生理が不安定な時期ではありますが、この無月経を放置しておくと症状が長引いてしまうこともあるため、できるだけ病院を受診しておくこと安心です。

産後の生理と悪露の見分け方

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悪露(おろ)とは、子宮内に残っている胎盤や卵膜、血液などが混ざり合ったもののこと。

出産後、子宮が収縮することで出血をとめて回復しようとしますが、完全に血がとまってしまうまでは出血し続けるので、それが悪露として排出されるのです。

生理の再開が早い場合、この悪露と生理の見分けが難しいことがあります。

一般的に、悪露は産後1か月ほど続き、長い場合には8週間ほど続くこともあると言われています。

つまり、産後2か月ほどで生理が再開する人は悪露がなくなる前に生理がきてしまうということです。

悪露は次第に白っぽく変化し始めますが、これが鮮やかな出血となると生理の再開が疑われるでしょう。

ただし、これも継続して“定期的な生理”がこなければ確実とは言えないようです。

この時期の出血は不正出血が疑われることもあるため、少しでも出血の様子がおかしいと感じた場合には、すぐに病院を受診するようにしてください。


→次ページでは、産後の生理再開による母乳への影響を見ていきましょう。

産後の生理再開による母乳への影響

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母乳の量

生理の再開にはプロラクチンというホルモンが深く影響していることはお話ししましたね。

生理が再開したということは、同時にこのプロラクチンの分泌が減ったということも意味するため、母乳の量が減少するということも見られるでしょう。

また、母乳は血液から作られており、生理が再開し血液がそれに使われることで母乳が作られにくくなり、結果として母乳の量が減るということもあるようです。

母乳の味

赤ちゃんのなかには、ママの生理再開を感じ取り、授乳を嫌がるようになる子もいると言われています。

ホルモンの影響で味に変化が出ているということもあるかもしれませんが、これについて詳しいことは分かっていないようです。

母乳の栄養価

母乳の栄養価と生理の再開にはあまり関係はないようです。

食料が十分ではなかったころは、生理が再開することで母乳の栄養価が落ちるということもあったようですが、現在の食料事情ではこういったことが起きることはあまりないでしょう。

ただし、産後に無理なダイエットなどをしている場合には、栄養価に悪影響をおよぼすこともあるため、注意するようにしましょう。

生理再開後の夫婦生活について

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出産後、夫婦生活を再開させることで刺激となり、女性ホルモンが分泌され、生理の再開が早まると言われることもあります。

しかし、これに関しては科学的な根拠はなく、詳しいことはわかっていないようです。

ただし、産後はママだけでなくパパもストレスを抱えているため、日頃からコミュニケーションをしっかりと取るようにし、協力して子育てをしていく必要があるでしょう。

まとめ

「生理再開の兆候」や「再開しないときの対処法」などについて紹介してきましたが、いかがでしたか?

妊娠中や出産後は、生理に限らずさまざまな体の変化に戸惑うことも多いはずです。

気にしすぎてしまうとストレスとなってしまうため、あまり深く悩まないようにし、心配な場合は病院へ相談するのが良いでしょう。

不安を解消して、思い切り子育てに打ち込めるといいですね。

●モデル/大上留依(莉瑚ちゃん)神山みき(れんくん)杉村智子(まさとくん)



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