『スマホ18の約束』に学ぶ、子どもにスマホを持たせる親の心得

『スマホ18の約束』は翻訳者によって少しニュアンスが違う?

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ジャネル・ホフマンさんの『スマホ18の約束』は、文化や環境を超えて世界中で支持されている素晴らしい手紙です。

日本では当然日本語に翻訳されているわけですが、翻訳する人によってそれぞれニュアンスが異なります。

口調を厳しめに表現する人もいれば、柔らかめに表現する人も。

たとえば、『It is my phone. I bought it. I pay for it. I am loaning it to you. Aren’t I the greatest?』という文。

18の約束の一番初めの約束で、訳すと“この電話は私のもので、私が買い、私が料金を支払い、あなたに貸し付けているものです。私ってとてもステキじゃない?”となります。

しかし、とある翻訳では『この電話は私のものであって、あなたのものではありません。それを覚えておくこと』と表現しています。

たしかに言わんとしていることは同じですが、かなり厳しめの命令口調ですね。この翻訳者さんはスパルタ教育なのかもしれません。

また、『このスマホはママからのプレゼントです。ママはとっても優しいので毎月の料金を払ってあげることにしたわ!』という翻訳も。

上二つの翻訳にあった「これはあなたに貸している」というニュアンスがなくなり、単純なプレゼントという意味になっています。

このように、訳する人によって微妙に意味が変わっていますが、どれを採用するかはママ次第。

「日本語訳に振り回されたくない!」というママは、一度原文に目を通してから自分で翻訳してみるといいかもしれません。

世界の若者のスマホ所有率

近頃は小学生もスマホを持っているような時代ですが、子どもへのスマホの普及率は世界的にも高まっています。

内閣府が行った『我が国と諸外国の若者の意識に関する調査』(2013年度)という調査を参考に、世界の若者の携帯・スマホ所有率を見ていきましょう。

調査対象は、日本・韓国・アメリカ・ドイツ・フランス・スウェーデン・イギリスの計7か国、13〜29歳までの男女です。

今回はそこから未成年の層に絞ってご紹介します。

【13〜15歳/16〜19歳】
・日本……45.7%/94.7%
・韓国……96.7%/95.4%
・アメリカ……83.8%/91.7%
・イギリス……87.9%/90.4%
・ドイツ……92.3%/97.1%
・フランス……91.3%/97.7%
・スウェーデン……93.5%/98.2%

まず“13〜15歳”の所有率からみてみると、他の国が軒並み8割を超えているのに対し、日本が約46%と一番所有率が低いことがわかります。

また、この年代で一番所有率が多いのは韓国で、『スマホ18の約束』が生まれたアメリカは約84%となっています。

続いて“16〜19歳”の層を見ると、日本では約95%になっており、“13〜15歳”時のほぼ2倍の所有率になっていることが分かります。

この層で一番所有率が高いのはスウェーデンで98.2%。最下位ではイギリスの90.4%という結果に。

“16〜19歳”の層では各国とも所有率が9割を超えていることが印象的です。


→次ページでは、世界の携帯・スマホの利用時間を見ていきましょう。