化粧品のプロに学ぶ! 「マスクによるメイク崩れ」を防ぐコツ
2016年4月5日 | よみもの化粧品のプロに学ぶ! 「マスクによるメイク崩れ」を防ぐコツ

【ママからのご相談】
2歳の子どものママです。産後、体質が変わったのか、花粉症になってしまいました。花粉症でマスクをすると、蒸れてメイクが崩れるのが気になります。マスクをしていてもメイク崩れを防止する方法があれば教えてください。
ファンデーションをリキッドからパウダーに変えたり、下地を使ったりしてメイク崩れを予防する方法があります。
ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。
花粉症や風邪、インフルエンザの予防や対策にマスクをつけていると、確かに蒸れてメイクが崩れたり、取れてしまったりすることが多くなりますよね。
そこで今回は、マスクによるメイク崩れを防ぐためのコツについてご紹介しましょう。

メイク術の工夫でメイク崩れを防止するコツ5つ
マスクによるメイク崩れを防ぐ方法を知るには、メイクのプロや日頃から仕事などでマスクをつけている女性に尋ねるのが一番ですよね。
そこで、大手化粧品会社の美容部員さんやマスクを着用する機会の多い看護師さんたちに教わった、マスクによるメイク崩れを防止するメイク術からご紹介していきましょう。
(1)化粧下地を使う
著者がよく通っている大手化粧品メーカーの美容部員さんによると、マスクの蒸れによるメイク崩れ防止には、まず、メイク下地を正しく使用することがポイントなのだそうです。
メイク下地を使うことで、ファンデーションがぴったりフィットし、多少蒸れても崩れにくくなります。
(2)ベースメイクは控えめに
同じ美容部員さんによると、下地をきちんと使うようにしたら、次はベースメイク方法にも気を遣うと良いそうです。
マスクをつける日のベースメイクは、ファンデーションをリキッドからパウダーに変える、メイクを薄めにするなどの工夫で、メイクのよれを防止することができるとのことでした。
特にマスクが最もフィットする場所である鼻の頭と頬骨の部分は、ベースを薄くしておくのがポイントだそうですよ。
(3)マット系の口紅を選ぶ
また、口紅を選ぶときは、マスクにべっとりとつきやすいグロス系は避け、マット系の口紅を選ぶのもコツだそうです。また、つけた後は軽くティッシュオフし、マスク移りを予防しましょう。
(4)乳液とコットンを携帯してメイク直しをする
美容部員さんは休憩時間などによくメイク直しをしていますが、これもメイク崩れ対策の一つですよね。
マスクをされる方もメイク直しをする余裕があれば、小さめの乳液とコットンを携帯し、メイクが崩れてしまった部分を軽くメイクオフして化粧直しをしてしまう方法もあるそうです。
クレンジングがなくても乳液で手軽にメイクオフできるのでぜひトライしてみましょう。
(5)アイメイクを丁寧に
花粉症の方は、花粉がよく飛散する時期だけ注意すれば良いという方もおられますが、年間通してアレルギー性鼻炎をお持ちの方や、普段からマスクをつけている看護師さんなど医療従事者の方もメイク崩れによくお悩みです。
そこで、現役看護師さんにもマスクによるメイク崩れ対策を尋ねてみました。看護師さんたちは、マスクをつけっぱなしでいることも多く、頻繁にメイク直しもできないそうです。
そのため、ファンデーションのよれや崩れが目立たないように、アイメイクをしっかりとしておくそうです。
周囲の人の目線を目元に引き付けることで、ファンデーションの崩れを目立ちにくくさせるのですね。
ただし、マスカラのつけすぎや、パープルなど濃すぎるアイシャドウを選ぶと、蒸れたときに滲んでしまう恐れがあるので、ナチュラル系のカラーを選ぶのがコツだそうですよ。
マスクを変えることでメイク崩れを防止するポイント3つ
メイク直しをする時間がない方や、これまでのメイク方法をできるだけ変えたくない方は、使用するマスクを変えたり、使い方を工夫したりしましょう。
(a)立体マスクを使う
よくあるプリーツタイプのマスクよりも立体マスクのほうが、鼻にちょうどフィットするように設計されているため、マスク全体にメイクがつきにくくなります。
(b)蒸れを感じたらすぐに交換する
一日中、同じマスクを使っている方も多いですが、一度マスクを外したら交換するのが本来の使い方です。
くしゃみや鼻水で汚れてしまったときや、蒸れを感じたときも、なるべく早めに新しいマスクに交換できるように、何枚か携帯しておきましょう。
(c)塗るマスクを使ってみる
最近は、鼻の下に塗るだけで花粉やハウスダストをシャットアウトできるタイプのマスクがいくつか売られています。
これだけで完全に花粉などをシャットアウトできるとは限りませんが、オフィスや自宅の中では、ある程度の効果が期待できるとされています。
また、マスクと併用することで、花粉や風邪などの予防効果がアップするとも言われていますので、蒸れやメイク崩れの防止に使ってみてはいかがでしょうか。
いかがでしたか。今回は、マスクをつけたときのメイク崩れの予防法についてご紹介しました。
インフルエンザもピークは過ぎたとはいえ、まだ流行していますし、春先でもまだまだマスクを使う機会は多いです。
花粉症ではない方も、いざというときのためにぜひマスクをつける際のメイク法やマスクの選び方を覚えておいてください。
●ライター/MAKI(健康・美容ライター)
●モデル/前田彩(桃花ちゃん)