小学5年生でまだオムツ!? 家庭で子どものトイレトレーニングをする必要性

ある程度の年齢になってもオムツが必要になってしまっているお子さんもいらっしゃいます。これは、おむつだけの問題に止まらず、今後の自己肯定感の低さにも影響することが懸念されます。今回は家庭でトイレトレーニングをする必要性について解説していきます。

2015.12.17

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。

今回のテーマは子育て相談に来られた方のご相談内容を元にした園児たちのトイレ事情についてです。

現在、現役の保育士さんにもお話を伺ってきましたよ!

ご相談者のお子様ののトイレ事情

小学生のおむつ
今回ご相談いただいたのは、来年小学5年生になる子供が、まだ夜におむつが取れないといったもの。

こちら個人差があるものなので、一概には言えませんが高学年にもなり、少し遅いので悩んでいるとのことです。

状況としては、おむつカバーは必要なく、パンツタイプではあるものの、夜寝る前になると購入してきた袋に入った薄手の紙おむつを使用して就寝する習慣があるとのこと。

毎日おねしょ(おもらし)をするわけではないが、5年生になると2泊の宿泊イベントがあるので、それまでに無理してでも、おねしょを完全に治してしまいたいという内容でした。

また正直。最近使用している商品のサイズや、体重制限(35kg)もあり余裕がないので、困っている気持ちもあるようです。

膀胱が小さいために、寝ている間の尿をためることができないといった器質的な問題ではないようでした。

よくよく話を聞くと、トイレトレーニングは保育園(幼稚園)にいる大人に任せて、帰宅後はおむつをさせていたとのこと。

小学生用の紙おむつが売っているから別にいいか、と考えていたそうです。

トイレトレーニングの体験談は以下の記事をご覧ください。

実際の園児のトイレ事情

食育講師と言う仕事柄、保育士さんとも交流のある筆者は、このご相談内容が特殊なものなのか、現役の保育園の先生さんたちにお話を聞いてみました。

『当然のように「娘のトイレトレーニングは保育園でお願いします」と言われるお母さんは結構います』

『園での保育時間中にトイレトレーニングをしても、帰りに「車の中でオシッコでもされて汚れたらイヤだから」と紙おむつを履かせる親御さんもいますよ』

『せっかく園でトイレに行けるようにさせても、休日におむつを履かせている親御さんがいます。結局その後小学校の入学式もおむつで参加したそうです。』

『朝、起きてから1度もおむつを変えずに園に連れてくる。そんな子供は連休明けになると、ひどいオムツかぶれを起こしていることもあります。

自分の子どもの排泄物を汚くて触りたくないからと人任せにしているのかと腹が立つこともあります』

いずれも保育士歴10~20年以上というベテラン保育士さんの回答。ここ10年くらいの間に、そういった親御さんが増えているそうです。

トイレトレーニングに関する詳細は以下の記事をご覧ください。

おねしょの原因と夜尿症との違い

そもそもおねしょとは生理現象の一つで、基本的には心配がいらないものです。

なぜなら、幼少期におねしょをしてしまうのは、腎臓の機能や膀胱が未発達なためです。

しかし、5歳以降になっても頻度として、週2回以上、睡眠中におしっこを漏らしてしまう場合は、夜尿症としてしっかり治療の対象に入ります。

つまり、おねしょは生理現象で、夜尿症は病気の一種なのです。今回のご相談者のお子様な夜尿症の一種と考えられます。

夜尿症の原因

では、そんな夜尿症の原因はなんなのでしょうか?

夜尿症の原因は大きく2つあると言われています。

  • 尿量が多すぎる多尿型
  • 膀胱が小さい膀胱型

多尿型は、水分の取りすぎの可能性と、抗利尿ホルモンの不足が原因として考えられます。抗利尿ホルモンとは、睡眠中に尿量を減らすホルモンのことです。

膀胱型は、正確な原因は、膀胱が硬いことによって膀胱が膨らまないことにあります。

お子さんがどちらのタイプなのかにもよって、対処法は変わってきます。

夜尿症への対処法

それぞれの夜尿症のタイプによって、対処法は違います。

例えば、多尿型の場合は、寝る数時間前から水分を取ることを避ける。また、抗利尿ホルモンをしっかりと分泌させるために、目を覚まさせることなく、ぐっすりと寝かせることも重要になってきます。

膀胱型の場合は、身体を冷やさずに膀胱を硬くしないことが重要になってきます。身体を温めて寝かせるようにしましょう。

もし症状がなかなか治らないようでしたら、小児科に行くこともおすすめします。

夜尿症に関する詳細は以下の記事をご覧ください。

トイレトレーニングの最大の必要性は心理的影響

小学生のおむつ
ここでクライアント様のお話に戻りますが、お母さんとのカウンセリングの後日、お子さん(息子さん)ともお話をさせていただきました。するとその子に特徴のある口ぐせがあったのです。

「どうせそんなことしても……」
「そんなこと僕にできるわけない」
「どうせ僕にはできない」

そう、非常に本人の自己肯定感が低く、自分には何も可能性がないかのように思い込んでいたのです。

成長して、ある程度の時期・年齢になったら、器質的な問題がない限り自分でトイレに行って排泄するのは自然なこと。

小学校で周りにいる同級生などが夜中、紙おむつをつけないで生活していることは、わざわざ聞かなくても分かることです。そこで周囲との大変な差を感じることになります。

そんな中で「お布団も濡れてしまうし、自分はまだ紙おむつが必要なんだ」と思い込むと、当然自己嫌悪感を感じたり、自己肯定感が低くなってしまいます

これはおねしょだけの問題ではなく将来的に大きな影響を与える可能性があり、大事な問題です。

また今回のクライアント様のように、「もしおねしょをしてイジメの対象になってしまったら」という心配をしないで済むように、安心できるように、トイレトレーニングはしっかり家庭でしていただきたいと思います。

とくに「汚いから」「面倒くさいから」などの理由でトイレトレーニングの対応を他人任せにしている方は、一度考え直してみてくださいね。

●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)



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