赤ちゃんに習慣づけるべき生活リズム3つ
2013年10月11日 | よみもの赤ちゃんに習慣づけるべき生活リズム3つ

【ママからのご相談】
ママになって3か月目です。今までは寝てばかりだったわが子も、これから生活のリズムを作っていかなくてはいけなくなると、本で読みました。なんだか大変になる予感……。どういうことに気を付けていったらいいのか、教えてください。
こんにちは。Tomokoです。ご質問ありがとうございます。
今までほとんど寝ていた赤ちゃんが、これから長い時間をかけて少しずつ、基本的な生活のリズム(習慣)をつくっていくようになります。そして、その基本になるものが、食事、睡眠、排泄(トイレ)です。
今回は、これらを習慣にしていくうえで、大切にしていただきたいことをお伝えします。

(1)食事
— 食べたいという気持ちを大切にする
無理に食べさせたり、道具を使わせたりすることで、「食べたくない!」という気持ちが強くなってしまうと、食事をしたいという気持ちがなくなってしまいます。もちろん、箸やスプーンなどを上手に使えるようになることも大事ですが、まずは子どもが、「食べたい!」と思えないと、箸やスプーンも、「使いたい!」と思えるようにはなりません。
— 食事にかかわる行動(挨拶)を身につける
食習慣を身に着けることは大切です。「いただきます」「ごちそうさま」の練習をしましょう。最初は、一緒に手を合わせたり、なんとなくペコリとするだけで構わないと思います。手を洗うということも習慣にできるとよいですね。
(2)睡眠
— 睡眠のメリハリを大切にする(子どものリズムを親がつくってあげる)
睡眠のリズムをつくることが、生活のリズムをつくることに繋がります。だらだらとした睡眠をとってしまうと、生活自体がダラダラとしたものになります。
— 睡眠で問題となるものへの対策
問題となるのは、寝つきが悪い、眠りが浅い、夜泣き、夜驚(いきなり起きて、パニックを起こす)、夢中歩行(眠っているのに、いきなり起きだしてきて、歩き出す。本人は記憶にない)が挙げられます。これらは、昼間の活動が足りなかったり、心理的な緊張(ストレス)が原因として挙げられます。しっかりと遊び、疲れさせて、睡眠につなげてあげることが大切です。
(3)排泄(トイレットトレーニング)
— 起こさない
子どもを無理に夜中に起こしてしまうなど、トイレットトレーニングがストレスになってしまっては逆効果です。
— 叱らない
失敗して罰することよりも、成功した際によりプラスに反応してあげることが大切です。トイレの失敗で叱られることが多くなってしまうと、子どもは排泄に対して嫌なイメージしか持ちません。いつも、「失敗したらどうしよう」という気持ちが心の大部分を占めてしまうと、緊張から、人はさらに失敗してしまうものです。
失敗したときは、「次は頑張ろう」と声かけしながら、そして、成功したときはおもいっきり、褒めて喜ぶ、というのが、子どもにとってはストレスが少なくトレーニングができるかと思います。
— 焦らない
トイレの自立は個人差が大きいです。周囲と比べず、焦りすぎず、見守ってあげるまなざしが大切です。
さて、今回は、基本的な生活習慣についてお話しました。
この間にイヤイヤ期をはさんだり、生活のリズムを少し変えていかなくてはいけなくなったりと(2回食を3回食にしたり、昼と夜のメリハリをつけたりなど)大変なことも多いので、まずはお母さんが無理をしすぎないことが大切です。
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●ライター/Tomoko(心理カウンセラー)