どっちを選ぶ? 「私立小学校」と「公立小学校」のメリット&デメリット

2015.10.09

こんにちは。ママライターのKOUです。

秋は小学校の受験シーズンです。遅くとも年中の11月ごろから幼児教室に入るなどの受験対策をされるご家庭が多いとか。

受験に抵抗がある場合には、まず自分の気持ちを具体的に整理していくことが大事だと思います。

お近くの公立小や通わせたい私立小の情報収集をすることもあわせておすすめします。

実際に小学校受験をするかどうか迷って、私立小に通わせたママさんと公立小に通わせたママさんたちに、メリット・デメリットを取材してきましたので、さまざまな点から、私立小学校と公立小学校の特徴を見ていきたいと思います。

目次

私立小学校に通わせるためにかかる費用

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子どもを私立小学校に通わせることを考えたとき、一番ネックになるのが学費でしょう。

公立小学校と比べたら格段に高いことは言わずもがなですが、具体的にどれくらい費用がかかるのでしょうか。

まず、初年度納入金について。東京都内にある私立小学校(53校)における、2011年初年度納入金の平均は、1,057,798円とのことです。

私立小学校の初年度納入金ランキングと私立小学校の年間授業料ランキングについても、それぞれ5位までご紹介します。

【私立小学校の初年度納入金ランキング(2011年)】

  • 1位:立教……1,595,800円
  • 2位:慶應義塾……1,531,480円
  • 3位:青山学院……1,463,000円
  • 4位:立教女学院……1,416,400円
  • 5位:東京女学館……1,438,500円

【私立小学校の年間授業料ランキング(2016年)】

  • 1位:慶應義塾横浜初等部……940,000円
  • 1位:慶應義塾幼稚舎……940,000円
  • 2位:関西学院……800,000円
  • 2位:関西大学……800,000円
  • 2位:同志社……800,000円
  • 2位:立命館……800,000円

上位5校では、やはりかなり高額になることがわかります。ちなみに、別途、交通費と、給食がなければお弁当代もかかるとのこと。

さらに、学校によっては英語や楽器などの教室があるところもあり、それらを利用するにはさらに費用がかかります。

また、学費とは別に「寄付金」や「学校債」と呼ばれるものもあり、多くの場合、任意ではありますが1口5万〜10万円を2〜3口というケースがほとんどだそうです。

子どもを私立小学校に通わせる家庭の年収

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文部科学省が発表した、平成26年度「子どもの学習費調査」によると、私立小学校に通わせている家庭の年収では、年収1,200万円以上が44.7%を占めるとのことです。

また、年収1,000万円以上が16.5%、年収800万円以上が15.4%、年収600万円~799万円が13.2%だそう。

このことから、子どもを私立小学校へ通わせるためには年収が最低でも600万円以上は必要と言えそうです。

私立小学校のメリット8選

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(1)教師に転勤がない

『しっかりした優秀な先生が多く、公立と違って転勤がないので、指導に対する責任感が強いと感じます。音楽など専任の先生がいます』(3年生女の子ママ)

(2)教育カリキュラムが充実

『1~6年生まで、具体的で徹底したカリキュラムが組んであります。高学年では習熟度別のクラスに分かれていたり、成績が伸び悩んでいるお子さんには補習をしたり、落ちこぼれを作らないよう学校側が取り組んでくれます』(5年生女の子ママ)

(3)教育熱心な保護者が多い

『小さいころから幼児教室に通わせ、早期教育が当たり前のご家庭が多いです。中学受験などの情報交換もできて、同じような価値観を持つ保護者がいらっしゃいます』(1年生男の子ママ)

(4)しつけが行き届いている

『子どもが通っている学校は、私立の中では自由な校風ですが、悪いことは悪いと子どもに正してくださる教育方針が共感できます。うちの子も常識的な善悪の判断が身についてきたと思います』(3年生男の子ママ)

(5)育ちの良い友だちに恵まれる

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『娘は、穏やかな学校生活を送っています。医師や教育者など家庭環境に恵まれているお子さんが多く、男の子も乱暴な子がいないので、安心して通わせています』(3年生女の子ママ)

(6)子どもの個性が伸ばせる

私立小学校には特色のある学校が多く、子どもの個性に合った学校を選べば、その個性を伸ばしていくことができます。

(7)内部進学ができる

小学校受験に合格すれば、その後の中学受験や高校受験、大学受験といった、つらく厳しい受験をせずに進学することが可能です。

有名大学付属の私立小学校などでは、小学校受験以降の受験戦争を体験することなく、落ち着いて勉強やスポーツに打ち込めます

また、大きくなってからの受験よりも小学校受験のほうが、親子ともに失敗したときの落胆も少なくて済むでしょう。

(8)友達との付き合いが長く深いものになる

内部進学で大学まで行ける私立小学校であれば、小学生時代にできた友達との付き合いが途中で途切れることは少なく、長く深い付き合いができます。

私立小学校のデメリット12選

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(1)電車通学

『東京都内の学校なので、電車通学でラッシュに遭いながら通わせています。一度、子どもが駅を降りるときに、ランドセルが引っ張られ、転んでけがをしたこともあるので、いつも心配しています』(2年生女の子ママ)

(2)宿題が多く、塾との両立が厳しい

『中学受験を考えているのですが、学校の宿題も多く、塾の勉強に影響が出ています。終わらないときは、私が学校の宿題を手伝うときもあります。本当は良くないのですが……』(5年生男の子ママ)

(3)競争心が激しい

『息子は何人かの同級生と同じ塾に通っています。クラス分けの試験で、息子が一番上のクラスに入れたのですが、他の同級生から、「学校ではそうでもないのに、よくトップのクラスに入れたね」と言われたそうです。ほんの一例ですが、何かにつけて比較して競争心をむき出しにする子が多いと感じます』(6年生男の子ママ)

(4)保護者とのお付き合いが大変

『裕福なご家庭の多い小学校で、私たちのようなぎりぎりのお金で通わせているサラリーマン家庭にとって肩身が狭いです。乗っている車も高級、服装も高級……ついていけません。ランチのお誘いを受けても、高いところばかりなので、断っています』(1年生女の子ママ)

(5)温室育ち

『お金持ちのご家庭がほとんどで、おそらく順風満帆できたお子さんばかりなのでしょうか。ちょっとしたアクシデントに冷静に対応できず、先生(あるいは親)に言いつけてしまうお子さんがいらっしゃいます。

たとえば、うちの子が誤って、隣の席の子の教科書をランドセルに入れそうになり、途中で気づいて、「間違えた。ごめんね~」と慌てて返したら、隣の子が「盗んだわね。先生に訴えてやる」と怒り出したそうです。ちなみに、その子のお父様は弁護士です』(4年生女の子ママ)

(6)費用がかかる

学校によってさまざまではありますが、一般的に私立小学校は学費が高いです。

場合によっては、私立大学生と同じくらいの費用がかかってしまうそう。

家庭の経済状況がこれに耐えられるかどうかというのも大きなポイントとなります。

(7)幼児教室に通う必要がある

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小学校受験に際して、多くの家庭が受験専門の幼児教室へと子どもを通わせています。

幼児教室によっては、入室するのに試験があるところもあるそう。

幼児教室に入室するためにも、幼少期から自宅学習を行わなければならないのは、子どもにとってもストレスになるかもしれません。

また、幼稚園が終わった後に幼児教室へ通って受験の勉強をすることになるため、子どもは遊ぶ時間がなく、こちらもストレスになる可能性があります。

親としても、そうしたストレスを子どもに与えることはつらいでしょう。

(8)視野が狭くなる

同じような境遇の仲間に囲まれて育つため、視野が狭くなってしまうというデメリットも挙げられます。

そのため、社会に出たときに世間知らずだと思われる危険性もあるかもしれません。

(9)体力が衰える

学校終わりで近所の友達と遊ぶ機会が少なく、家の中で過ごす時間が多いため、体力面で弱さが見られることもあるでしょう。

電車通学によって歩く時間も少なくなることも懸念されます。

(10)事件に遭遇する可能性が高くなる

私立小学校に通う生徒ということで、お金持ちの家庭の子どもと見られてしまうこともあります。

そのため、誘拐やスリなどの事件にあい、被害を受けてしまう可能性は高くなるでしょう。

また、電車通学する場合には、痴漢の被害にあうことも考えられます。

公立では、通学路にサポートしてくれる人が配置されていることもありますが、私立ではありません。

(11)男子校/女子校の場合、異性との関係作りに苦労する

私立小学校では、男子校/女子校の区別がある学校もあり、その場合、小さいころから異性との触れあいが少ないまま育つことになるため、社会に出てから苦労することがでてくるかもしれません。

特に恋愛関係の築き方がわからず、交際や結婚といった面で不安を残すことになるでしょう。

また校内では、異性の目がないことで恥じらいのない行動をとってしまうこともあるかもしれません。

(12)受験失敗のダメージ

そもそも、私立小学校へ入学するためには過酷な受験戦争を勝ち抜かなければなりません。

それまでには親子共に、多額の費用や勉強の時間など、多くの犠牲をはらって受験に臨んだという家庭も少なくないはずです。

受験に失敗することで、親は子育ての失敗かのように感じてしまい、子どもは親の期待に応えられなかったと落ち込むはず。

さらに、失敗の原因は誰にあるのかと犯人探しをしてしまい、最悪の場合は離婚へと発展してしまう家庭もあるようです。

子どものためを思って取り組んだ受験が、最悪の結果を引き起こすこともあるでしょう。

私立小学校の選び方4つ

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(1)子どもの性質に合わせた入試スタイルの学校を選ぶ

たとえば、『慶應義塾幼稚舎』の場合、入試では行動観察や面接が重視されます。一方、『暁星小学校』のようにペーパー試験を重視する学校もあります。

このように、小学校によって重視する項目がまるで違い、入試スタイルも異なるのです。

ですから、受験する小学校が重視する点を良く見極め、それが子どもの性質に合っているのかどうかもよく考えることが必要です。

親が行かせたいと思った学校でも、子ども自身の性質とまるで正反対の学校を受験すれば、合格する確率は低くなりますし、もし合格したとしても子どもが楽しく学校へ通えないでしょう。

受験の際も入試スタイルが違う学校を併願すると、受験対策が万全ではなくなりますし、子どもにも負担となるので、同じ入試スタイルの学校を併願するようにしましょう。

(2)共学と別学、それぞれのカラーをよく理解する

男女共学の小学校は自由な校風が多く、別学の場合(特に女子校)は行儀やしつけを重視する学校が多いです。

そのため、学校が共学なのか別学なのかも小学校選びの際に注意して見たいポイントとなります。

共学と別学では校風もだいぶ異なるので、子どもが混乱することを避けるためにも、受験時にはなるべく共学と別学の学校を併願しないようにするといいそうです。

(3)学校見学は必ず参加する

校風を知るためには、実際に学校を見学してみるのが一番です。学校見学がある場合は、必ず参加しましょう。

(4)経済的な負担がどれくらいか調べる

初年度納入金や学費がどれくらいかかるのか、2年目以降の学費はいくらくらいなのか、寄付金はどれくらい求められるのかなど、家庭の経済事情と照らし合わせて無理なく通わせることが可能かどうかも重要です。

意外な出費もあるので、学校ごとに必要になる金額をまとめてみるといいでしょう。

名門私立小学校の御三家

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「名門私立小学校の御三家」と呼ばれるのは、『青山学院初等部』『学習院初等科』『慶應義塾幼稚舎』の三校。

なぜそう呼ばれるのかというと、学費が高額であること、入試の難易度が高いこと、競争率が高いことが挙げられます。

「子どもを名門私立小学校に入れたい!」という親御さんたちにとっては、憧れの小学校と言えるでしょう。

公立小学校に通わせるためにかかる費用

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文部科学省が発表している「平成26年度子どもの学習費調査」によると、公立小学校にかかる費用は、年間平均で30万円ほどとのことです。

授業料は0円でかかりませんが、修学旅行・遠足・見学費やPTA会費、図書・学用品・実習材料費、給食費、制服や通学用品費などは必要となるためです。

1年で約30万円なので、1か月あたりおよそ25,000円となりますね。

私立小学校と比べると、やはりかなり安いと言えるのではないでしょうか。

公立小学校のメリット9選

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(1)比較的自由で伸び伸びと過ごせる

『わが家は、息子を中学受験させるので週4回、塾に通っています。学校の担任にもよるかもしれませんが、息子の担任は受験のことを知っているので、学校の宿題をできる範囲で出していただいています。

勉強に関しては、私立ほど厳しさがなく緩いと思います。おかげで、息子は、学校では伸び伸びと過ごしているようです』(6年生男の子ママ)

(2)保護者の付き合いが気楽

『学校の行事に参加する際は、特に着飾るような保護者はほとんどいなくて、こちらも気楽に付き合えます。地元の商店街などで、ノーメイクで会っても、違和感なくあいさつしてくれます』(5年生男の子ママ)

(3)いろいろな環境の友だちがいるので、(いい意味で)揉まれて育つ

『公立小は、乱暴な子、おとなしい子、積極的な子と、いろいろなタイプの子どもがいます。人間関係で子どもにとってつらい思いをすることもありますが、心が鍛えられます。社会に出たときに強いです』(5年生男の子ママ)

(4)地元の友だちが増える

『娘は放課後にクラスのお友だちとよく遊んでいます。さらに、お友だちのお兄ちゃんやお姉ちゃんとも遊べて、交流の輪も広がります。私立小だと、皆さん遠くから通学してくるので、平日ではなくわざわざ休日を使って遊びに出掛けていると聞きました。大変ですよね』(1年生女の子ママ)

(5)働いているママへの理解がある

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『保育園から上がってきたお子さんも多く、働いているママがいらっしゃいます。学童保育もあります。PTAの役員を決めるときは少し大変ですが、仕事のことを理解してくださる方がほとんどで、できる範囲で協力をさせてもらっています』(2年生女の子ママ)

(6)家から近いため安心

公立小学校は家から近く歩いて通えるため、親としても安心でしょう。

近所の友達と一緒に通学することが多いのも安心できる点です。

(7)費用が安い

私立小学校に比べてかかる費用が断然安いのが公立小学校。

そのため、家庭の経済状況を気にすることなく通わせてあげることができます。

(8)幅広い視野・価値観を持つことができる

さまざまな家庭環境の子どもたちと関わる中で、幅広い視野や価値観を育てることができます。

(9)中学受験ができる

小学校入学の段階では、子どもがどのようなことに適正があるのかわからないこともあるでしょう。

そのため、学校選びが正しいものなのか判断が難しいこともあるかもしれません。

しかし、公立小学校では中学受験をすることで、より子どもの適正に合った学校を選べる可能性が高まります

小学校受験と同様に受験戦争を勝ち抜かなければならないという点はありますが、子どもの可能性を広げることもできるでしょう。

公立小学校のデメリット8選

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(1)小学1年生から学級崩壊

『子どもの担任は若い先生で、1年生の動き回るお子さんたちに手を焼いています。子どもによると、授業中は教室から出て行く男の子がいるらしく、中断することもたびたびあるようです。保護者会があったときには、家庭でのしつけをお願いされました』(1年生女の子ママ)

(2)教師の当たり外れがある

『3年生の男性担任が頼りないです。娘が授業の後に質問をしたりすると、「忙しいから、自分で調べてくださいね」と言われるそうです。

さらに、運動会の係について質問したときも、「プリントに書いてあったでしょう」と言い返されたとか。公立は先生の転勤があってコロコロ先生が変わるし、当たり外れがあります』(3年生女の子ママ)

小学校で採用されている学級担任制は、担任の裁量によって柔軟な教育ができる一方、担任の指導力やる気次第で大きな差が出てしまうことになります。

特に近年、小学校では問題が起きないように、これまでなかったようなさまざまなルール作りがされており、これらの周知のためにプリント作りなどが必要になるため、教師の負担も増加傾向にあると言えるでしょう。

このことから、教師に対して教育面で過度な期待はできないと言えるかもしれません。

学校組織としても、教師経験しかない人たちだけで運営されており、外部との関わりがないままキャリアアップしてくというコースがあることから、子どもたちの個性を伸ばすような教育はなかなか出てきにくいという背景があるのです。

(3)中学受験をする子どもの中には、学校でストレスを発散していじめに発展することもある

『うちの子ではないですが、中学受験をするお子さんが受験をしない同級生の持ち物を隠したりしていじめているという話を子どもから聞きました。勉強のストレスを学校で悪いことをして発散している子もいるらしいです』(6年生男の子ママ)

(4)素行の悪い子どももいる

『髪の毛が茶色の子やすぐに手が出る子といった、普通の家庭から見るとびっくりするようなお子さんもいらっしゃいます。なるべく、関わらないようにさせています』(4年生女の子ママ)

(5)非常識な保護者も少なくない

『保護者の付き合いは自由で気楽ではありますが、集合時間を守らないなど常識がない保護者の方も少なくありません。給食費を滞納しているご家庭もあるようです』(5年生男の子ママ)

(6)大学受験のプレッシャーが大きい

内部進学できる私立小学校とは違い、高校受験や大学受験の必要がある公立小学校。

年齢が高くなればなるほど、受験に際して「失敗できない」という気持ちが大きくなるもの。

そのため、特に大学受験で難関校を受ける場合、大きなプレッシャーと戦うことになります。

(7)出る杭は打たれるケースが多い

公立小学校では、あまり成績の良さが重視されないことが少なくないようです。

むしろ、成績が良すぎたり個性が強すぎたりするとイジメや妬みの対象になってしまうこともあるそう。

周りから浮かないようにすることが大切という空気があるため、特異な才能がある子どもにとっては、才能を持て余してしまう環境かもしれません。

(8)マニュアルに沿った教育

国に定められた教育マニュアルに沿って授業が進められる公立小学校。

そのため、教育は基本的な教育であって、何かに特化したような教育が受けられるわけではありません。

クラスの中で勉強ができる子とできない子がいた場合、当然、できない子に合わせた指導にならざるをえません。

中学受験を目指すような子どもがいたとしても、それに合わせた対応をすることは困難です。

名門公立小学校の魅力

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東京都では私立志向が高く、高い教育水準を求めて「名門」と名のつく私立小学校を受験させる家庭が多いようです。

しかし、公立小学校にも名門と呼ばれる人気の小学校が存在します。

たとえば、下記のような小学校です。

  • 番町小学校(千代田区)
  • 青南小学校(港区)
  • 白金小学校(港区)
  • 大岡山小学校(目黒区)
  • 桜町小学校(世田谷区)
  • 東山中学校(目黒区) など

これらの小学校には古い歴史があり、著名人や有名人も多く輩出してきています。

学校の周辺環境や教育環境も良く、質の高い教育が受けられると評判です。

そのため、学区を超えて入学させたいという親御さんも多く、人気を集めています。

また、千代田区や文京区、中央区など名門公立小学校のある地区では、公立小学校であっても中学受験をする子どもが多く、中学受験を応援する環境もあると考えられるでしょう。

仮に中学受験を失敗してしまったとしても、公立中学も評判が良いことが多いため、安心して通わせることができるという点も魅力のようです。

越境入学と区域外就学

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越境入学という言葉を聞いたことのある人もいるのではないでしょうか。

これは、学区外に住んでいながら、学区内の親戚などの家に住所を移し、居住していると見せかけることで希望の学校への通学資格を得るというものです。

もちろんこれは不正で、バレてしまえば通学許可が取り消されて転校を余儀なくされるでしょう。

これに対し正式な手続きとして認められているのが、“区域外就学”という制度で、関係する教育委員会のあいだで協議がまとまれば、学区外の学校に就学することが可能になるというもの。

以前は名門公立小学校への入学を目指して、この区域外就学によって通うという子どもも多かったようですが、入学が優先されるのは学区内の子どもであり、難しくなっているのが現状のようです。

そのため、子どもの小学校入学をきっかけに希望する学校の区内に引越しをする家庭も少なくないでしょう。

公立小学校の富裕化

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『住まいサーフィン』の調査によると、家庭の平均年収を調査した結果、23区内の一部の公立小学校では全国平均の2〜3倍の収入がある世帯が集まっていることもあるようです。

いわゆる富裕層と言われる人たちが、子どもを私立ではなく公立小学校に通わせる理由としては、大学入学時点で早慶以上の学校へ行くことを目指しており、超難関と言われる小学校受験で無理をするよりは、中学での早慶受験などを考えているという背景もあると言えるでしょう。

なお、トップとなった“港区立南山小学校”の平均世帯年収は1409万円で、この学区内には高級マンションが多数立ち並んでいるということです。

中学受験の内申書を有名公立小学校から出したいと考える人も多いようで、教育環境の良さも選択の基準になっているでしょう。

まとめ

「私立小学校に通わせるためにかかる費用」や「公立小学校に通わせるためにかかる費用」「私立小学校の選び方」などについてご紹介してきましたが、いかがでしたか?

私立志向の高い東京都ですが、必ずしも私立であればどこでも安心で、公立であればどこも質が悪いというわけではありません。

学校の校風や教育方針にとって千差万別です。そのため、小学校選びの際には、私立や公立という点だけにこだわるのではなく、学校自体の質を見極めることが大切になります。

後悔しないためにも、そのあたりを慎重に見極めるようにしてくださいね。

●追記/パピマミ編集部
●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)、REIKO(SORAくん、UTAくん)



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