症状には個人差アリ! ADHDの子どもの特徴と正しい接し方

ADHDの子どもに見られる3つの特徴

170503adhd04

(1)不注意

・忘れ物が多い
・片付けが苦手
・日常生活の中で決まっているやるべきことができない
宿題を後回しにしがち
・宿題をやり始めても気が散りやすく続けられない
・物をよく失くす
・明日の準備など先を見越した計画・行動ができない
・興味のあることには集中するが、集中しすぎて他のことがおろそかになる
・ぼーっとしていて人の話を聞いていないように見える
・ノートの取り方が雑で字が丁寧に書けない
・勉強でのケアレスミスが多い
・行動がワンテンポ遅れる

(2)多動性

・じっとしていられずに授業中でもウロウロしてしまう
・貧乏ゆすりをするなど座っていても動いていて落ち着かない
・おしゃべりが止まらない
・興奮してすぐにはしゃいだり大声を出したりする
・高いところから飛び降りるなど危険な遊びをするためケガが多い
・本を読むなど静かに遊ぶことが苦手
・落ち着いて行動するようにとよく言われる

(3)衝動性

・相手の話を遮って話したり、先生に質問されていないのに答えたりする
・遊ぶときに順番が待てない
・ちょっかいを出すなど人の邪魔をする
・腹が立つとすぐに殴ったり手が出たりしてしまう
・気になるものがあると考える前にすぐ飛び出す

ADHDの症状の出方の違い

170503adhd05

ADHDの3つの症状は、誰もが同じくらいずつ現れるというものではありません。その子によって強く現れるもの、そうでないものがあるのです。

たとえば、女の子の場合は「不注意」の特徴だけが目立つことが多く、男の子の場合は「多動性」「衝動性」が強く見られることが多いと言います。

特に不注意だけが目立つ女の子は、それ以外の問題行動がないとADHDだと認識されないことも多くあります。こうしたタイプを『不注意優勢型』と言います。

男の子の場合は元気で活動的な反面、衝動的に急に怒り出したり身勝手な行動をしたりすることが多く、こうしたタイプを『多動性ー衝動性優勢型』と言います。

司馬理英子先生は、『不注意優勢型』を漫画『ドラえもん』の登場人物になぞらえ、『のび太型』、『多動性ー衝動性優勢型』を『ジャイアン型』と名付けています。

また、ADHDの子の中には、不注意・衝動性・多動性を併せ持つ『混合型』というタイプも存在します。


→次ページでは、ADHDの子どもに見られる行動と対処法を見ていきましょう。