症状には個人差アリ! ADHDの子どもの特徴と正しい接し方

ADHDの子どもにとってとてもツラいこと

ADHDの子どもにとってすごくツラいことにこんなことがあります。

やりたくないこと、興味がないことをやる

例:興味が無い宿題をやる、やる意味がわからない作文を書く、など。

夢中になっていることを切り上げる

例:夢中になっているゲームやテレビを切り上げてご飯を食べる、外出する、など。

ミスをしないように気をつける

例:忘れ物をしないよう気をつける、電気を消し忘れないよう気をつける、など。

ツラいことをやっているとき、ADHD当事者はこんな気持ち

ADHD当事者がツラいことをあえてやっているときはこんな行動、気持ちです。

自分のやりたくない宿題をやっているとき

頭がぼーっとして眠くてイライラして、その中でもなんとかやる気を出して問題を解く。しかし、1つ問題を解くとどっと疲れて吐き気がする。

また休んでやろうとするが、「そもそもなんでこんなことをしなきゃならないのだ。もう嫌だ」という気持ちになる。

トイレの電気を消し忘れないよう気をつける

トイレの前から最中、そして出るまで、「電気を消し忘れないようにしなくては」と何度も何度も脳内で繰り返す。落ち着かない、プレッシャーに感じる。ツラい。

子どもがとてもツラい気持ちを抱えることに気づかず叱ることで鬱につながる

子どもが実はものすごくツラい気持ちを抱えていることに気がつかず、「こんな簡単なことなのになんでできないの!」と頭ごなしに叱り続けてしまうと、鬱につながるおそれがあります。

ADHDの子どもに親が接するときのポイント3つ

(1)本当に必要なことなのかを改めて考えてみる

親にとっては当たり前だと思っていたことでも、よく考えてみると別にやらなくてもいい、代用できることがあったりします。

例えば、トイレの電気は、センサーで自動的に消えるようにすれば、消し忘れを気にする必要はなくなりますし、ノートを取ることは、教科書に書き込んでいたり、話を聞いて覚えていたりするのであれば、必ずしも必要ではないこともあります。

(2)子どもの特性を理解し、ものや仕組みで対応できないか考える

発達障害の子は、聴覚か視覚のどちらかが優れ、どちらかが苦手という子が多いです。優れているほうの感覚を使った方法で対応しましょう。

また、香り、睡眠、音楽など子どもがリラックスしやすい方法を探してストレスを軽減するのも大事です。

(3)ものや仕組みで対応できなければ、意義を納得するまで伝え、マイペースでやらせてあげる

発達障害の子は、強い納得感を持つことと、自分のやり方でやらせてくれる、というのが特に重要になります。

外出などのために、夢中になっていることを中断する必要があるときは、時間を決めるか、“ある段階になったら中断する”ということを事前に話し合うだけでだいぶ納得感が変わります。


→次ページでは、「ADHD」について一般的にはどう言われているのかを見ていきましょう。