【ママからのご相談】
出産を機に育児休暇を取り、来春から仕事に復帰することになっています。復帰まであと少しと思うと不安で仕方がありません。子どもがかわいく離れたくない気持ちと、私が働かなければ家計が苦しくなってしまう事実との間で迷っています。いっそのこと辞めてしまったほうがいいのかとか、一緒にいたほうが子どものためなのではとか、働かなくてはいけないのにいろいろ考えてしまいます。
不安の元を考えると大抵のことはなんとかできる。
ご相談ありがとうございます。ママライターのマフィーです。
数か月後に職場復帰を控えた時期のなんとも言えない不安感、私も経験があります。モヤモヤと悪い状況を考えてしまったり、なんとなくできるような気がしてきたり。長女出産後から育児休暇があける数か月前まで、同じように考えてはやめ考えてはやめ、をくり返していました。
次女を妊娠後に退職しましたがそれでもなんとか2年間、ワーキングママでした。そんな私の、育休中のなんとなく感じる不安を解消した方法をご紹介します。

育児中の不安を解消するコツ3つ
(1)感じる不安が何なのか、つきとめる
“なんとなく”という不安でも、突き詰めると不安の根源のようなものが見つかります。私の場合は、
・保育園に預けるよりも母親と子どもがいっしょにいる時間が大切なのではないか
・本当に私が働かなければ家計は回らないのか。私の努力不足ではないのか
・子どもがいることで職場にかける迷惑は、許容されるのか
こんなことを考えていました。
ですが私の場合、突き詰めると、「旦那さんの協力が期待できない状態で、仕事と家事と育児の両立ができるのか」という、かなり一般的なことが不安だったんですね。つまりは、「仕事に行って家にいる時間が少ない状況で、家事と育児ができるのか」ということです。
他の不安は全て、言い訳のようなものだったのかもしれません。
(2)不安解消のためにできるだけのことをする
不安の元が分かれば、その対処法は書籍でもインターネットでもあふれています。予防接種や家の整理整頓、病児保育の確保なども多様です。
職場復帰直前になってですが、私の場合は日常消耗品の買いだめと、作りおいたおかずの冷凍、あとは整理整頓です。家を綺麗に片付けてもそのうち雑多になりますし、買いだめておいた洗剤もそのうちなくなります。冷凍おかずなんて一週間もてばいいほうです。
意味があったのかと聞かれると、素直にうなずくことはできません。ですが、やれるだけのことはやったということで、いい意味で開き直ることができました。
(3)経験者に話を聞いてもらう
ポイントは、友人やお母さまや旦那さんではない、第三者に話を聞いてもらうことです。私の場合は、不安になるとよく、市の保健婦さんに話を聞いてもらいに行きました。保健婦さんはワーキングマザーの方が多くいらっしゃいます。
こんな言い方は語弊があるかもしれませんが、親身になりすぎることもなく意見を押し付けることもなく、“なんとかなる”の言葉と“なんとかなった結果”の目の前の女性の姿を見て、気持ちが楽になったのを覚えています。もし身近な方にしか相談していないのであれば、ぜひ他の方にも話を聞いてもらってみてください。
不思議なもので、いろいろ考えすぎて眠れないことさえあった私も、復帰2週間前くらいになると、なんとなく覚悟ができてきました。腹をくくる、というイメージかもしれません。
悩んでいても悩んでいなくても時間は同じように過ぎていきますし、何があっても大抵のことはなんとかなります。
ご相談様の残りの育休期間が、楽しい時間になることをお祈りしております。
【参考リンク】
・あなたも取れる! 産休&育休 | 厚生労働省(PDF)
【関連コラム】
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●ライター/マフィー(ママライター)
●モデル/貴子(優くん、綾ちゃん)