タバコは害だらけ? 喫煙がもたらすデメリットと意外なメリット
2014年5月27日 | よみものタバコは害だらけ? 喫煙がもたらすデメリットと意外なメリット

タバコが誘発する主な病気11個

タバコを吸うことが体に悪いことは一般的に常識となっていますが、具体的にどのような病気のリスクがあるのでしょうか。
ここでは、タバコが誘発する主な病気についてご紹介いたします。
(1)がん
タバコと聞けばすぐに連想するのが“がん”ですよね。
実際、喫煙にはさまざまな“がん”との関わりがあると言われています。
タバコの煙には大量の発がん性物質が含まれることは上記でも触れました。
さらにがんを抑制する遺伝子まで破壊することが分かっています。
また、タバコと強い結びつきがある“咽頭がん”は、非喫煙者に比べて約30倍も発症するリスクが高くなります。
他にもタバコが誘発するがんの種類には、
・肺がん
・口腔がん
・食道がん
・胃がん
・乳がん
・子宮がん
などがあり、婦人系のがんとも強く結びついていることが分かります。
(2)心筋梗塞
心筋梗塞とは、心臓の筋肉と連動している冠動脈と呼ばれる血管が詰まってしまい、心臓の筋肉が十分に働けなくなることです。
最悪の場合、心臓が止まってしまうこともあります。
タバコに含まれる成分には、血管を細くする作用を持つものがあります。
そのため、非喫煙者に比べて約3倍以上もの発症リスクがあるとされているのです。
(3)気管支ぜんそく
タバコを吸うと、気道を強く刺激するため、炎症を引き起こしやすくなります。
そのため、気管支を悪くして喘息を誘発する恐れがあります。
ちなみに、喘息で死亡した喫煙者の患者さんは、非喫煙者の人に比べて約2倍も高かったというデータもあるようです。
(4)2型糖尿病
タバコと糖尿病の関係性については、以前から問題視されていたようです。
厚生労働省の見解によると、喫煙者が2型糖尿病にかかる確率は、非喫煙者と比べて1.4倍も高いそうです。
タバコは血糖値を上げる効果を持っているほか、インスリンの働きを阻害する効果も持っているため、糖尿病リスクが高まるのだとか。
(5)慢性閉塞性肺疾患(COPD)

発症する人の90%が喫煙者であることから、別名“たばこ病”とも呼ばれています。
『慢性気管支炎』と『肺気腫』の総称でCOPDと略されます。
タバコの有害物質によって気管支が炎症を起こし、呼吸機能が低下してしまう病気です。
症状としては、
・息苦しい
・運動が続かない
・せきやタンが多く出る
・風邪がなかなか治らない
などがあります。将来的には世界の死亡要因の大多数を占めるとも言われています。
→次ページでも、引き続きタバコが誘発する主な病気を見ていきましょう。