筋トレをした後に発熱する原因と風邪で筋肉痛が起こるメカニズム

こんにちは。ライターの佐藤俊治です。

筋肉を付けてたくましい体を手に入れたいと思う人は多いでしょうが、筋トレのやり過ぎはかえって体を痛める結果になります。 筋肉の働きをよく知ってからトレーニングしたいものですね。

また、筋トレ後に急な発熱に襲われたという人もいるはすです。

今回は、筋トレと発熱、体調と筋肉痛などの関係についてご紹介いたします。

筋トレをすると発熱するメカニズム

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普段使っていない筋力を使うと、翌日痛みが走る場合があります。いわゆる、筋肉痛と呼ばれている現象です。

この現象は、体に対し筋肉をつけようとする際に発生するもので、数日後には収まります。 その過程で、体が筋力を付けようとすると熱を持つのです。

この熱が新陳代謝を高めるわけですが、やり過ぎると全身の体温が上がり、平均体温が上がってしまいます。 従って、筋力トレーニングのやり過ぎで発熱してしまうのは、ある種当然のことなのです。

よくマッチョな人は冬でも寒くないという話を聞きますよね。

これもそのひとつですね。 人間には、動いていなくてもエネルギーを消費する“基礎代謝”というものがありますが、これはエネルギーが消えていくわけではなく、熱エネルギーへと変換されているのです。

この基礎代謝は筋肉をつけるほど高くなるため、筋肉量の多い人は体が温かくなりやすいのです。男性と女性の体温の差も、筋肉量によるところが大きいでしょう。

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筋力を有効に付けるには休息が重要

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かつてのスポーツ部では、「根性、根性」でとにかく量をこなせと教えられてきました。

しかし、現在は研究が進み、有効的かつ効率的に筋力アップするためには、限界寸前までの筋力トレーニングとしっかりとした休息が重要と考えられています。

『超回復』という言葉をご存じでしょうか。 筋力トレーニングの後に48時間程度休息を取り、またトレーニングをするというルーティンを行うことで、筋力が効率的にアップすると考えられているのです。

つまり筋力トレーニングは、一時的に筋肉をいじめることなのです。そして休むことで初めて筋力がアップするということになります。 発熱があるうちはトレーニングを控え休んでみてください。

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筋トレ後に発熱しやすい人の特徴

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発熱は、体調に異変が起きていることを知らせるアラームでもあります。風邪をひかなくても、疲労がたまることで発熱することもありますよね。

一般的には、軽い運動や筋肉痛程度では、発熱することはないと考えられています。 しかし、普段からまったく体を動かすことがなく運動習慣がない人の場合、体を動かすことが想像以上に負担となることがあるのです。

これが間接的な影響を及ぼし、発熱や頭痛といった結果を引き起こすことは考えられるでしょう。 そのため、普段の生活と負荷が大きくなる人ほど発熱が起こりやすいと言えるようです。

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筋トレ後の発熱への対処法

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筋トレ後は、一時的に免疫力が下がることがあるため、この状態で菌やウイルスが体内に入ってしまうと、体調を崩したり発熱したりすることがあるでしょう。

そのため、筋トレ後には免疫力をあげるため、ビタミンCの摂取をするのがおすすめです。スポーツ選手などでも、休憩時間や練習後にビタミンCを摂取することがあると思います。 酸味のある飲み物には、疲れを取るという効果以外もあったわけです。

また、『グルタミン』も免疫力を高めるための補助として効果的な栄養素。からだの免疫機能を高めるエネルギー源になると言われています。

このグルタミンは体内で作ることができる成分ですが、激しい筋トレをすると消費が激しくなって生産量を上回ってしまうことから、免疫力低下につながるのです。

この補給が十分でないと、白血球の機能が低下し、ウイルスに対する力も弱くなってしまうでしょう。 なお、ビタミンCは水溶性で、大量に摂取しても体外に排出されてしまうため、こまめに摂取するほうが望ましいと言われています。

トレーニング後によく発熱するという場合には、そもそもトレーニングの負荷自体を見直す必要があると言えるかもしれません。

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体の不調が引き起こす筋肉痛や関節痛

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筋トレ後に風邪を引くのとは違い、何のトレーニングもしていないのに、“風邪をひいたときに筋肉痛が発生する”という経験をしたことのある人はいませんか?

実は、筋トレ後の筋肉痛はそのメカニズムがはっきりとは解明されていません。 筋肉を一度破壊し、それが回復する際に痛みが伴うという説などがありますが、はっきりしたことはわかっていないのです。

しかし、“風邪などのウイルスが原因で筋肉痛が起こる”ということははっきりと解明されているようです。 それは、侵入したウイルスを死滅させるために、体内の免疫機能が働くため

体温を高い状態に保つことでウイルスの働きを弱め、反対に免疫細胞の働きを高めることができるのです。

また、免疫機能が働く際、脳がさまざまな指令を体に出していますが、そのとき『サイトカイン』という物質が作られます。

これはウイルスとの戦いが始まったことを伝える働きがありますが、そのとき『プロスタグランジンE2』を作り出し、これが筋肉に痛みを引き起こすと言われているのです。

熱の発生には筋肉を震えさせることが必要なため、この震えが原因となり筋肉痛や関節痛が発生することになります。

熱が下がれば自然と痛みもなくなるため、過度に心配する必要はありません。痛みを取り除くことよりも、その元となっている風邪のなどの治療に専念するのが先決です。

ただし、インフルエンザの場合は、全身に強い関節痛が現れることがあるため、その場合には解熱鎮痛剤などを使用することも考えていいでしょう。

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風邪が筋肉痛を引き起こすウイルス4つ

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以下では、筋肉痛を引き起こす原因となるウイルスを紹介します。

(1)インフルエンザウイルス

高熱と強い倦怠感が特徴のインフルエンザ。一度はかかったことのあるという人がほとんどでしょう。

全身の症状が早期に現れるため、インフルエンザが流行する時期に風邪を引き、筋肉痛の症状を感じたらすぐに病院へ行くようにしましょう。

(2)ライノウイルス

このウイルスは鼻風邪を引き起こすウイルスと言われているようで、100種類以上の血清型があることからワクチンの開発は困難とされています。

大人になってからの風邪は、そのおよそ半数がこのウイルスが原因と言われているようです。 なお、この「ライノ」という言葉は「鼻」を意味し、鼻や喉などの炎症を引き起こしますが、熱はあまり高くならないという特徴があります。

(3)エンテロウイルス

エンテロウイルスはおもに腸管内で繁殖し、感染しても症状が現れないことも多いウイルスです。 子どもが感染するとヘルパンギーナや手足口病などを発症するため注意が必要でしょう。

さらに、新生児が感染すると無菌性髄膜炎を引き起こすことがあり、死亡することもあるようです。 重度になると命に関わる症状が現れることもあるウイルスです。

(4)アデノウイルス

これはライノウイルスと同じように、風邪の症状が現れる主要なウイルスで、咽頭結膜熱を発生させます。 子どもに多く見られるプール熱などの原因でもあると言われています。

高熱が長期間下がらないこともあり、大人も感染するおそれがあるため注意が必要です。 感染を防ぐためにはハイターなどの次亜塩素酸を使うのがいいとされています。

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風邪が治ってから筋トレを再開するタイミング

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体調を崩してしまうとトレーニングができなくなり、心配になってしまうこともありますよね。 しかし、回復した後すぐ無理にトレーニングを再開してしまうと、また風邪を再発させてしまうこともあります。

トレーニング再開の目安は、“熱が平熱に戻ってから数日たったあと”と言われているようです。

もちろん、若くて体力のある人と高齢者や体の弱い人などではこの日数も差が出てきますが、まずは自分の体をしっかりと見つめ、決して無理をしないようにしましょう。

筋トレを行う場合には、休息する直前に行っていたメニューから少し落とした負荷で行うようにしてください。 少しでも体に異変を感じたら、さらに休息期間を延ばした方が望ましいと言えます。

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まとめ

部活動などで日々トレーニングに励む人は、数日の休息でも「遅れをとってしまうのでは」と心配になってしまうはず。

しかし、無理な運動は決して良い結果を生みません。

普段から自分の体をよく観察するクセをつけ、特にハードなトレーニング後には風邪をひきやすい状態になっているため、しっかりとケアするようにしましょう。

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ライター紹介

佐藤俊治

佐藤俊治

2011年からライターを始め、年間1万記事以上を投稿中。アルコール依存症の身内を抱え、奮闘した経験も持つ。ギャグから真面目なネタまで手広い文章を書きます。

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