男女別に解説! 思春期の子どもの特徴と心を開かせる接し方

(2)話をさえぎる

子どもが話している途中で、「あー、それはこうすればいいのに」「なんでそんなことしたのよ」などとさえぎってしまうことが続くと、子どもが自分から話すことが減っていきます。

会話はキャッチボールと同じです。自分が投げた球はキャッチしてもらえず、相手からは全く関係ない新しい球がどんどん投げられて来る……。

こんなキャッチボールでは全然楽しくないですよね。自分が投げた球をしっかりキャッチしてくれて、それを相手が投げ返してくれてこそ、楽しくキャッチボールを続けることができます。

会話も同じで、相手が、自分の言ったことをしっかり受け止めてくれ、それを優しく返してくれると、その心地よさから会話を続けたくなります。

話をさえぎることが続くと、子どもの中で、「どうせ言っても聞いてもらえないからいいや」という、ちゃんと受け止めてもらえないことへの“諦め”の気持ちが芽生えます。そうなってから、また信頼を取り戻して話し合える関係を築くのは大変です。

子どもが話してくれている内に、子どもの言葉と思いをしっかり「受け止める(キャッチする)」ということを意識しましょう。

(3)親の価値観を押し付ける

子どもよりも親の方が人生経験が豊富とはいえ、どんなときも親が絶対に正しいとは限りません

そもそも、絶対的な“正しさ”とは何か……を考えると、国や環境によって180度変わってしまう、その“正しさ”という概念すらも幻想かもしれないのです。

子どもの気持ちを無視して一方的に親の価値観を押し付けることは、「あなたも私と同じ判断基準を持ち、同じものを大事だと思い、正しいと思いなさい」というメッセージを送っているのと同じです。

それでは、子どもの自立心までも奪ってしまいます

子どもはどんな意味を感じて、その行動をし、その発言をしたのか。まずはそこをしっかり聞いてあげてから、親も、自分はそれをどう感じ、どう思うのかを伝えるようにすることで、一方的なものではない“話し合いの場”ができるのだと思います。

(4)見下した言い方をする

(1)で書いたように、中学時代は“プライド”と“自意識”が高いときです。「こんなことで悩んでると思われたら恥ずかしい」という気持ちから、本当はすごく悩んでいるのにわざと軽い口調で言ってくることがあります

それに気付かず、「なにそんなこと言ってるの?」などと見下したような言い方をしてしまうと、自分だけが大げさに捉えているような気がして、もうそのことについては話せなくなってしまいます。

どんなことでも、本当の気持ちや痛みは本人にしかわかりません。

大人から見たら大したことがないように思えても、本人にとっては、とても大きい問題かもしれません

「悩んでいると思われたら恥ずかしい」という気持ちを理解して、こちらも重くならないようにしながらも、子どもの気持ちに寄り添って話を聞くようにしましょう。


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