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【父と私の26年間】最終話:私の心を救ってくれた一本の電話

【父と私の26年間】最終話:私の心を救ってくれた一本の電話

こんにちは、スガカズと申します。

10年前に別れた父との思い出を振り返っています。

今回が最終回になります。 どうぞよろしくおねがいします。

前を向くきっかけになった一本の電話

私が向かった場所は、銀行でした。

話は少しさかのぼりますが、簡単に経緯を説明させていただきます。

相手は地元の教育ローンの会社でした。 話によると父は昔、私の進学目的で融資を受けていたようでした。

しかし契約者(父)が亡くなってしまいました。

そのため残債の返済義務が娘である私に発生するというのです。

最初は騙されているのかと半信半疑でしたが、融資を受けた時期や金額が一致したので本当の話だと理解しました。

父と別れたことを受け入れられない中かかってきた電話。

「教育ローンの残債を娘さんご本人が払ってくれませんか」というお話は、私にとって「父に恩を返す」ための大きな役割となりました。

世の中にはもっと 大変な思いをして奨学金を返済している方がいます。

それに今回の支払いは私の進学のために借りたお金なので、当たり前のことです。

そのため恩返しとは意味が少し違うでしょう。

ですが、父が私にしてくれたことに感謝し、私自身でそれを終わらせることに意味がありました。

今まで育ててくれたことに感謝しながら毎日を送ることは、前を向いて歩くきっかけになりました。

そして現在……

長男は、10年経った今も父との思い出話をします。

それを聞いた次男は「じぃじに会いたい」と口にします。

そして4歳の長女と3歳の三男は、父の写真に手を合わせて「じぃじ、だいすき」と言います。

年月が経っても、忘れることはなく私たちの心に残っています。

親からもらった命を大切に、これからも子育てしていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

●ライター/スガカズ

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