妊婦さんでも安心!妊娠中のインフルエンザ予防接種の注意点
2019年10月29日 | よみもの妊婦さんでも安心!妊娠中のインフルエンザ予防接種の注意点

冬に差し掛かり、インフルエンザの季節になりました。会社などの団体ではインフルエンザ予防接種の時期でもありますね。
そしてインフルエンザには、毎年流行する「季節性インフルエンザ」と、ここ数年で世界的に流行し始めた「新型インフルエンザ」が存在することはご存知でしょうか。
新型インフルエンザとは
この「新型インフルエンザ」は新しいタイプのインフルエンザのため、ほとんどの人がウイルスに対する免疫を持っておらず、毎年訪れる「季節性インフルエンザ」よりも感染力が非常に強いものとなっています。感染者が広がりやすいため、流行規模は非常に大きくなると言われています。
感染してしまうと、ウイルスに抵抗する免疫力がないため、8割以上の人が38度以上の発熱を起こし、せき・鼻水・のどの痛みなど重症化することがあり、肺炎を併発するリスクも伴う危険な病気なのです。
妊娠中のインフルエンザ事情
妊娠中にインフルエンザにかかってしまうと
妊娠中にインフルエンザにかかってしまうと、使用出来る薬が限られるため、赤ちゃんの総合失調症などのリスクも高くなり、お腹の赤ちゃんへの影響も懸念されます。
またお母さん(母体)自身も、肺炎などの重症化・合併症を引き起こす可能性が高くなると言われています。
ベルタカフェ編集部では、2名の妊婦さん(妊娠4ヶ月・妊娠5ヶ月)が働いています。その2名共に「妊婦はインフルエンザの予防接種を打つべき」という事実を知らなかったことがわかりました。「妊婦がインフルエンザの予防接種を打つのは危険!」と思っていたわけです。そのうち1名は、2人目の子供にも関わらず。
みなさんもそう思っていませんか?
妊娠中のインフルエンザ予防接種
妊娠中の妊婦さんがインフルエンザの予防接種を受けて、流産や先天性異常の副作用が出たなどの報告は今まで一度もないと厚生労働科学研究が発表しています。更に妊娠中の人はワクチンの積極的な摂取が勧められているというのが事実です。
インフルエンザのワクチンは、死んだウィルスを使用している不活性ワクチンの為に毒性はなく、赤ちゃんに影響を及ぼすことはありません。
また気になるのは、保存剤や防腐剤に含まれている”水銀”と言われていますが、これは日本人の1日摂取量の半分にすぎず、インフルエンザの保存剤や防腐剤に含まれる”水銀”がお母さん(母体)や赤ちゃん(胎児)に影響を及ぼすことはないとされています。ただし病院によっては、接種してくれない病院もありますので、事前に電話で確認してから接種してくださいね。
ベルタカフェ編集部としては、産婦人科で接種することをオススメしています!
妊娠中にインフルエンザ予防接種を受ける時期は?
医師の判断によりますが、妊娠中のすべての時期でワクチンを摂取することが可能です。
結論からいうといつでも大丈夫、めでたく妊娠がわかった段階で、できるだけ早く摂取することがオススメです!
抵抗がある妊婦さんもいらっしゃるかもしれませんが、妊娠中のインフルエンザ予防接種に対するリスクよりも、インフルエンザにかかってしまい体力低下が原因の胎児への影響のリスクのほうが高いです。またお母さんが予防接種を受けることでお腹の中の赤ちゃんにも免疫ができるのです。
赤ちゃんを守れるのはお母さんだけ!
妊婦さんもインフルエンザの予防接種を接種できる時代の今だからこそ、そして妊婦さんこそ、積極的にインフルエンザの予防接種は打ちましょう!
そしてあなたの周りにいる妊婦さんにも是非、教えてあげてください。
「妊娠中だからこそインフルエンザの予防接種は受けようね」と。
【参考:厚生労働省ホームページ】
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou04/inful_ninpu.html
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