妊娠したかも!?妊娠超初期に見られる症状9つ
2019年10月28日 | よみもの妊娠したかも!?妊娠超初期に見られる症状9つ

妊娠経験のある女性にどうやって妊娠を知ったかを尋ねると、妊娠検査薬を試す前に「もしかしたら…」と感づいたという人が意外と多いことがわかります。一体、どんな変化を感じて妊娠を感知したのでしょうか。
「妊娠超初期」の気になる身体の変化をみていきましょう。
妊娠超初期っていつのこと?
「妊娠超初期」とは正式な医療用語ではないため、この時期が妊娠超初期だという明確な定義があるわけではありません。
着床が始まる頃、尿中のhCGというホルモン(ヒト絨毛性ゴナドトロピン)が増加しますが、妊娠検査薬はこのhCGの有無を調べることで妊娠したかどうかを判定します。hCGが尿中で検出されるようになるのは、生理予定日を7〜10日過ぎたころ。検査薬を使えるようになる前のこの時期を指して、妊娠超初期と呼ぶことが多いです。
妊娠日数はどうやって数えるの?
妊娠週数は、最終月経が始まった日を「妊娠0週0日」とカウントします。そのため、妊娠0週0日は当然、妊娠していません。
妊娠2週目に排卵があり、卵管膨大部に移動した卵子は、熾烈な競争を勝ち抜いた精子と出会い受精。受精卵は細胞分裂を繰り返しながら、それから7〜10日ほどかけて子宮へ到着し、子宮内膜に潜り込んで着床します。
つまり、実際に赤ちゃんが宿るのは妊娠週数でいうと4週目頃のこと。妊娠検査薬で陽性反応が出る頃は、妊娠週数ではもう既に妊娠5週目なんですね。
妊娠超初期にみられる妊娠兆候とは?
妊娠超初期には、生理前に似た症状が出ることが多いようです。似た症状があったら、妊娠の可能性があります。順番に見ていきましょう。
1. 胸が張ったり、乳首が敏感になる
乳房が張って痛みが出てきたり、乳首がいつもより敏感になり、下着に擦れてチクチクしたりする人もいるようです。
2. 生理予定日前に微量の出血
これは「着床出血」と呼ばれるもので、受精卵が子宮に到達して着床することで生じるものです。着床出血は、ピンクや茶色、生理時のような真っ赤なものまで、個人差があります。もっとも、おりもの程度の人もいれば、生理と同じぐらいの出血量がある人もいるので、稀に生理と勘ちがいし妊娠に気づかない場合もあるので注意。4日以上続く場合は不正出血の可能性もあります。産婦人科を受診しましょう。
3. おりものが変化する
着床すると、胎児を細菌から守るためにおりものの量が増え、膣内が酸性に近づきます。妊娠前のおりものはうっすら白い色や透明な人が多いですが、妊娠すると全体的に色が濃くなり、白からクリーム色になり、形状もサラサラとしたものに変わります。なかには茶色っぽくなったという人がいますが、これは着床出血が酸化したためなので心配いりません。ただし、ピンクや赤い色のおりものが出る場合は、鮮血が混じっている可能性があるため、産婦人科を受診してください。
4. 下痢、便秘、頻尿になる
妊娠によって胃腸の環境が変化し、安定期頃までこれらの症状が続く人もいます。脱水にならないように注意しましょう。
5. 腰痛や下腹部痛がある
子宮の周りにチクチクした痛みや、キュッと引っ張られるような痛みが出ることがあります。生理前にも同様の痛みが出る人が多いため、妊娠初期症状と気づかないことも多いようです。
6. 頭痛がひどい
妊娠すると増えるプロゲステロンという女性ホルモンには血管拡張作用があるため、血管が広がることで偏頭痛が起こりやすくなります。
7. 生理前のようなダルさと眠気
風邪の初期症状や生理前のダルさに似ているため、風邪と勘違いしてしまう人も多いようです。いつも以上に身体が重く、眠気やダルさを感じるようならば、妊娠している可能性を考えましょう。
8. 歯痛がある
虫歯ではないのに、歯や歯茎が痛むといった経験をされる人がいます。これは「妊娠性歯痛」と言われます。ホルモンバランスが大きく変化して、神経が過敏になることで痛みが生じます。
9. イライラする
妊娠初期に急激に増え大量に分泌されるプロゲステロンは、自律神経に働きかけるため、気持ちが不安定になり、イライラする人が増えるようです。
まとめ
いかがでしたか? 妊娠超初期には、ほかにもさまざまな症状があらわれますが、そのどれもが風邪の引き始めの症状や生理前の症状に似ているため、妊娠に気づかず普段どおり過ごしてしまうリスクもあります。
妊活を始めたら、いつでも妊娠する可能性があると考えて、飲酒やタバコ、服薬には特に気をつけるようにしましょうね。
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