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出産直後に気分が沈む「マタニティーブルー」。原因と上手な乗り越えかた

出産直後に気分が沈む「マタニティーブルー」。原因と上手な乗り越えかた

待ちに待った赤ちゃんの誕生。新しい家族を迎えての生活は夢も希望もいっぱいで、「さあ、これから子育て頑張るぞ!」と、ママになった喜びに溢れていますよね。

 

それなのに、この時期、突然涙があふれたり、気分が沈んだりと、コントロールできない感情が湧いてきて戸惑うことがあります。でもそれは「マタニティーブルー」といって、出産直後のママには誰にでも起こりうることなんです。

 

慣れない育児で不安や疲労も募るとき。さらなる不安を溜め込まないためにも、マタニティーブルーについて知っておきましょう。

 

 

産後の情緒不安定はホルモンバランスの乱れが原因

赤ちゃんの誕生で嬉しさいっぱいのはずなのに、なぜか悲しい気持ちになるなど、産後まもなくして情緒が不安定になることがあります。これは「マタニティ―ブルー」といって、ホルモンバランスの乱れがもたらす現象。

 

妊娠中はおなかの赤ちゃんを育てるために胎盤でさまざまなホルモンが作られますが、出産で胎盤が排出されると、体内のホルモンが急激に減少してホルモンバランスが激変し、自律神経に影響してしまいます。

 

そこへ慣れない育児への不安や疲労、寝不足などがストレスとなって重なり、不安感や抑うつ気分、不眠などを招いてしまうのです。

 

おおよそ2週間ほどで正常なホルモンバランスに戻るので、そのころにはマタニティーブルーも落ち着いてきます。

 

 

ムリをすると育児ノイローゼや産後うつになることも

ムリをすると育児ノイローゼや産後うつになることも

マタニティーブルーの症状は、

 

  • 突然悲しい気分になる
  • 訳もなくイライラする
  • 押しつぶされそうな不安で眠れない

 

などネガティブなもの。ときには「赤ちゃんに何か病気があるのかも」「ママとして自信が持てない」といった育児にまつわる不安を感じることもあります。

 

赤ちゃんが泣き止まない、母乳の出があまり良くない、家事が思うようにできないなど、赤ちゃんのいる生活はわからないことや思い通りにいかないことの連続。ただでさえ不安なのに、ホルモンバランスが乱れてしまうことでいっそう不安が募ってしまうのは当然です。

 

「しっかりしなきゃ」「ちゃんとやらなくちゃ」などムリをしてしまうと育児ノイローゼや産後うつへと移行してしまうこともあるので、「マタニティーブルーは生理的なこと」と受け止め、まずは穏やかに過ごせる生活を心がけましょう。

 

1か月を過ぎても気分が戻らなかったり、悪化していたりするようであれば産後うつになっている可能性もあるので、早めに受診してくださいね。

 

 

マタニティーブルーを悪化させないために

マタニティーブルーは誰にでも起こることだと頭ではわかっても、それで気持ちがぱっと晴れるわけではありませんよね。そこで、マタニティーブルーを乗り越えるおすすめの方法をご紹介します。

 

「赤ちゃんだって泣きたいときもある」と受け止める

「赤ちゃんだって泣きたいときもある」と受け止める

ミルクをあげておむつを替えても、一向に泣き止まない赤ちゃん。「どこか痛いのかな?」などと心配にもなりますし、わかってあげられない自分を責めてしまうママもいるでしょう。でも、感覚も感情も未発達の赤ちゃんは、すべての表現に明確な理由があるとは限りません。ひととおりお世話をしても泣き止まないようであれば、気持ちが落ち着くように抱っこやトントンをして様子をみてみましょう。

 

赤ちゃんはママの感情を敏感に感じ取るともいわれているので、まずはママ自身が気持ちを落ち着かせ、「大丈夫だよ」など優しい口調で声をかけてあげると、安心して泣き止むかもしれませんよ。

 

母乳の出が悪いときは粉ミルクに頼る

母乳の出が悪いときは粉ミルクに頼る

母乳だけで子育てをしたいと思うママも多いでしょう。しかし、すべてのママが十分に母乳が出るとは限りません。とくにはじめての出産では、出が悪いこともしばしば。また、赤ちゃん自身がまだ上手に飲めないということもあります。

 

マタニティーブルーのときは「母親失格」などと自分を責めてしまいがちですが、母乳の出で母親らしさが決まるわけではありません。母乳が足りない焦りから、余計に出が悪くなってしまうこともあります。まずは赤ちゃんのお腹を満たしてあげることだけを考え、粉ミルクなども上手に利用して、授乳がストレスにならないようにしましょう。

 

夫や親、友人など、周囲の人に頼る

夫や親、友人など、周囲の人に頼る

ママとして子育てに一生懸命になるのはいいことですが、すべてひとりで、完ぺきにこなす必要はありません。

 

24時間お世話をしていれば当然疲れますし、数時間おきの授乳で睡眠不足になるのも当たり前。ママはスーパーマンではないので、適度に休まなければ体を壊してしまいます。休日は夫に任せてゆっくり寝る、自分や夫の親に家事を手伝ってもらうなど、ひとりで抱え込まず、周囲に協力してもらいましょう。

 

マタニティーブルーについて知ってもらい、ありのまま受け入れてもらうことも大切です。また、気兼ねなく話せる友人などに話を聞いてもらうのも落ち着きますよ。

 

ママになった責任感から手助けしてもらうことに罪悪感を抱くこともあるかもしれませんが、大勢の手がかかることは、赤ちゃんがそれだけたくさんの愛情を感じられるということ。愛される子に育つよう、周囲の人にどんどん関わってもらいましょう

 

 

最後に

“ママ”としての年齢は、赤ちゃんの齢の数と同じです。つまり、産まれたばかりの赤ちゃんのママは、ママ年齢0歳0か月。わからないことや上手くできないことがあって当たり前です。さらに、マタニティーブルーで気分が沈むのは、ホルモンバランスのせいだから仕方がないこと。何度出産を経験したベテランママだって通る道です。

 

気分が浮かないあいだは出産を終えた自分の体をいたわる期間だと思って、周囲の手を借りながらムリせずに過ごしてくださいね。

 

 

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