妊娠中にお腹が張るってどんな感じ?お腹の張りの原因やリスクなど
2019年9月19日 | よみもの妊娠中にお腹が張るってどんな感じ?お腹の張りの原因やリスクなど

妊娠中期~後期にかけてお腹が大きくなるとともに感じるお腹の張り。初めての妊娠であれば、お腹が張るってどんな感じ?と疑問に感じるかもしれませんね。
今回は、お腹の張りがどういったもので、どんな時に張りを感じやすいか、そもそもなぜお腹が張るのかなどを解説します。
お腹が張ることは決して珍しいことではありませんが、注意が必要な場合もあるのでぜひ参考にしてください。
妊娠によるお腹の張りとは?
お腹の張りの感じ方
お腹が張るとは一般的に、「お腹の内部がきゅーっと締め付けられる」ような感覚です。
妊娠中期、後期でお腹がある程度大きくなっていれば、お腹を外側から触るとカチコチに固くなっている場合もあります。
多少痛みをともなう場合もあるようですが、激痛ではないため、便秘や下痢のときの腹痛とはまったく異なります。
妊娠初期であればまだお腹の張りを感じることも少なく、どういうものかイメージできないママも多いかもしれません。とはいえ、実際に経験すれば、「あ! これがお腹の張りが」とすぐに実感できるようです。
いつ張りやすいか
お腹の張りを一番感じやすいのは妊娠28週以降の後期です。
この頃はママも赤ちゃんもお産に向けて急ピッチで準備をしているところなので、ほとんどの妊婦さんが張りを感じます。また、1日のうちに感じる頻度もかなり多くなります。
一方で、妊娠初期や中期は一般的にはあまりお腹が張ることのない時期です。
ですが、長い時間歩いたり、ちょっとした運動を行うことでお腹の張りを感じることもあります。また、下腹部に生じる違和感や痛みをお腹の張りと勘違いするケースもあります。
お腹が張る原因
子宮の疲労による子宮収縮
お腹が張る原因としてもっとも一般的なのが疲労による子宮収縮です。
これは、立ち仕事やウォーキング、適度な運動などママが身体を動かしたときに起こるもので、医師のアドバイスに沿う必要はありますが、安定期~後期に入ると妊婦さんは積極的に体を動かすよう指導されますので、この場合のお腹の張りは心配ありません。
ブラクストン・ヒックス収縮
ブラクストン・ヒックス収縮も子宮収縮の1つです。
聞き慣れない専門用語ですが、妊娠したことで、ママの動きや子宮の疲労とは関係なく起こる生理現象です。体が出産の準備をしている証ですので、心配はいりません。
皮膚や靭帯の突っ張り
妊娠週数が進むと子宮や胎児はみるみる大きくなっていきます。
それにともない、お腹の皮膚や子宮を支える靭帯が突っ張ることで、お腹が張っていると感じることがあります。実際にお腹が張っているわけではありませんが、よく似ているので間違えやすい感覚です。
前駆陣痛
お腹が張っているのと陣痛の違いはすぐわかる? と不安になるママもいるかもしれませんが、2つは大きく異なるのですぐにわかります。陣痛の場合、今まで経験したことのない痛みであることが多いからです。
ただし、前駆陣痛という出産前に起こる不安定な痛みについては、お腹の張りと間違うことがよくあります。
陣痛の場合、今まで経験したことのない痛みであることが多いからです。
出産を間近に控えていて、不規則的にお腹の強い張りを感じる場合は前駆陣痛の可能性があります。
こんな張りには要注意
お腹の張りはたいてい大きな問題はありませんが、なかには危険なものもあります。以下にあてはまる場合は、早めに病院を受診しましょう。
30分以上休んでも張りがおさまらない
通常は安静にしているとお腹の張りはおさまります。 ところが、安静にしていてもおさまらない場合は何らかのトラブルがある可能性や、37週以降の正産期に入っている場合は陣痛がはじまっている可能性もあります。
出血がある
出血は出産間近の兆候であるおしるしの場合もありますが、破水や前置胎盤など危険がともなう場合もあります。おしるしはジャム状なので、鮮血の場合は注意が必要です。
まとめ
お腹が張る感覚は何度経験しても不安を覚えるママが大半です。特に安定期に入る前や出産が近づいているママにとっては何が原因でお腹が張るのかわからず、心配になりますよね。
また、何度も張りを感じていると次第に慣れてしまい、いつもと違う感覚でも我慢してしまいがちです。
夜間や休日などは病院へ連絡しづらいかもしれませんが、自己判断は禁物です。万が一のことを想定し、早めに病院を受診するよう心がけましょう。
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