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出産前に知っておきたい!授乳の基礎知識、意外に多い母乳トラブルも

出産前に知っておきたい!授乳の基礎知識、意外に多い母乳トラブルも

およそ40週間の妊婦生活を終え無事出産が終われば、育児生活が待っています。その中でママと赤ちゃんにとって欠かせないのが授乳。

 

出産前までは「母乳をあげるのって幸せそう」「子供が生まれたら自然に母乳が出るんだよね」と漠然としたイメージを持っているものですが、実際は想像以上に大変な作業です。

 

今回は出産前に知っておきたい授乳や母乳の基礎知識をご紹介します。授乳のしかたや姿勢、一連の流れ、意外に多いおっぱいトラブルなどこれから出産を迎える新米ママ向けなので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

 

授乳の基礎知識

授乳のやり方、一連の流れ

まずは授乳のやり方からです。

(1)ママの手と乳首を清潔にする

濡れタオルやアルコールを含まない洗浄綿などで軽く拭きます。

 

(2)赤ちゃんに乳首を含ませる

赤ちゃんの口元に乳首を近づけると赤ちゃんは自然と口に含みます。その際、乳首の先だけをくわえさせると乳首に傷がつくことがあるので、乳輪の根元まで深く含ませるようにしましょう。

 

(3)赤ちゃんの体をまっすぐに、ママも楽な体勢で

赤ちゃんの体がよじれていると上手に吸うことができません。体がまっすぐになるよう抱っこしましょう。
※いくら小さな赤ちゃんとはいえ抱っこするのはかなり疲れます。授乳専用クッションや背当てクッションなどを活用して、ママ自身が疲れないようにしてください。

 

(4)左右のおっぱいを均等に

片方のおっぱいをあげたらもう片方も同様にふくませます。片側5~15分程度で反対側へ変えるようにしましょう。どちらか片側だけのおっぱいだけを授乳に使っていると、おっぱいが張るなどトラブルのもとになります。

 

(5)ゲップさせる

赤ちゃんを肩にもたれかかるように抱っこして背中をさすり、ゲップをさせます。
ゲップをさせずにいると、吐き戻しで喉が詰まり窒息する恐れがあります。授乳の後は必ずゲップをさせましょう。

授乳のやり方、一連の流れ

 

搾乳後哺乳瓶や市販のミルクでも

出産をすると数日~遅くとも数週間後には自然と母乳が出るようになりますが、個人差が大きいものです。

 

母乳が出ない場合や出が少ない場合は市販の粉ミルクを活用しましょう。70℃くらいのお湯で規定のミルク量を溶かして作ります。

 

また、母乳は出るものの、赤ちゃんが乳首から上手に飲めない場合もあります。その場合はは母乳を搾乳したものを哺乳瓶で飲ませてあげましょう。こちらは保存容器のままお鍋で人肌に温めます。電子レンジで直に温めたり、50℃以上のお湯を使うと栄養が壊れるので厳禁です。

 

粉ミルクや搾乳した母乳は哺乳瓶で与えますが、必ず消毒したものを使います。
消毒方法は熱湯消毒や専用の消毒ケースを使うタイプ、電子レンジを使用するタイプなどさまざまです。

搾乳後哺乳瓶や市販のミルクでも

 

授乳の頻度やいつまで続くか

授乳の頻度は、新生児期は2~3時間に1回というのが一般的です。ただし、赤ちゃんが一度に飲める量やママの母乳が出る量に大きな差があるのでまちまちです。

 

基本的には赤ちゃんがおっぱいを欲しがったらあげるという生活を続けていくことで、次第に授乳間隔が広がっていきます。

 

授乳は、生後5ヶ月程度で離乳食をはじめると同時に回数が減っていきます。
離乳食をはじめた当初は、食事から100%の栄養を摂れるわけではないので授乳も必要です。離乳食に慣れ食事からしっかりと栄養を摂れるようなるころには卒乳を考えても良いでしょう。

 

 

母乳育児で気を付けるべきこと

母乳の成分は、ママが摂取する食事に大きく左右されます。栄養バランスの摂れた食事、特にたんぱく質や鉄分、カルシウムなどを積極的に摂取しましょう。また当然ですが、お酒やタバコ、市販薬なども妊娠中に引き続き厳禁です。

 

さらに、気を付けておきたいのが水分摂取量です。
母乳が十分出るようにするためには、ある程度の水分が必要なため、1日最低でも3リットル程度の水分を摂るようにしましょう。

 

 

意外に多い!?母乳&授乳トラブル

おっぱいがカチカチに

おっぱいが張ってカチカチになるなんて大げさに感じるかもしれませんが、先輩ママの多くが体験しているあるある話です。

 

おっぱいがカチカチになってしまう理由は、分泌されたおっぱいが乳房の中で溜まってしまっているからです。赤ちゃんが飲む量とおっぱいが作り出すお乳の量のバランスが取れていないことで起きます。

 

一番良いのは赤ちゃんにいっぱい飲んでもらうことですが、飲んでもらえない場合は搾乳をすることで改善します。また、ときには熱を持つほど痛みが生じることもあります。

おっぱいがカチカチに

 

乳腺炎のリスク

乳腺炎とは、おっぱいに母乳が溜まり乳腺に炎症が起きることです。乳腺炎になるとおっぱいに激しい痛みやしこり、腫れが生じます。

 

先ほどの「おっぱいがカチカチに張ってしまう」状態を放置すると乳腺炎になってしまいます。乳腺に炎症が起きないよう適宜搾乳するようにしましょう。

 

また、乳腺炎はひどくなる前に専門の病院で診てもらうのがおすすめです。出産した産婦人科や自宅近くの助産院がいいですが、あらかじめ乳腺外科乳腺外来などを調べておいても安心ですね。

 

 

まとめ

新生児期はおむつ替えとおっぱいをひたすら繰り返す毎日。特に、母乳育児を考えているママにとっては、母乳と赤ちゃんの飲む量が違うことでトラブルが起きやすいのが現実です。

 

母乳でも市販のミルクでも、授乳は赤ちゃんとママの大切なスキンシップです。
2〜3時間おきに1回の授乳はかなりハードですが、ぜひ赤ちゃんへ話しかけながら愛情をもって授乳するようにしましょう。

 

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