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産まれる前から赤ちゃんに会える!エコーでわかるおなかの赤ちゃんのようす

産まれる前から赤ちゃんに会える!エコーでわかるおなかの赤ちゃんのようす

 

妊娠が判明してからは、「元気に育っているのかな?」「どんな顔をしているんだろう?」なんて、おなかの赤ちゃんの様子が気になりますよね。妊婦検診に行くと、「エコー」と呼ばれる超音波検査でおなかの赤ちゃんの姿を見ることができます。

 

最近は3Dや4Dのエコーもあり、「生まれたらエコーで見た顔とまったく一緒だった!」なんて驚くママも多いほど、リアルにみられるように。

 

でも、エコーはただ赤ちゃんを見るだけではありません。先生はなにを診ているのか、どんなことがわかるのか、「エコー」について知っておきましょう。

 

 

エコー検査で何をしているの?

エコーとは、超音波断層撮影装置から出る高い周波数の音波で、おなかの中の様子を撮影する検査のこと。妊娠初期はプローブというスティック状の機器を膣に挿入する「経膣超音波検査」、妊娠12週前後からは、おなかの表面から撮影する「経腹超音波検査」でおこないます。おなかの中の様子はリアルタイムに映し出されるため、映像を見ながら説明をしてくれる先生も多いでしょう。

エコー検査で何をしているの?

なお、先生がエコーで検査している主な内容は、次のようなことになります。

 

妊娠初期

正常妊娠かどうかや、妊娠している赤ちゃんの数

赤ちゃんだけでなく、卵膜や胎盤、臍帯や羊水などの様子からも、赤ちゃんがトラブルなく順調に育っているかを確認します。

 

妊娠週数と出産予定日

妊娠9週前後で赤ちゃんの頭からおしりまでの長さ、妊娠12~13週あたりでは赤ちゃんの頭の横幅を計ることで、ほぼ正確な妊娠週数と出産予定日を割り出します。

 

心拍

妊娠6~7週目に入ると、心拍が確認できるようになります。この時期に心拍が確認できない場合は、流産の可能性が高くなります。

 

妊娠中期・後期

赤ちゃんの発育

頭の大きさや大腿骨の長さ、おなかの大きさなどを測定して、体重を推定します。また、各臓器がきちんと形成されているか、正しい位置にあるかなども確認します。妊娠34週前後では、赤ちゃんがおなかの中でする呼吸の練習の様子もチェックします。

 

胎盤

胎盤の位置や形、大きさや血流などを見て、きちんと機能しているか確認します。

 

子宮頸管の長さ

内子宮口から外子宮口までの長さを計り、早産の可能性がないか確認します。

 

このほか、臍帯の構造や位置、羊水の量などもチェックします。希望すれば、性別を教えてくれることもありますよ。

 

 

写真の見方と、保存時の注意

妊娠12週くらいになると赤ちゃんの姿も人間らしくなり、手足を動かす様子もわかって感動的。検査後はワンシーンを写真にしてくれるので、赤ちゃんの成長記録として大切に保管しておきたいものです。ただ、感熱紙を使用しているため、時間が経つと薄くなって、いずれは消えてしまいます。そのため、コピーや写真を取るか、スキャンしてパソコンなどに取り込んで保存するのがおすすめです。

写真の見方と、保存時の注意

また、写真に記されているアルファベットや数字の意味を知っておくと、赤ちゃんの成長がより詳細にわかりますよ。

 

アルファベットや数字の意味

  • ・AGE:妊娠週数
  • ・EFW:推定体重
  • ・EDC:出産予定日。DELと表示されることもあります
  • ・GS:胎嚢の大きさ
  • ・BPD:頭の横幅
  • ・FL:大腿骨の長さ
  • ・APTD:おなかの前後の長さ
  • ・TTD:おなかの横幅
  • ・A×T:腹部の面積。APTD×TTDの略称
  • ・AC:おなか周りの長さ
  • ・FTA:胸部を水平に輪切りにしたときの断面積
  • ・HL:肩から肘までの長さ
  • ・CRL:頭からおしりまでの長さ
  • ・AFI:羊水の量

 

角度などによって多少の誤差はありますが、検査のたびにどのくらい成長しているのかがわかるので、ママの安心にもつながるはず。ぜひご主人や家族にも見てもらい、赤ちゃんの成長を一緒に感じてもらいましょう。

 

 

おなかの赤ちゃんの様子が立体的に見られるエコーも

一般的な検査で用いられるエコーは白黒の断面的な2D画像ですが、病院によっては、静止画で立体的に写す「3D」、リアルタイムの様子を立体的に見られる「4D」を取り入れているところもあります。

おなかの赤ちゃんの様子が立体的に見られるエコーも

赤ちゃんの顔立ちはもちろん、表情やしぐさなどもわかるため、愛おしさも倍増! 妊娠期間は実感しにくいといわれる男性が、パパになる実感を得るきっかけになることも。ただ、トラブルを見つけるという目的ではなく、おなかの中の赤ちゃんの様子を楽しむことがメインで、自費診療の扱いとなってコストがかかるということは、理解しておきましょう。

 

 

最後に

見えないはずのおなかの中の様子がわかるため、赤ちゃんに会えるような気持ちにもなり、エコーを心待ちにしているママも多いことでしょう。検診のたびにどんどん成長していく赤ちゃんの神秘的な様子を楽しみながら、妊娠期間を乗り切りましょう。

 

 

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