【保育士さんにインタビューvol.9】子育ての強い味方!?ママ友との上手な付き合い方
2019年8月30日 | よみもの【保育士さんにインタビューvol.9】子育ての強い味方!?ママ友との上手な付き合い方

パパ・ママの子育てのお悩みや疑問について、幼稚園や保育園の先生にアドバイスをいただくインタビュー記事連載企画。
第9回目は、ママ友との関わり方について保育歴3年の鈴木先生にお話を伺ってきました!
幼稚園や保育園では、子どもの成長を見守るなかで、親同士の関わりが広がりますよね。
そんな中、ママ友同士の関係にトラブルやストレスを感じてしまうことはありませんか?
今回は、ママ友同士のトラブルに対する幼稚園での対応や、ママ友との上手な関わり方をお伝えします!
先生紹介
先生の似顔絵を先生の妹さんが書いてくれました!
鈴木先生
・保育歴3年、3歳のクラスの担任の先生
・通っていた幼稚園の先生が自分のことを認めて褒めてくれた。そんな先生が大好きで憧れていたことがきっかけで幼稚園の先生になる。
ママから相談を受けることはある?
ーーママ友同士のトラブルについて相談を受けることはありますか?また、どんな相談を受けることがありますか?
相談を受けることはよくあります。
相談の内容としては、「ママ同士のトラブルを自分では解決できないので、先生に介入してほしい」「トラブルにどう対応していいかわからない」というような内容が多いです。
例えば、「幼稚園が終わった後、息子とAくんが公園で遊んだのですが、Aくんが息子にいじわるをしていたのを見てしまいました。Aくんのママは、Aくんがいじわるしていることに気づいていると思うのですが注意してくれません。Aくんのママと嫌な雰囲気にはなりたくないので、私からAくんに注意はしたくありません。先生から注意していただけないでしょうか。」
というような相談です。
ーーそのような相談を受けた場合、先生はどのように対応するのですか?
まずは「園での様子を見ますね」と伝え、特に気にかけて見るようにしますね。
幼稚園では、ママ友同士のトラブルに直接的に介入することはできませんが、子ども同士がきっかけで起こったトラブルには子ども達の様子をみたり、声をかけることでしっかり対応し、気持ちよく過ごせるようにフォローをしています。
先ほどのようなケースだと、園でもAくんがいじわるをしている場合にはAくんに注意し、Aくんの親御さんにも園での様子を伝えます。
また、子どもに状況を聞くこともあります。
例えば、「〜くんと公園で遊んでるの?」「何して遊んだの?」というコミュニケーションをとります。
その際には、子どもが不快に思わない程度に聞くように心がけています。
ママ同士の関係と子ども同士の関係
ーー子ども同士は仲良かったのに、ママ同士がうまくいかず仲良くできなくなってしまったというエピソードを聞いたことがあるのですが、そのようなことは実際に起こるのですか?
起こりますね。
ママの間でトラブルになって、「もう〜くんとは遊ばせないでください」「〜くんとは席を離してください」などと言われることがあります。
親御さんにそう言われたら、幼稚園では従うしかないので、自然と席を離したり、配慮はしなければなりません。
しかし、親御さんに「もう遊ばせないで」と言われたとしても、子ども同士が一緒に遊びたそうにしている場合には、子どもの気持ちを優先させていますね。
その代わり、少し気にかけて見るようにしています。
ママ友に対するイメージ
ーーママ友に対して、距離の取り方が難しい、仲間外れにされることがあるなど、ネガティブなイメージをお持ちの方が多いと思うのですが、先生はどのようなイメージをお持ちですか?
ベテランママと初めての子どもの新米ママの差、幼稚園歴の差などによって、特に新米ママの場合は自分の居場所を確保しにくそうだなと感じますね。
ですが、相談にのってくれたり、色々教えてくれるママがいると安心できますし、ママの仲間を作ると子育ても楽しくなるんじゃないかなと思います。
ママ友のネガティブなイメージはあるかもしれませんが、程よい距離感をとって上手に付き合っていければそのイメージも変わってくるかもしれませんよ。
ママ友は必要?
ーーママ友同士上手に付き合っている方はどのような関わり方をしているのですか?
お互いの気が合ったり、兄弟構成が同じ同士のママは、いい関係を築けているのではないかなと思います。
程よい距離感で付き合えるママ友がいると、悩みや不安を共有でき、安心することができます。
また、時間があるときに一緒にお出かけに行ったり、プライベートも充実しそうですよね。
ーーママ友がいなくて困っているママっていますか?ママ友がいなくても大丈夫ですか?
ママ友がいないと困ることの例としては、
- 情報が入ってくるのが遅い
- 子どもの持ち物確認がしづらい
- 園での様子の情報共有ができない
などがあります。
しかし、だいたいの幼稚園、保育園には連絡ノートがあり、気軽に先生に質問したり、わからないことを聞くことができますので安心してください。
お子さんを迎えにきたときや電話などでも不安なことがあればいつでも聞いてくださいね。
ーー先生がママになったらママ友を作ると思いますか?
私は、ママ友をつくって、行事を一緒に楽しみたいです!
行事の時に子どもと2人っきりで行動して、全く他のママと関わらなくても楽しめる方もいれば、「行事の後ご飯いきましょう!」などと交流が深いママもいます。
私は後者のようにママ同士の交流が多い方が自分が楽しめるし、子どもたちもいろんなお友達と遊べて楽しそうかなと思うので、ママ友は作りたいです。
また、ママ友がいたらお当番の時など、急に体調悪くなった時などに頼みやすくなるし、お互いに助け合える点も心強いです。
まとめ
今回は、ママ友との関わり方について鈴木先生にインタビューしました。
何かと気を遣うことの多いママ友付き合いですが、子育ての悩みに関して心強いアドバイスをくれるのもまたママ友です。ご自身にあった距離感で付き合っていけるといいですね。
第10回目の記事もお楽しみに!