くせ毛の人は要注意!プロ直伝「雨の日のまとまりにくい髪」の扱い方
2019年8月16日 | よみものくせ毛の人は要注意!プロ直伝「雨の日のまとまりにくい髪」の扱い方

「雨の日は、髪がボサボサになってしまう」「せっかくコテで巻いても、すぐにとれてしまう!」「広がってしまって、どうにもならない……!」
雨の日に髪トラブルを感じやすいのには、理由がありました。カリスマ美容師の福田武士さんにうかがった、雨の日に起こりやすい髪トラブルの原因とケア方法をご紹介します。
雨の日に起こりやすい髪のトラブル
福田さんによると、梅雨の時期のように“多湿”の日には、次のような髪のトラブルが起こりやすいといいます。
- 髪がうねる
- 髪が広がる(まとまりにくい)
- ヘアアレンジがすぐに崩れてしまう
これらの悩みは、もともと“くせ毛”の人が抱えやすいもの。その理由は、“くせ毛”と“髪の水分量”との関係にあります。
くせ毛の原因
くせ毛の正体は、髪に含まれる水分の偏り。髪の水分が均一に広がっていれば、どの部分も重さが同じになるため、まっすぐ下がります。しかし、水分量に偏りが生じると、“一部が重く、他の一部が軽い”状態になるため、重い部分が下り、軽い部分が浮き上がって“うねり”が生じるのです。
湿度が高いと、髪がうねりやすい
一般的には、ブローなどで髪の水分量を均一に伸ばすことで、うねりにくく、まとまりやすい髪に整えることが可能。しかし、湿度が高いと、髪が空気中の水分を吸収してしまうため、重さのバランスが崩れてしまいます。
くせ毛の人が梅雨の時期に苦労したり、コテなどでヘアアレンジをしてもすぐに崩れてしまったりするのは、過ごしているうちに外気に含まれる水分によって髪の水分量が変化してしまうからなのです。
梅雨のトラブルを防ぐヘアケアのコツ
髪の水分量がコントロールしにくい湿度の高い日には、次のようなヘアケアでトラブルを起こしにくくしましょう。
動きのあるスタイリングは避ける
湿度が高いと髪の水分量が多くなりやすいため、ワックスで髪を立たせるような“動きのある”スタイリングを長持ちさせるのは至難の技。大きな動きのあるスタイリングは避けたほうが良いでしょう。
髪全体のうねりを目立たなくする“まとめ髪”もおすすめです。
オイルやスプレーで水分量を調節&コーティング
ヘアオイルや髪型をキープするヘアスプレーには、髪をコーティングして水分量の変化を防ぐはたらきがあります。髪のまとまりを維持したい場合にはヘアオイルを、ヘアアレンジをキープしたい場合にはスプレーを使うようにしましょう。
縮毛矯正やパーマなどの施述を受ける
湿度が高い日が長く続く梅雨の時期に、毎日のヘアケアだけで髪の悩みを抑えるのは大変ですよね。そんな場合は、まとめ髪にしても気になってしまう前髪のうねりを縮毛矯正で抑えたり、パーマをかけてうねりを目立たないようにするのもおすすめです。
最後に
湿度が高いと髪の水分バランスが乱れやすくなるため、ケアの効果が長続きせず、くせ毛の悩みが悪化しやすくなります。水分量をキープする工夫や、スタイリングの工夫、縮毛矯正やパーマなどを取り入れて、ジメジメによる髪トラブルに悩まされない美髪を目指しましょう。
【取材協力】
福田武士さん/EARTH平塚店 No.1カリスマ美容師
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