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【保育士さんにインタビューvol.7】ご飯の時間が楽しくなる!子どもの食事のイライラ解決法

【保育士さんにインタビューvol.7】ご飯の時間が楽しくなる!子どもの食事のイライラ解決法

パパ・ママの子育てのお悩みや疑問について、幼稚園や保育園の先生にアドバイスをいただくインタビュー記事連載企画。

第7回目は、「子どもの食事についてのお悩み」について保育歴34年の大山先生にお話を伺ってきました!

好き嫌いが多い・だらだら食べる・お菓子ばっかり食べるなど、子どもの食事に関するママのお悩みは尽きないと思います。

一度覚えてしまったことをすぐにやめさせることは難しいですが、将来子どもが困らないようにするために、できるだけ早いうちにきちんと教えてあげることが大切です。

先生紹介

先生の似顔絵(左)を幼稚園のお子さんが書いてくれました!

大山先生
・北海道北見市出身
・保育歴は34年、幼稚園の園長先生
・子どもの頃、保育園にも幼稚園にも通っていなく、「自分が子どもの頃にできなかった経験をなんでもできて面白そう」と感じたことがきっかけで幼稚園の先生に

おやつばかり食べたがる

ーーおやつばかりを食べたがってご飯を食べてくれないお子さんにはどのように対応していけばいいのですか?

おやつの時間をきちんと決めましょう。

不規則な時間におやつを食べていると「おやつを食べたい!」という欲求をコントロールすることが難しくなってしまいます。

そうなってしまうと、欲求はどんどん大きくなり、おやつばかり食べたがるようになってしまうのです。

保育園や幼稚園では、いつも決まった時間におやつを出すので、遊ぶ時間に「おやつ食べたい!!」と騒ぎだす子どもはいないですよ。

ご家庭では子どもがおやつの時間を理解しやすいように、「ご飯を食べて、少し遊んだらおやつあげるね」「時計の針が◯のところになったらね」などと伝えるのもいいかもしれませんね。

好き嫌いが激しい

ーー好き嫌いが激しい子どももいますよね。嫌いなものでも少しずつ食べさせた方がいいのですか?

子どもが嫌がっているのに無理に食べさせる必要はないです。

子どもが嫌がる食べ物以外で、同じ栄養素を含むものがあるならそちらを代わりに食べさせるなど工夫しましょう。

また、好き嫌いを克服できるように調理法を工夫してあげるのもいいですね。

例えば、にんじんが嫌いな子どもには、にんじんをすりおろして料理に混ぜてあげる、にんじんを可愛い形にカットしてあげるなどです。

他にも、一緒にお料理をする、野菜を育ててみるなど、食材に興味を持たせるのも好き嫌いをなくすための一つの方法です。

幼稚園では、栄養指導をすることもあります。栄養などの知識が身につくと食べるようになる子どももたくさんいましたよ。

食が細い

ーー「うちの子はとても食が細くて、全然食べないけど大丈夫かな?」と心配するママもいるとお聞きしました。

はい、「子どもの食が細い」と悩まれているママはたくさんいます。

ご飯をぜんぜん食べてくれないと、とても心配になりますよね。

子どもの体調のことを考えると、「バランスの良い食事をしっかりと食べて欲しい」とママは必死になってしまいます。

しかし、ママが必死になってしまうと、子どもはその雰囲気を察するので、ご飯の時間が安心できる雰囲気ではなくなってしまい、さらに食が細くなってしまうということもあるんです。

ですので、子どもがご飯の時間を「楽しい!」と思えるような態度をとることを心がけてみましょう。

初めは子どもが好きなものを多めに食べさせてあげるようにし、野菜を嫌がるなら少しだけ挑戦させてみるだけで大丈夫です!

バランスの良い食事を食べさせることよりも、子どもが「おいしい!」と食べてくれるようになることを第一に考えてみてください。

食事に集中できない

ーー子どもがご飯に集中できずに、だらだらと食べてしまうということもあります。子どもがだらだらと食べてしまう原因は何ですか?

だらだら食べてしまうのには原因があります。考えられる原因としては、

  • テレビなど周りの環境に気が散る
  • お腹が空いていない
  • 食べることに興味がない

などがあります。

ーーそのような場合、どのように対応すればいいのでしょう?

ご飯の時間を決めるといいですね。ある程度時間がたったら食べきれていなくても片付けてしまいましょう。

せかせか食べさせるのではなく、子どもが楽しく食べられるように時間をとってあげることがポイントです。

また、ご飯の時間以外は食べさせないようにしましょう。

ご飯を食べなくてもおやつを食べられると思ってしまうと、おやつ欲しさにご飯を食べなくなってしまいます。

ご飯の時間が終わった後に「お腹すいた」と言ってもおやつは与えないようにしてください。

どうしてもという場合には、スナック菓子などではなく、小さなおにぎりや果物など、体にいいおやつを与えるようにしましょう。

しばらくの間、親子で頑張って正しい食生活の習慣を作っていけるといいですね。

どんなものをどのくらいあげればいいかわからない時は、保育園やお近くの子育てサロンに相談してみてください。

インタビューを終えて

今回は「子どもの食事についてのお悩み」について大山先生にインタビューしました。

子どもの食事について不安に思ったり、イライラすることはたくさんあると思いますが、子どもと楽しく食事をするためにも上手に対応していきましょう!

第8回目のインタビューもお楽しみに!

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