プロ直伝!マイナスイオンドライヤーの効果と乾かし方を知って潤いの美髪へ
2019年7月31日 | よみものプロ直伝!マイナスイオンドライヤーの効果と乾かし方を知って潤いの美髪へ

マイナスイオンドライヤーは「なんとなく髪に良さそう!」と思いつつも、「実際にどんな効果があるのかわからないし……」と、使うのを迷っている人も多いのではないでしょうか。実は、使い方が間違っていると、せっかくマイナスイオンを補給しても、髪の艶や潤いをキープできないのだそうです。
今回は、カリスマ美容師の福田武士さんに、マイナスイオンドライヤーの効果や髪にいいケア法についてうかがってきました。
マイナスイオンドライヤーの効果とは?
「マイナスイオンドライヤーのメリットは、髪の表面を滑らかにしたり、艶を出したりできるところにあります。
髪の中の水分がイオン化してプラスに傾くと、髪同士が反発し合い、広がりやすくなります。マイナスイオンドライヤーはプラスに傾いたイオンを中和させて静電気を除去し、髪に水分を与えてくれるため、髪同士の反発が解消され、指通りがよく艶のある髪へと整えてくれるんです」
効果1:静電気除去
髪の広がりを抑え、指通りをよくする
効果2:水分補給
髪の表面をなめらかにし、潤いを与える
静電気が気になる人や、髪が広がりがちな人、乾燥しやすい人におすすめのマイナスイオンドライヤー。でも、福田さんいわく、髪を乾かす時に気にかけてほしいことが他にもあるそうです。
潤いのある健康的な髪の実現には「よく乾かす」ことが重要
「マイナスイオンドライヤーには髪に艶を与える効果が期待できます。ですが、イオンの効果よりも、“しっかり乾かすこと”を最優先しましょう。濡れたままの状態で放置すると、雑菌が繁殖して頭皮の荒れや傷みを招きやすくなります。いくら外側からのケアを取り入れても、髪自体が健康でなければ、潤いや艶はキープできません」
地肌が弱れば、そこから生える髪も弱ってしまいます。そのため、まずは頭皮の健康状態を整えることが最重要。雑菌は“水分・酸素・体温(快適な温度)”の3条件がそろうと繁殖しやすくなります。
頭皮や髪をしっかり乾かして健康な状態に保つことで、マイナスイオンドライヤーによる“外側からのケア”効果もアップし、より健康的で美しい状態へと整えることができます。
マイナスイオンは水分や潤いをプラスするための“サポートアイテム”と心得て、しっかりと乾かすことにまずは集中したいですね。
福田さんに、しっかりと乾かすためのコツを教えてもらいました。
プロ直伝!ドライヤーで上手に乾かすコツ
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・髪から15〜20cmほど離し、髪に対して45度の角度でドライヤーを当てるだけ
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・熱は80℃〜90℃程度を上限に
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・湿った感じがなくなるまで、しっかりと風を当てる
髪の原料であるたんぱく質は、150℃以上の熱を加え続けると2〜3秒で変質してしまうそうです。これが、ドライヤーやアイロンなどの熱で髪が傷む大きな要因。
ただ、一般的なドライヤーは髪に直接熱源を当てないため、90℃を超えることはまずありません。手で触れて温度を確かめながら、しっかりと乾かしましょう。
最後に
ドライヤーのもつヘアケア効果よりも、“しっかり乾かす”ことのほうが、髪の健康や美しさをキープするのに重要なのですね。まずはこれまでのヘアケアを見直して、健康的な地肌へと整える必要がありそうです。
とはいえ、髪を乾かすと乾燥してパサパサしたり、広がったりしてしまう……という人は、マイナスイオンドライヤーを活用してみましょう。しっかりと乾かした上で髪に艶と水分を補給できるため、指通りのよい、なめらかな髪へと整えることができますよ。
【取材協力】
福田武士さん/EARTH平塚店 No.1カリスマ美容師