剛毛・直毛の髪質の原因は◯◯!ゴワゴワ髪を脱却して柔らかい美髪になる方法4つ
2019年7月28日 | よみもの剛毛・直毛の髪質の原因は◯◯!ゴワゴワ髪を脱却して柔らかい美髪になる方法4つ

メイクやファッションと同様、ときにはそれ以上に女性の印象を大きく左右する「髪」。直毛や剛毛タイプの髪質の場合、パーマがかかりにくかったり、ヘアアレンジが難しかったり……と、扱いにくさに悩みを抱える方もいらっしゃると思います。
そこで今回は、髪の基本構造と直毛・剛毛になるメカニズムを解説しつつ、髪を柔らかくするための対処法について4つお伝えしたいと思います。
髪の基本構造は?
髪の毛は、大きく分けて下の3つの層からできています。
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・一番外側…キューティクル
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・中間部…コルテックス
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・中心部…メデュラ
なかでも、“髪質の柔らかさ”の鍵を握っているのが、キューティクルとコルテックスです。
「キューティクル」と「コルテックス」の役割
キューティクルの主成分は、かたいタンパク質。半透明のうろこ状のものが4~10枚重なり合い、髪の内部組織を守る働きを担っています。
一方、髪の90%近くを占めるとされるコルテックスは、繊維状のタンパク質が主成分です。この部分のタンパク質・脂質の構造や水分量が、髪のしなやかさや強さに影響しています。
直毛・剛毛になるメカニズムは?
髪質が硬い人は、柔らかい人にくらべ、キューティクルの層が何層にも重なっています。そして、コルテックスの密度も高め。そのため、直毛や剛毛の人の髪の毛は丈夫で、ダメージに対してもガード力が高いと言えます。
直毛・剛毛が扱いにくいのはなぜ?
髪が丈夫なのはいいことですが、その一方で、直毛・剛毛の人が頭を悩ませるのがその扱いづらさ。では、なぜ扱いにくくなりがちなのでしょうか?
その原因は、キューティクルの層の重なり部分が剥がれてしまうことにあります。層が剥がれてしまうと、そこから大切な水分やタンパク質が抜けていき、ゴワゴワした髪になってしまいがち。先述したように髪質の硬い人は層の重なりが厚いので、その分ゴワゴワした髪になるリスクも高いんです。
硬い髪質を改善する4つの方法を伝授!
髪の丈夫さと扱いにくさは裏おもての関係。「それなら、パーマやカラーリングで髪を傷めて柔らかくしよう」と荒ワザに出るかたもいらっしゃるかもしれません。しかし、パーマやカラーリングを故意におこなって髪を傷めると、髪の毛が柔らかくというよりは細くなり、抜け毛や薄毛の原因になってしまうのでやめましょう。
「じゃあ、どうすればいいの?」という方のために、毎日の心がけのなかで直毛や剛毛をゴワゴワにせず、扱いやすくするお手軽な方法を4つご紹介します。
改善法1:洗髪はアミノ酸系シャンプーで
シャンプーには大きく分けて、「アルコール系」「石けん系」「アミノ酸系」の3種類があります。それぞれ地肌や毛穴に対する洗浄力の強さなどに違いがありますが、髪質の硬い人におすすめなのはアミノ酸系シャンプー。ほかの2つと比べると洗浄力は弱いものの、キューティクルとコルテックスの主成分であるタンパク質が固まりにくい性質があるので、髪質を少しでも柔らかくしたいという場合に適しています。
改善法2:シャンプー後に「酢リンス」をおこなう
キューティクルが髪質を左右することはすでにお話ししましたが、お酢を使ってリンスすることで、キューティクルが整い、髪がサラサラになることは知っていますか? やり方はとっても簡単。
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シャンプー後に、お湯を溜めた洗面器に酢をスプーン1~2杯分入れてよく混ぜる
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(1)を、頭皮全体や髪の毛にマッサージしながら染み込ませるようにつける
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最後でお湯で流す
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自宅にあるものを使ってキューティクルが整うことで、髪の毛の水分もしっかりと閉じ込められるので保湿力も高まる、まさに一石二鳥のヘアケアです。
改善法3:ドライヤーの冷風を活用する
ドライヤーを使うと、どうしてもキューティクルは少し傷んでしまいます。ただ、傷みを軽減するブローのコツがあります。それは、ドライヤーを根元から毛先に向かってあて、9割がた乾いた段階で冷風に切り替えて続けること。
こうすることでキューティクルが引き締まり、ツヤも出るのだそうです。また、冷風を当てながら手ぐしを通すと、手触りもよくなるのだとか。
改善法4:髪が柔らかく見える髪型「スリークヘア」にチャレンジ
最後に、直毛や剛毛の人におすすめな髪型をお伝えします。それは、近年ニューヨークやロンドンのコレクションで見かける機会が増えてきた「スリークヘア」! スリークとは“なでつける”という意味で、自然に髪を下ろし、あまり動きをつけない、なめらかでツヤがあるタイトなスタイルを指します。これはもともと丈夫な髪質の人だからこそ映える髪型ですが、ゆるいパーマをかけることでさらに柔らかな印象も演出可能です。
まとめ
毎日正しいケアをすれば、もともとの健康な髪質はそのままに、扱いやすく美しい髪も夢ではありません。キューティクルを傷める原因になるようなことをしていないか普段の生活を振り返りつつ、ご紹介した4つの改善法を取り入れて、丈夫な髪質と柔らかい印象の髪型との両立にトライしてみてくださいね。