不安な幼稚園の転園を乗り切るために。手続きの流れや注意点を解説!
2019年5月18日 | よみもの不安な幼稚園の転園を乗り切るために。手続きの流れや注意点を解説!

引っ越しなどを理由に幼稚園を転園したいと考えたとき、幼稚園側にどのように報告するか、またそのタイミングはいつ頃がよいのでしょうか?
幼稚園転園の手続方法はどうすべきか、引っ越しなどやむを得ない事情以外でなど、幼稚園の転園にはさまざまな不安がつきまといます。
そこでこの記事では、転園の理由や途中入園の手続き、注意点などをまとめて解説していきます。
突然転園することになるケースも少なからずありますので、いざというときに慌てないように転園に関する知識をつけておきましょう。
幼稚園を転園したいと考えたときに幼稚園側に報告するタイミングや幼稚園転園の手続はどうすればよいのでしょうか。
この記事では転園の理由や途中入園の手続き、注意点を解説しています。
幼稚園を転園する主な理由
幼稚園を転園する理由は、家庭によってさまざまな理由が考えられます。
通い慣れた幼稚園を転園して、他の幼稚園に入園することになるため不安を感じる方も多いでしょう。
ここからは、幼稚園を転園する様々な理由を見ていきます。
引っ越し
旦那さんの転勤により引っ越しが決まり、幼稚園を転園することになった家庭も多いです。
その他、住宅を購入することにより新居の近くの幼稚園へ転園する ケースも見られます。
引っ越しや住宅購入によって転園が決まった場合は、通っていた幼稚園に早めに転園する旨を伝え、手続きを進めましょう。
幼稚園の環境・人間関係
お子様が通っている幼稚園になかなか馴染むことが出来ず、お友達ができないといった場合も、幼稚園を転園する選択肢が考えられます。
子どもは環境に適応するのに時間がかかりますので、様子を見ていると自然とお友達ができて楽しく幼稚園生活を過ごすケースも珍しくありませんが、他の子ども達よりも馴染みが遅い場合や、登園するのを嫌がる場合は、幼稚園があっていない可能性が考えられます。
大人でも職場が合わないと感じることがあるように、子どもでも環境に適応できないケースがあるのです。
無理やり合わない幼稚園に通わせると、子どもがストレスを感じることで子どもの負担になり体調が悪くなってしまうことも考えられます。
子どもの様子が暗い、幼稚園へ行きたくなさそうにしている場合は転園を検討したほうが良いかもしれません。
兄弟で同じ園に通わせたい
兄が幼稚園で弟が保育園などの場合に、兄弟で同じ幼稚園に通わせたいと考える家庭もあります。
既に上の子が幼稚園に入っている場合、園の雰囲気や教育内容を知っているので下の子も安心して途中入園させることができます。
さらに、兄弟で違う場所に通っていると送り迎えなども時間がかかるため、兄弟が同じ幼稚園に通うことはメリットが多いです。
同じ幼稚園にすれば保育参観や運動会などをはじめとした幼稚園のイベントや催し物などのスケジュールが一緒のため合わせやすいのもメリットの一つです。
幼稚園を転園する際の流れと手続き方法
転園したいと決めたら、どんな流れで手続きを進めれば良いでしょうか?大まかな流れは以下の通りです。
- 途中入園を希望する幼稚園の空きを確認する
- 面接可能日のスケジュール確認する
- 入園の書類や入園費用の準備をする
- 通っている幼稚園にいつまで在園するか伝える
- 退園届を提出する
まずは、途中入園を希望する幼稚園に空きがあるかどうか確認しましょう。
幼稚園には定員が決まっている場合が多く、途中入園ができないこともあるので早めにチェックしてください。
幼稚園に空きがない場合は他の候補を検討しなければなりませんので、あらかじめ複数の候補を挙げておくのが賢明です。
面接が必要になる場合は面接可能日のスケジュールも確認しておきましょう。
途中入園を希望する幼稚園は後悔のないように、見学へ行き実際の雰囲気や保育内容を聞いておくと良いでしょう。
また、保育内容や教育方針に関してはパンフレットでも確認が可能なため、取り寄せた際に目を通しておきましょう。
また、HPでも簡単に確認することが可能です。
幼稚園見学や面接が終わり、途中入園する幼稚園が決まったら入園の手続きに進みます。
入園手続きには入園願書提や住民票、在園証明書などの書類をはじめ入園費用も必要になりますので、事前に準備しておく必要があります。
また、転園先の幼稚園に聞きたいことがあれば前もってメモにまとめておきましょう。
転園先の幼稚園が決定した時点で通っている幼稚園にいつまで在園するかを早めに伝え、退園の手続きをします。
また、途中入園した先で必要になる在園証明書などを受け取る必要があります。
転園の手続きの流れの中で、転園の際に必要な書類が自治体ごとに違う点には注意が必要です。
他の自治体の幼稚園へ転園する場合は転園に必要な書類の確認や住民票を移す前に転園の申し込みができるかを確認しておくことも忘れてはいけません。
幼稚園を転園する際の注意点
引っ越しを理由に転園する場合は、 新しく入園する幼稚園と通っている幼稚園の往復で忙しくなります。
引っ越しの準備も重なり慌ただしくなるのでお世話になった幼稚園の先生方や周りのママ友達に挨拶する時間がなくなることも考えられます。
お世話になった関係者に挨拶できずに無言で転園してしまうことを避けるために、転園することが決まったら周囲の人に早めに挨拶を始め、お迎え時間や懇談会などのタイミングで一言伝えましょう。
実際に顔を合わせることができない人には手紙を送るのも良い手です。
子どものフォローを欠かさずに行う
旦那さんの単身赴任などで引っ越しをする場合は、自宅も変わり幼稚園も変わることになるので、子どもにとっても大きな環境の変化となるためフォローが不可欠です。
新しい環境になかなか馴染めず「幼稚園に行きたくない」と言い出し大泣きしてしまうケースも珍しくありません。
また、単身赴任などの大人の事情は小さい子どもには理解できません。友達と離れ離れになってしまうことや家の場所が変わることなど事前に優しい言い方でフォローを入れておきましょう。
園服やカバンなどの確認
新しい幼稚園での園服や鞄、下履きや帽子など指定のものを購入しなければならない場合は費用がかかります。
新しい幼稚園の面接の際に持ち物の説明があるはずですので、前もって確認しておきましょう。
特に指定がない場合は、前の幼稚園で使っていた下履きや帽子などを続けて使用することができます。
転園予定先の雰囲気や設備の確認
転園先の新しい幼稚園には前もって見学に行き、雰囲気や先生の対応、遊具や設備が安全かどうか実際に目で確認しておきましょう。
パンフレットやホームページを見ても幼稚園の雰囲気は分かりません。実際に足を運んで見てみないと分からないことも多いです。
その中では、前述したように設備の確認も怠ってはいけませんが、先生同士の仲や生徒同士の雰囲気もチェックポイントです。
生徒数、教員数などもチェックして子どもを安心して預けられる幼稚園かの判断材料にしましょう。
前の幼稚園と規模が大きく変わると、子どもは馴染むのに時間がかかってしまいます。
新しい環境に子どもを馴染ませるためにも、まず親がコミュニティをつくり子ども同士を合わせるという手もあります。
幼稚園を転園する際にやるべきことまとめ
引っ越し、環境が合わない、兄弟を同じ幼稚園にするためなど、幼稚園を展延する理由は人によってさまざまですので、マイナスに捉える必要はありません。
退園の手続きも入園の手続きもある程度時間がかかってしまうため、転園時期が近づいて焦らないように事前の準備を心がけましょう。
不安要素が多い幼稚園の転園ですが、一つひとつ乗り越えて新しい環境に臨みましょう。