線が薄い?こんなときの妊娠検査薬の判定方法とは?
2019年4月18日 | よみもの線が薄い?こんなときの妊娠検査薬の判定方法とは?

妊娠検査薬を使用した際に、
薄い線が出ている…
横線が入っている…
10分後に線があらわれた…
けれどこれって正しく測定できているの?
また、陰性、陽性どちらなの?
という悩みをお持ちの方はいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はそんな妊娠検査薬の判定に役立つ知識をご紹介致します!
妊娠検査薬とは?
妊娠検査薬とは、尿中に含まれるhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)というホルモンが検出されるかどうかを調べる試薬のことです。
卵子と精子が受精し、子宮に到着した受精卵が子宮内膜に根を張り着床します。
妊娠が成立すると、子宮内の胎盤を形成する絨毛からはhCG(ヒト絨毛性性腺刺激ホルモン)というホルモンが分泌されるようになります。
hCGとは、着床してから体の中で作られるホルモンで、着床後徐々に分泌し、尿の中にあらわれます。
hCGは妊娠が成立したときにのみ著しく分泌されるホルモンで、妊娠検査薬では、尿中に含まれるhCGの濃度が50mIU/mL以上の場合に陽性となってあらわれるといわれています。
妊娠検査薬の基礎知識に関する記事はこちら
妊娠検査薬の判定方法
妊娠検査薬には、
- アナログ式
- デジタル式
があります。
ここからはそれぞれの判定方法をご紹介していきます。
アナログ式の場合
まず、終了窓に縦線が入っているかどうかをまず見ましょう。
ここに縦線が入るまでは判定結果が出ていることにはなりません。
終了窓に縦線が入った後は判定窓に縦線が入っているかどうかを確認します。
アナログ式の場合、縦線が入っていれば陽性と判定することが出来ます。
デジタル式の場合
デジタル式の場合は「+」「−」のどちらかが出ているかどうかを確認しましょう。
「+」が出ていれば陽性、「−」が出ていれば陰性となります。
どちらの検査薬にしろ、検査の判定は、必ず10分以内に行いましょう。
正しい使い方をすることが、正確な結果を得るためには必須となります。きちんと守って使用しましょう。
妊娠検査薬の線が薄いとき
妊娠検査薬の判定窓に現れる線が薄いとき、陽性なのか陰性なのか迷ってしまうかもしれません。
基本的に正確に計測出来た際には、判定窓にくっきりと色のついた縦線があらわれます。
しかし、検出したhCGの量が少ない時には薄い線があらわれることがあります。
線があらわれない場合は必ず陰性となりますが、薄い線があらわれた場合には陽性と判定することができます
薄い線があらわれるのはなぜ?
先程薄い線があらわれるのは、検出したhCGの量が少ないときだという話をさせていただきましたが、一体何が原因なのでしょうか。
代表的な理由として挙げられるのは2つあります。
- 検査に使用した尿が薄い
- 検査をするのが早い
などです。
検査をするのが早い
通常の妊娠検査薬の使用時期としては、生理開始予定日から1週間後以降となっています。
生理開始予定日から1週間後以降よりも早く検査をすることをフライング検査といいます。
フライング検査の場合、hCGの濃度が50mIU/mlに満たない時期での検査となることが多いので、薄い線となってしまう場合があります。
検査に使用した尿が薄い
妊娠初期に行う検査では、水分を多く摂取するなどが原因で尿が薄くなってしまうことがあります。
特にフライング検査をした場合、薄い線があらわれてしまうことが多いです。
このような場合は一番濃い尿を摂取することが出来るのが朝のため、朝一番に採取するのがオススメです。
それでも薄い線しかあらわれず、気になる場合はきちんと時期を待ってもう一度検査をしてみましょう。
こんな時は陰性?陽性?
ここでは、誤った判定をしないためにも他にどのような場合が陽性で、どのような場合が陰性なのかをご紹介していきます。
10分後に縦線があらわれた
判定すべき時間である10分を過ぎてから縦線があらわれた場合、これは陰性となります。
10分以内に陽性の基準値に達することができていないのは陰性と考えましょう。
色のない縦線があらわれた
取扱説明書にかいてある縦線の色と異なる色が浮き出た場合、これは蒸発線というもので誤反応であったり、尿の成分が検査薬に残ったものとなります。
この線が出ていても陽性ではありません。
横線があらわれた
横線は試薬が流れてしまっているだけなので、判定には関係ありません。
横線の有無に関わらず縦線が入っていれば陽性、入っていなければ陰性となります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は妊娠検査薬の判定の際に必要となる陰性・陽性の条件についてご説明致しました!
これらを利用し、自信を持って判定することが出来るといいですね。