【いい夫婦で賞】胸のしこりで再検査となった私。そのとき夫は…
2018年10月29日 | よみもの【いい夫婦で賞】胸のしこりで再検査となった私。そのとき夫は…

昨年の冬、不意に我が家を襲ったのは、私の胸のしこり事件。
大きな病院で再検査となり慌てふためく私に、夫は「検査してみないとわからないから今は心配してもしょうがない」といつも通りの冷静な反応でした。
私たちは性格が異なる夫婦。感情派の私と違い、理論的な夫は、なにがあってもどこか他人事で一線をおいて話すタイプなのです。
そんな夫に対して、「いつも冷静なのは頼もしくもあるけど、もっと焦ったり心配してほしい…」と思うところもありました。
無口な夫からじんわり伝わった気持ち
その後、病院で再検査を行い結果がでるまで待つ期間、神頼みでもしてみようと神社に向かった私たち夫婦。
ーーどうか、このしこりが良性でありますように。
手を合わせてお辞儀をして、ふと横を見ると…
夫はまだ手を合わせていました。
後ろに列がつくほど長く祈っていた夫に「今日はえらく、長かったね」と言うと、
あら?いつもは私より早くさっさと終わっていませんか?
うちの住所、割と短い方だと思いますが。
そんなことは心のうちに留めて、でも少しにやっとしてその場を去りました。
幸運なことにしこりは良性でした。
「大丈夫だと思ってたよ」
そう言った夫に素直じゃないなと思いながら、あの日の夫の真剣な横顔を思い返して、ああ、結婚してよかったなと思ったり思わなかったり…(笑)
ちなみに夫はいまだに、俺はそんなに長いこと祈ってなかったと認めていません!
パピマミ編集部コメント
11月22日はいい夫婦の日。それに先駆けてインスタで募集していたプレゼント企画にご応募いただいた@moga402さんご夫婦のエピソードです。
たくさんの「結婚してよかった」と思ったエピソードの中から、見事「いい夫婦で賞」として選ばれた@moga402さんご夫婦の思い出が
パピマミで活躍中のイラストレーター・はしゆさんの手で、素敵な記事に。
最後はちょっぴり素直じゃないご主人ですが、十分、奥さんを大切にされているのが伝わってきます。
言葉ではないご主人の思いやりを感じ取れている@moga402さんも素敵ですね。
ちなみに、ご主人の「結婚してよかったこと」は、「仕事から帰ってきたときに家が明るいこと」。
自分の帰りを待つ人がいると思うと、日々しみじみと家族ができた幸せを感じるものですね。
@moga402さん素敵なエピソードをありがとうございました!
パピマミでは、今後もよりよいパートナーシップを築くきっかけを提供していきます。
ご応募いただいた皆さま、ありがとうございました!
●イラスト/はしゆ(@mi_colo)