赤ちゃんのうちに始めた方がいい?早期教育のメリットや注意点とは
2018年10月17日 | よみもの赤ちゃんのうちに始めた方がいい?早期教育のメリットや注意点とは

お子さんが生まれたら、まず気になるのが教育なのではないでしょうか。
“子供の脳の成長は、赤ちゃんのうちに決まる”などという言葉を聞くと「何かしてあげられないかな?」と思ってしまうもの。
そこで今回、パピマミ編集部では、赤ちゃんのうちにできる教育についてご紹介します。
早期教育ってどういうこと?どんなことをするの?
「早期教育」と聞くと、どのようなイメージがあるでしょうか?
早期教育とは、まだ脳の柔らかい赤ちゃんの知的好奇心を刺激し、吸収力や順応性の高い幼いうちに教育を開始すること。脳の活性化を促し、優秀な人間に育てよう、という考え方に基づいたものです。
一言でいえば、”一般の人が習うタイミングよりも早く物事を教えること”すべてが「早期教育」にあたります。
赤ちゃんとお母さんが一つの部屋に集まって学ぶ幼児教室や、英会話、リトミック、楽器演奏やスイミングなど、「お勉強系」「芸術系」「運動系」と多岐にわたっています。
そもそも、やらせた方がいいのか、無理しない方がいいのか、迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。
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早期教育のメリットとは?注意点はある?
早期教育によって得られる効果としては、「子供の得意分野を見つけてあげられる」「自信がつく」という点が挙げられます。
様々な体験によって、赤ちゃんが関心を持つ発見に対して、”楽しい”という感情の元に能力を伸ばしていくこと。また、できることが増えていけば、成功体験を積みあげにつながり、自尊心を育てるのにも役に立つでしょう。
一方、注意した方がいいのは、「結果を求めない」「他人と比べない」ことです。
上手くできなかったり、投げ出してしまったりしても、他のお友達はできるのに、などと叱らないこと。他と比較して「どうしてできないの?」などと言ってしまっては、お子さんは委縮して自尊心を失うという結果につながりやすくなります。
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教育の目的をもう一度考えよう
赤ちゃんのうちから教育を促す親御さんの考えとしては、「将来の選択肢を広く持てるようにしてあげたい」という想いではないでしょうか。
であれば、見るべき点は短期的な目線の「今」ではありません。長期的な未来を見据えた、「今」であるべきです。今、その子が上手くできなくても、単にタイミングが合わないだけかもしれません。あるいは、本当に興味がないのかもしれません。
無理矢理やらせるよりも、お子さんが楽しく能力を伸ばせる能力を見つけましょう。
できなくても大丈夫、くらいに構えている方が、お母さんお父さんもギスギスしませんし、お子さんものびのび育っていくことでしょう。
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今できることは、好奇心を伸ばすこと
赤ちゃんは、興味のあることを見つけたら自分から進んで吸収しにいきます。
親ができるのは、その手助けに過ぎません。過度な詰め込み教育をするよりも、たくさんの良い刺激を与え「楽しい」「嬉しい」体験をさせてあげましょう。
赤ちゃんのうちは、お母さんお父さんが積極的に話しかけたり、道端の草や動物に触れてみたり、五感を刺激するような体験をいっぱいさせてあげるのが良いです。
穏やかな心で、幅広い好奇心を持たせてあげることが、先の自主的な行動につながります。
押し付けるのではなく、自分から「知りたい!」「やりたい!」と思えるものに出会えるようにすることが、結果的にも効果の高い教育につながると言えるのではないでしょうか。
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まとめ
早期教育というと、何かしら特別なことをしなくちゃ、と思われがち。しかし、変わった経験をさせることが教育ではないのです。
親子で沢山コミュニケーションを取って、「楽しい」「もっと知りたい・やりたい」体験を増やしていく、そして「自分はできない」というレッテルを貼らない、これが将来の自主的な行動につながっていきます。
教室や教材も必要に応じて適度に取り入れながら、成長に合った体験させることが大切です。