子どもを想うからこそ?夫婦でぶつかった“子育て方針”の着地点
2018年10月16日 | よみもの子どもを想うからこそ?夫婦でぶつかった“子育て方針”の着地点

こんにちは、2~11歳の3男1女のママをしています、スガカズと申します!
突然ですが……子育てする中で、旦那さんと自分の価値観の違いで悲しい思いをしたことはありますか?
価値感の違いは、話し合いで歩みよることができる場合と、できない場合があります。
お互いの価値観を尊重したいけど、これは許しがたい!と、言い合いになる原因はだいたい同じ。
今回はそんな夫婦の子育ての価値観についてお話します!
夫婦で異なるADHDの息子たちの育児方針
わが家の長男(11)と次男(8)は、ADHD(注意欠陥多動性障害)。
発達障がいの子どもは、得意なことと苦手なことの差がはっきりしていることが多いです。
そんな2人に旦那は結構手きびしく叱ることも……。
旦那が叱る役。叱られた子どもたちをなだめるたり説明するのが私の役です。
子どもの気持ちにできる限り寄り添いつつ、行動を促すようにしています。
そのためには、その子の特性に合った関わり方や声かけが必要です。
夫婦ゲンカは突然に! 原因は……
子どもを叱るのは逆効果なのに……
2学期始まってすぐの話です。
この日次男は、夏休みの影響で気持ちの切り替えに時間がかかり、学校に行くのを嫌がっていました。
遅刻ぎりぎりになり、旦那は次男をきつめに叱りました。
私は以前から「嫌な気持ちのままで登校すると学校生活に支障が出る。だから、絶対に朝は叱らないで!」と口酸っぱく言っていたのですが…。
案の定、叱られた次男は拗ねてしまい、すっかり行く気をなくしました。
見かねた私。子どもの前で夫婦喧嘩をしないように心がけていましたが、自ら戦いを挑んでしまいました。
言いたいことを言って少しすっきり! ……のあとに、激しく後悔しました;
子どもの前で旦那の発言を否定するのは、「旦那の立場を悪くする行動」だし、「子どもの判断を迷わせる」ことにもつながります。
ああどうしよう、みんな嫌な気持ちのままだ……!
子どもが予想外の行動に……
次男は、私が怒った後に、すぐ冷静になって学校へ向かいました。
心配していたのですが、放課後学校の先生からは「今日はいつにも増して頑張っていました」と予想外の言葉。
パパと次男の関係も今まで通りでした。
次男をよく知っている友達に、この日のことを話したところ。。
「次男は、自分の気持ちに寄り添ってもらえて嬉しかったのかもね!」との意見に、お互い賛同しました。
行きたくない“そぶり”を見せるのは、行かないといけないのはわかっているけど、ただ「しんどい気持ちに共感してほしい」という気持ちの表れ。
あの日、子どもの前でケンカしたことを後悔していましたが、「学校に行きたがらない」問題を解決するきっかけになったのです。
旦那と私は、次の日に仲直りをしました。夫婦関係も、元通りです。
子どもの前でケンカをしてしまったことで分かったこと
1.ケンカは、夫婦の信頼関係の上で成り立つ
お互いが配慮することを意識しているからこそ、大きなケンカをした後、元の夫婦に戻れるのだと思います。
もちろん謝ることも大事ですね。
2.極力子どもの前ではケンカするべきではない
今回の結果は、まさに「怪我の功名」です。
このように、避けられない場合は怒っている理由を明確にした方がよいですね。
3.子どもが親を困らせるのは、必ず原因がある
ADHDの子のみならず、子どもとはそういうものだと思います。
「こっち見て!」「ほっといて!」「やりたくない!」「やりたい!(欲しい)」
親の対処は改めて重要だと気づかされました。
夫婦の価値観が違って当たり前
最初に話したように、価値感の違いは、話し合いで歩みよることができる場合と、できない場合があります。
私はと言うと、旦那に対して「子どもたちにもうちょっと上手な言い方があるのにな。いつも言ってるのにな……」と、よくヤキモキします。
でもそれって、お互いに子どもの事を考えているからこそ。
そうだとしたら、実は旦那は子どもにやさしいのかも。
と思えてくるのでした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
●ライター/スガカズ