夫婦の「すれ違い離婚」を防ぐ3つの方法
2018年9月11日 | よみもの夫婦の「すれ違い離婚」を防ぐ3つの方法

結婚してみたら価値観が違った
仕事が忙しすぎて話せない
夫婦仲を良好に保つためには、苦労が尽きませんよね。
そんな夫婦間のすれ違いによって離婚してしまった夫婦の特徴をもとに、パピマミ編集部が「すれ違い離婚」を防ぐための方法をご紹介します。
離婚原因で最も多いのは「価値観の違い」
引用:離婚に関する調査2016(リクルートブライダル総研 調べ)
ブライダル総研が20歳から69歳までの男女、20000人を調べた離婚に関する調査によると、男女ともに離婚理由として1番に挙げられるのが、「価値観の違い」です。
夫婦以前の恋人でも同じような理由が多いですよね。
次に高いのが、性格や金銭感覚の違い。
価値観の定義は人それぞれですが、ここでの価値観とは、「生きる上での方位磁石」だと考えています。
何をしようか、誰と一緒にいようか、全ては価値観から生まれてきますよね。
その価値観が違うのであれば、離婚するのは自然の流れです。
ただ、価値観とは生まれつきのものではありません。
生活する上で、人によって方向は変わっていきます。
つまり夫婦でのすれ違い離婚とは、その価値観のすれ違いをすり合わせなかったことが原因なのではないでしょうか。
その点を踏まえて、すれ違いで離婚する夫婦の特徴を見ていきます。
すれ違いで離婚する夫婦の3つの特徴
引用:離婚に関する調査2016(リクルートブライダル総研 調べ)
こちらのグラフは、有配偶者と離婚経験者の挙式を通じて得た機会についてのアンケートです。
このアンケートは挙式についてですが、他の行事でもこのアンケート結果を応用できるはずです。
赤線で囲まれた5項目を見ると、有配偶者と離婚経験者で、アンケート結果に大きな差が見受けられます。
ここでは、この5つの項目の数字をもとに離婚しやすい夫婦の特徴を考えていきます。
1、配偶者と自分の家族が親しくない
まず1つ目が、配偶者とのコミュニケーションの有無です。
相手の家族や自分の家族との時間が、夫婦になってから激減した方も多いはず。
地域によっては増えた方もいらっしゃると思いますが、改まって仲を深めるような時間は少ないのではないでしょうか。
挙式を例にすると、夫婦の両親や親戚も巻き込む行事ですから、仲が良くなるのは自然ですよね。
もちろん、挙式をしても仲が良くならないケースも当然あるでしょう。
しかし、一家一同が集まるおめでたい場。
仲を深めておかないのは、長期的に見たら離婚につながるのかもしれません。
2、二人の共同作業が少ない
「結婚は、夫婦の最初の共同作業である」なんて言葉をよく耳にしますよね。
高校時代の文化祭を思い出しても、仲が悪かった人とも共同作業をすると仲が深まった経験のある方は多いでしょう。
呉越同舟といいますか、最初は嫌だったけど、一緒にいたら仲良くなるケースは多々ありますよね。
共同作業とは、それほど二人の仲を親密にしてくれる行動なのです。
挙式を挙げるのは個人の自由なので強制はできませんが、共同作業が少ないと信頼感やつながっている感覚が希薄になりがちなのは間違いありません。
夫婦のすれ違いを解消するためにも、共同作業を増やしてみてはいかがでしょうか。
3、大きな時間を取って価値観をすり合わせていない
挙式の挙げ方も人それぞれで、長くて6ヶ月以上時間をかけて準備される方もいらっしゃるとか。
人生をかけた大イベントですから、気合が入るのも頷けます。
アンケートによると、有配偶者の方達は価値観のすり合わせに多大な時間をかけているのがわかります。
・どんな結婚式にしたいのか?
・誰に何を伝えたいのか?
話し合うことはたくさんあるはずです。
この過程を二人でしっかり行っている夫婦は、離婚率が低いのです。2で紹介した共同作業にも近いですよね。
お互いの価値観をすり合わせるのは、夫婦仲を良好にするためには必須なのです。
関連記事:毎日すれ違い! 子育てママの「夫婦のコミュニケーション」のとり方3つ
すれ違いで離婚の危機を防ぐ3つのコツ
引用:離婚に関する調査2016(リクルートブライダル総研 調べ)
こちらのアンケートは、結婚生活の中で「あってよかったこと」をまとめたグラフです。
赤線で囲んである7つが、有配偶者と離婚経験者で差が大きく分かれた答えです。
この7つをもとに、すれ違い離婚を防ぐための3つの特徴を見ていきましょう。
1、価値観をすり合わせる
離婚する夫婦の特徴でも書きましたが、やはり価値観のすり合わせは必要な様子。
有配偶者は、自分と相手との性格の不一致を防ぐための施策を積極的に行なっているようです。
価値観は結婚する前と後、20代、30代と状況によって変わるもの。
だからこそ、常にすり合わせを続けて、向かっていく方向を確かめ合う必要があるのかもしれません。
2、夫婦の親族や友人と仲良くする
夫婦になるとは、家族になるわけですから、自分の親しい友達や大切な家族を紹介するのは当然なのかもしれません。
しかし人によっては、妻は好きだけど、妻の友達は好きになれない方もいらっしゃいますよね。
嫁姑問題は、井戸端会議のネタになりがち。
とは言っても、夫婦生活のすれ違いなく楽しんでいる夫婦は、オープンに友人や家族を紹介しあっているようです。
あまり関わりたくないのであれば、表面上だけでも仲良くするフリをするのが大切なのかもしれません。
3、金銭感覚をすり合わせる
価値観のすり合わせにも似ている金銭感覚。
各家庭でお金の使い方は、千差万別ですよね。
クレヨンしんちゃんの野原一家のような「おこづかい制」の夫婦も多いのではありませんか?
ただ、しんちゃんのお父さんの野原ひろしは、おこづかい制を容認していますし、それなりに満足しているように見えます。
その理由は、金銭感覚のすり合わせを行なっているからですよね。
野原みさえの通販での爆買いを許容できるのも、しっかりとお金の管理を行っているからこそ。
仕事終わりには、一本のビールを飲めるのも、金銭感覚を夫婦で共有していなければできないはずです。
野原一家を例に出せば、金銭感覚のズレから起きる離婚は防げるのではないでしょうか。
関連記事:「仕事が多忙なパパ」と「子育てママ」のすれ違い生活を夫婦円満にする方法
まとめ
夫婦や恋人が離れ離れになる原因は、「価値観の不一致」。
価値観だからしょうがない、そんな言葉をよく聞きます。
しかし本当にそうでしょうか?
ちゃんと向き合えば、そんなすれ違いも解決できるはずです。
ぜひ、そんな夫婦生活を送ってください。