パパにもわかって欲しい! ワンオペ育児の大変さ
2018年7月25日 | よみものパパにもわかって欲しい! ワンオペ育児の大変さ

こんにちは。フリーママライターの横山かおりです。
わが家の夫は、平日は基本的に日付が変わってから帰宅します。つまり平日は完全にワンオペ育児。
育児、家事、仕事に追われるこの大変さ、果たして夫はきちんと理解しているのでしょうか?今回は世のパパたちに「ワンオペ育児の大変さ」をわかってもらいたいと思います!

ワンオペ育児のつらさを、仕事に置き換え
わが家の平日ワンオペスケジュールを紹介します。さらにパパにもわかりやすいように、大変さを仕事に置き換えてみました。
夫は朝の時間もギリギリまで寝ているので、育児にはノータッチ。
起床、洗濯、朝食、準備、掃除。毎日バタバタ家の中を駆け回っている私を、彼は不思議に思うかもしれません。「もう少し早く起きればいいのに」と。
でもそれ、パパに置き換えてみたら「毎朝余裕をもって家を出発しているのに、電車の遅延で遅刻ギリギリ。毎朝ダッシュ!」というのと同じこと。
自分のせいじゃないのにダッシュするの、つらくないですか?
こちらも予想外の展開を毎朝引き起こす子どもたちの対応に必死なのです。夜まで家事、育児に休憩はなくお風呂、夕食、寝かしつけと続きます。
休憩がないのって本当につらい。トイレの中まで娘は追いかけてくるし、お風呂もゆっくり入れません。料理中は足もとに絡みつく娘…。
これもパパに置き換えてみたら「夜まで5つの会議が休憩なしで続く」「お昼休みも毎日気を使う上司と一緒」。こんな感じでしょうか。とにかく気がぬけない時間が朝から夜まで続くのです。
1人でトイレに行けて、1人で電車に乗れることを羨ましくさえ思ってしまいます。
ここが大変、ワンオペ育児
ワンオペ育児のなかで、個人的に特に大変なポイントをご紹介します。
一番大変なのは、やはりお風呂でしょう。子どもが大きくなるにつれて少しずつ楽になってきましたが、とにかく2人目が生まれた直後は大変でした。
上の子を洗って下の子を洗って、首のすわらない娘をひざに置きつつ自分も洗う…。お風呂を出たあとは、自分のことは後回し。
子どもたちの着替えを終わらせるまでしばらく全裸で駆け回る私の姿は、客観的に見たらかなり滑稽だったでしょう。
食事の準備中や片付け中も大変。キッチンに立っている間、子どもたちはずっと騒がしい…。「静かに!」「おもちゃ片付けて!」と毎日呪文のように繰り返されます。
「猫の手も借りたい」という言葉がピッタリハマるほど、とにかく手が足りないワンオペ育児です。
ワンオペ育児に必要なのは「慣れ」
ワンオペ育児はつらいことだらけと思われがちですが、そんなことはありません。
私もワンオペに慣れるまでは本当に大変でしたが、いまは当たり前になりすぎて苦とも思いません。そう、慣れてしまったのです。
ワンオペ育児はママの行動計画がすべて。言い換えれば、ママの自由にスケジュールを決めることができるのです。
毎日のルーティンを決めてしまえば、ママも子どももストレスなく1日のやるべきことをこなすことができます。
ワンオペ育児に慣れているママたちは「平日は自分のペースで全部できるから気が楽」と口を揃えて言います。
もちろん土日、パパが手伝ってくれるならそれにこしたことはありません! お風呂もトイレも1人でゆっくり入りたいですからね。
でも何もしないパパが土日に追加されるよりは、子どもと自分だけの平日のほうが楽に決まっています。
「土日はパパが手伝ってくれるから、平日は自分のリズムでストレスなくワンオペできているよ」とママが思えるように、ぜひ土日こそパパには家事育児に協力してほしいですね。
ワンオペ育児、最初は本当に心が折れそうになるくらい大変です。
でもそれも子どもの成長と共に変わり、ママも慣れるまでの辛抱です。きっとそのうちに自分にピッタリのルーティンが見つかり、ストレスなく過ごすことができますよ。
それでもどうしても大変なときは、ママ友や周りの人に協力してもらって過ごしていきたいですね。つらいときは無理せず、パパにも相談してみましょう!
●ライター/横山かおり
●モデル/REIKO