いつまでに使えるようになればいいの?我が子の”箸トレ”問題体験談
2018年4月13日 | よみものいつまでに使えるようになればいいの?我が子の”箸トレ”問題体験談

こんにちは。
ママライターのマエジマシホです。
子どもの食事の際には、まず手づかみ食べをさせますね。
成長に伴って食事の道具を使えるようにと親は手助けをすることになります。
まずはスプーンやフォークを使わせる、というママやパパがほとんどではないでしょうか。
次の段階の食事の道具は「箸」ですね。ただこの「箸」。
子どもは手の筋肉が発達していなかったり手の力のコントロールがうまくいかなかったりして箸を使うことが難しいケースも出てきます。
今回は、筆者の4歳の息子のケースをもとに、親がフォローしやすい子どもの箸トレーニングについて述べていきます。

いきなり息子に子ども用の一般的な箸を渡した結果は…
筆者の息子の場合、主人の「トレーニング箸は必要ない。自分も子どもの頃使っていなかった」という理由で、いきなり子ども用の一般的な箸を使わせてみました。
3歳になってすぐの頃だったとおもいます。息子の場合は箸を使おうとすると箸が交差してしまい、どうしても食べ物を箸でつまむことができませんでした。
食事に時間はかかるし食べることができなくて息子も母である筆者もイライラしてしまう日々が続きました。
1日3回ある食事のうち、我が家で一番、時間をかけることができる夕食時のみ箸トレーニングをするなど手を変え品を変え、箸トレーニングを試みましたが、息子は箸になじみませんでした。
箸そのものを嫌いになってしまっては困るので、いつともなく筆者は息子の箸トレーニングを中止することにしました。
そして、主人には内緒でトレーニング箸を探し始めたのです。
100円ショップで見つけたトレーニング箸で箸トレーニング再開
主人と話をしたところ、主人がイメージしているトレーニング箸は箸に指を入れるリング状の部品がつけてあるもののようでした。
なので、それ以外の形状のトレーニング箸がないかと探していたところ、別の用事があって出かけた100円ショップで箸の根元がくっついていて箸が交差しないように設計されているトレーニング箸を見つけました。
黄色のくま、ピンクのぶた、黄緑色のかえるとカラーバリエーションも豊富に揃えてありました。
これを息子に勧めてみたところ、ぶたを選んだので購入することになりました。

年少の4月から100円ショップのトレーニング箸で箸トレーニングを再開したところ、めきめきと箸使いが上達し、年少の2学期が終わるころには一般的な子ども用箸に移行し、正しい持ち方で箸を使えるようになりました。
トレーニング箸といえど、息子も最初から上手に使えたわけではありません。
最初はお茶碗に持ったごはんをトレーニング箸でつまむことすら難しかったようです。
しかし、つぼみと茎の間に箸をひっかけやすいブロッコリーや箸でつまみやすいサイズに切りそろえたおかずなどで練習させたところ、箸使いのコツをつかんだように見えました。
トレーニング箸には相性がある。お試しのつもりで使わせてみて
ただ、すべての子どもがトレーニング箸を使った結果、よい成果が得られるわけではないようです。
中にはいきなり子ども用箸を使える子どももいます。息子のお友達はお姉ちゃんがふたりもいるせいか、見様見真似で一般的な子ども用箸を使うようになり2歳になったころには正しい持ち方で箸を使えるようになっていました。
お友達のように正しく箸を使えるお手本が身近にいたり、子ども自身が一般的な箸を使うことに興味を示したりしている場合、トレーニング箸は必要ないのかもしれません。
お試しのつもりでトレーニング箸を使わせてみて、子どもとトレーニング箸との相性を判断するところからご家庭での箸トレーニングはスタートとなるとおもいます。
大切なことはトレーニング箸を使わせることにこだわらないことです。
子どもが一般的な箸でやりたい、というのであれば子どもの希望を尊重してあげてくださいね。
なかなかうまくいかず親はもどかしい思いをするかもしれません。
でも子どもの成長は人それぞれです。
毎日練習すれば少しずつ箸使いは上手になっているはず。見守ってあげましょう。
以上いかがだったでしょうか?
私は、子どもが一般的な子ども用箸を正しく使うことができる目標の期限としては、小学校入学に間に合えばよい、と考えています。
その理由のひとつは、小学校に入学すると子どもひとりひとりに先生がそれほど目をかけられなくなるからです。
それに給食が多い学校の場合、箸しか用意されていないことがあるからです。
小学校入学というと、3歳から箸トレーニングを始めたとしても3年ほど時間がありますよね。焦る必要はまったくないといえます。
行き詰るようなら箸トレーニングを中断して。
ひとつのトレーニング箸との相性が良くなかったからとあきらめず、いろんなトレーニング箸を試すのもいいとおもいます。
子どものやる気や興味を削ぐことなく箸トレーニングができる方法を、親は模索してあげましょう。
●ライター/前嶋志保
●モデル/貴子