子どもに聞かれたら答えられる?リンス、コンディショナー、トリートメントの違い
2017年10月12日 | よみもの子どもに聞かれたら答えられる?リンス、コンディショナー、トリートメントの違い

こんにちは。ママライターのマエジマシホです。
子どもが食べる食材や飲む水の産地にはとても気を遣っている、というママさんパパさんも多いと思います。親なら子どもにより良いものを選んであげたいと思いますよね。
ところで、お風呂でほとんどの人が毎日使うものにシャンプーとリンスあるいはコンディショナーがあります。時々トリートメントをする、という方もいるでしょう。
子どもにはまだリンスやコンディショナー、トリートメントは使わせていないという方もいるでしょうが、いずれ使うことになりますよね。
そこで今回は、リンス、コンディショナー、トリートメントの違いについて詳しく見ていきます。

リンス、コンディショナー、トリートメントの役割
まずは、リンス、コンディショナー、トリートメントのそれぞれの役割について見ていきます。
リンスの役割について、シャンプーやリンス、コンディショナー、トリートメントの商品を多く販売している花王のホームページでは、
リンスとコンディショナーはどちらも、主に髪の表面をなめらかにするものです。髪のすべりをよくすることで、キューティクルの傷みを防ぎ、パサつきにくくします。最近では、髪の表面層(内部)に浸透し、髪の傷みを補修するトリートメント効果を併せ持つタイプもあります。
とあります。つまり、リンスとコンディショナーの役割に明確な違いはない、ということです。
主に髪の表面を滑らかにし、摩擦によるダメージや汚れの付着を減らすのがリンスやコンディショナーの役割とされています。
では、トリートメントの役割について、同じく花王のホームページから以下に引用すると、
トリートメントは髪の内部に成分を浸透させて、髪の状態を整えるもの。髪の傷みをケア・補修したり、髪の質感をコントロールしたりするものなどがあります。
主に髪の内部のダメージを補修するのがトリートメントの役割とされています。
定義なし?コンディショナーやトリートメントは同じ?
ただ、引用した花王のホームページに気になる記述を見つけました。以下に引用すると、
リンス・コンディショナーとトリートメントの定義については、メーカー間で統一されているわけではありません。表示でその製品の特徴を確かめてからお選びください。
とあります。
つまり、法律で具体的に何かが入っているものはリンス(コンディショナー、あるいはトリートメント)と表記しなければならない、と決まっているわけではないということです。
ましてや洗髪製品を販売しているメーカー同士で業界ルールとして決まりがあるわけでもないということになります。
リンスやコンディショナー、トリートメントを開発、販売しているメーカーが独自の基準でこれはリンス、これはコンディショナーなどと決めているということになりますね。
ということは、髪をきれいに保つために同じメーカーのシャンプー、リンス(コンディショナー)、トリートメントを使いましょう、というメーカーのアドバイスはあながちセールストークではないということになります。メーカーが研究した結果、ライン使いをすることで髪をきれいにすることができるという結論に至っているからです。
抑えるべき3点
では、花王のホームページのアドバイスに従うとすると、リンス、コンディショナー、トリートメントの各製品に配合されている成分を確認するのか、と思ってしまいますね。
それも成分名がわかったところで、化学的な知識がなければ正確な判断は不可能です。
一般の消費者にそれは無理な注文ですね。ですので、ポイントだけを押さえておきましょう!
ポイントは、
・リンスとコンディショナーに機能的な違いはない。
・リンス、コンディショナーは髪の表面をケアする。
・トリートメントは髪の内部をケアする。
以上の3点になります。
それさえ分かっていれば、これまでと同じように使用しても問題はないでしょう。機能面からみると、使う順番は、シャンプーからトリートメント、そしてリンスかコンディショナーとなります。
シャンプーで髪や頭皮の汚れを落とし、まず、髪の内部をケアします。そして髪の表面をケアすることでトリートメント成分を閉じ込めることも期待できます。
シャントリー分野での新たなカテゴリも誕生
リンスとコンディショナーの垣根が曖昧になっているのと同様に、コンディショナーとトリートメント垣根も曖昧になってきています。
トリートメント イン コンディショナーという二つの役割を持っている商品が登場したからです。これは、『トリコン』と呼ばれています。
トリコンを使えば、ひとつ買う手間とコストが減るというメリットがありますね。加えて、お風呂時間の時短にもつながります。
はっきりと分けられていない分、さまざまなカテゴリがどんどん誕生して、使いやすくなっていくといいですね。
大切なことは、それぞれの機能をきちんと知って、機能に合った使い方をすることです。
“なんとなくみんな使っているから”というものにこそ疑ってみる余地があるのかもしれませんね。
【参考リンク】
・Kao 花王株式会社
http://www.kao.com/jp/qa_cate/shampoo_02_02.html