もしもに備えて! 祖父母と子どもの“孫旅”で注意すべきポイント3つ
2017年9月7日 | よみものもしもに備えて! 祖父母と子どもの“孫旅”で注意すべきポイント3つ

こんにちは、佐原チハルです。
夏休みや9月のシルバーウィークなど、連休があれば祖父母のお家に孫の顔を見せにいく……というご家庭も少なくないかと思います。
しかし最近では、もう一歩進んだ“孫旅”も人気のよう。孫旅とは、子どもと祖父母だけで行う旅行のこと。
とても貴重な思い出になりそうなものですが、旅は慣れない環境の連続。“行き先や行程はしっかり確認しておく”ということ以外にも、注意しておきたい点は少なくありません。
そこで今回は、“孫旅”で注意すべき3つのポイントについて、実際に孫旅を経験させたことのあるママたちに聞いてみました。

ポイント1:命に関わる必須事項、アレルギーの確認!
『うちの子はアレルギーがあって、今でも卵は除去しています。へたをしたら命に関わることなので、これだけは厳重に注意してもらいました』
こちらは4歳のお子さんを持つ30代ママからの声です。
『4歳になってから少しずつ食べさせ始めているんですが、保育園でもまだ除去だし、お医者さんとも相談して、旅行中も除去を徹底してもらうことにしました。うちの祖父母はまだアレルギーに理解がある方なんですけど、それでも不安でした。たとえばカマボコとかベーコンにも卵が使われていることがあるなんて、私も子どもがアレルギーってわかるまで気にしたことありませんでしたし』
アレルギーについて改めて祖父母さんたちに説明するだけでなく、宿泊先や立ち寄り先で入れる、アレルギー対応可能な飲食店を探す作業など一緒に行ったそうです。
子どもにアレルギーがある場合、食事には非常に気を使うことが多いですが、命に関わることですからそれも当然です。祖父母さんたちにアレルギーへの理解がなければ、“孫旅”は中止を検討する必要もあったかもしれませんね。
ポイント2:定時連絡を欠かさない!
『せっかくの“孫旅”だから、あまりこちらから連絡して邪魔するのもよくないなぁとは思っていたんです。でも、やっぱり心配は心配なので、必ず連絡してもらうタイミングを事前に決めておきました』
こちらは1歳と4歳のお子さんを持つ30代ママからの声です。“孫旅”を経験したのは4歳のお子さんの方。
『3食のタイミングと子どもが眠るときの計4回は、電話でもメールでもいいので連絡をもらえるようにお願いしていました』
しかし“孫旅”中は行く先々で楽しそうにしている写真や動画を送ってもらえたそうで、定時の連絡は実質的には不要だったかも、とのこと。
『ただ、連絡の時間を決めておくことで、旅行先で子ども自身も時間配分というか、生活ペースをつかみやすかったみたいです。「もうちゃんと寝るからママに連絡しよう」って言ってくれていたみたい。旅行先だと張り切って疲れ過ぎちゃったり、それで帰ってから体調崩したりすることも多いんですけど、そういうのを防げました。その意味でも、やっぱりルールにしておいて良かったのかもしれません』
お子さんもやはりご両親のいない旅行は心細いこともあるでしょうし、祖父・祖母さんの方も、初めての“孫旅”では緊張や不安もあることと思います。
帰りを待つママたちだけでなく、“孫旅”中のお子さんたちにとっても、定期連絡は大切なものかもしれません。
ポイント3:母子手帳とお薬手帳は持たせる
『国内旅行なんて、何を忘れていってもお金さえあればだいたいは何とかなると思うんです。でもいざというときのことを考えたら、母子手帳とお薬手帳は必須かなと思って、セットで必ず身につけてもらうようにしていました』
こちらは3歳と5歳のお子さんを持つ30代のママさんの言葉です。
考えたくないことではありますが、旅行先で事故や事件に巻き込まれてしまうことや、突然の病気になってしまうこともあり得ます。
そんなときには、母子手帳とお薬手帳の情報が役に立つかもしれません。
『うちの子たち、今年はじめてママ・パパから離れて祖父母と旅行に行ったんです。たった1泊だけどやっぱり不安でした。持っていってもらう母子手帳とお薬手帳の用意をしながら、あの子たちも大きくなったんだなぁってしみじみ。母子手帳もお薬手帳も、今までちゃんと記録しておいてよかったなって思いました』
母子手帳には緊急時の連絡先を書いたメモと、同じく緊急時に使えるお金も挟んでおいたそう。
いざ、という事態が起きてしまうと、焦って頭が真っ白になってしまうこともあります。そのようなときのためにも、準備は平常時にしっかりと行っておくことが大切ですね。
以上、いかがでしたでしょうか。“孫旅”は、お子さん・祖父母さんたちはもちろんのこと、ママ・パパにも緊張の多いものです。
けれど冒険的な側面が強いぶん、“孫旅”はみんなにとって思い出深い、貴重な経験にもなってくれそうです。
“孫旅”を十分に楽しむためにも、事前の準備はしっかりと行い、安全な旅ができるようにしましょうね。