教育上どうなの? 子どもにYouTubeを見せることへの賛否と注意点
2017年8月29日 | よみもの教育上どうなの? 子どもにYouTubeを見せることへの賛否と注意点

こんにちは! ライターのいるみです。
YouTubeをご存知の方は多いと思いますが、ご覧になったことはありますか?
YouTubeは世界中の人たちが気軽にアップした動画を、無料で楽しめるということでさまざまな年代に人気の動画配信サイトです。
特に若者に人気が高く、YouTubeで動画を配信する『ユーチューバ―』と呼ばれる職業もでき、子どもたちが将来なりたいあこがれの職業にもあがっているそうです。
さて、そんな人気なYouTubeですが、みなさんは自分の子どもに見せたことはありますか?
このあいだ、幼稚園の保護者座談会で同じクラスの保護者の方に


ということを相談されたのです。そのとき話を聞いていた半数以上が「自分もそういう経験がある」と話していました。
私自身も最初、長距離の車での移動のときに動画を見せており、その他にたまに子どもが知りたい情報などをYouTubeで見せていました。
しかし最近、「スマホに育児をさせるな!」という記事や「子どもの教育に悪い動画が多い」という話や記事を読むたびに、「子どもに動画を見せるのはダメなのではないか……。みんなは見せているのだろうか?」と気になっていました。
今回の保護者座談会でも、この話があがったときに「私も周りの家庭が子どもに動画などを見せているのか、気になっていた」という方が多かったので、今回はそのときあがった話とそれを聞いて感じたことを紹介します!
どんなときに見せてる? 動画を見せてよかったこと、後悔したこと
『最初は車での移動のときだけ見せていたが、大きくなるにつれて「家でも見たい!」と言うようになり、時間は決めているが日常的に見せてしまっている。子どもが見ている動画は、主に実況動画やレビュー動画が多く、大人目線で見ると果たしてタメになるのか? という動画も多い。
また動画によっては口が悪い実況者もいて、確実に影響を受けているので動画を見せるのは良くないと最近すごく感じている……』(小学3年生と年中のママ)
『YouTubeで知育系の動画があったので見せてみたら、英語や数字に興味を持ったようで、いつの間にか教えていないのに英語の単語や簡単な計算などができていてビックリしました! 動画は、長時間の車での移動時や子どもの機嫌が悪い買い物のときにスマホを使って見せています。
世間では「子どもにスマホ育児をさせるな!」という言葉を聞きますが、私は誰にも頼れないときや外出時どうしても泣き止まないときなどに活用してもいいのではないかと考えています。メリハリを付けた活用方法で大人も子どももストレス発散できるのなら、たまにの使用はいいのではないでしょうか?』(年中と1歳児のママ)
この他にもたくさん意見があがりましたが、多くが「本当は見せたくない……」と言っていました。
その理由は「教育上どうなの?」という動画が多すぎるということでした。
じつは私自身もそう感じた経験が何度かあります。それは“当たりのある商品を大人買いし一気に開封する”という動画を息子が見ていたときの話です……。

(今どき何でもかんでも動画にするんですね)
確かに「どれくらいの確率で当たるのだろう」とか、そういうワクワク感はあるかもしれませんが……。
そして、この動画を見て息子が


「ママ、うちも箱でお菓子を買って当たりを当てようよ!」と言い出したのです。
そのとき、このような動画を子どもが見ていたら、金銭感覚がおかしくなり、商品を簡単に買える物だと思い込んでしまうのではないかと少し怖くなりました。
それ以来、子どもがどんな動画を見ているのか気になるようになりましたが、ずっと一緒に見ているわけにもいかないので、子どもたちだけで見せるとなると何らかの対策を取らなければならないとすごく感じました。
子どもに動画を見せる上で気を付けたいこと
最後に、動画を見せる上で私たちができること、気を付けるべきことは、
・子ども用にアカウントを作り、視聴制限を親が決め「不適切な動画は表示しない」ことと「動画視聴時間を設定する」こと。
これを行うだけで、子どもに有害な動画はグッと少なくなります。
しかし、簡単に制限できる反面、解除も簡単にできるので、子どもが大きくなると解除方法などを知ってしまい解除される恐れがあるので要注意です。
動画を子どもに「見せる」「見せない」の意見は分かれると思いますが、動画を利用する人は子どもに見せる以上ちゃんとした利用方法を理解して動画を視聴しましょう!
【参考リンク】
・保護者向けリソース | YouTube ヘルプ