太っ腹なのはドコ? 留学したい人にオススメの学費が無料&格安な国4つ
2017年4月13日 | よみもの太っ腹なのはドコ? 留学したい人にオススメの学費が無料&格安な国4つ

こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
大学へ通う、通わせる。どちらにしても、並大抵の資金力では乗り切れないような経済的な負担が肩にのしかかってきます。
日本には国公立大学と私立大学がありますが、格安とされる国公立でさえ、初年度は約80万円を納入する必要があります。
私立であれば軽く100万円を超えます。
とてもそんな余裕がない、でも勉強したいという学生におすすめしたいのが、海外留学。
「もっとお金がかかるのでは?」と思われるでしょうが、世界には学費無料という太っ腹な国があるのです。

ノルウェー
数年前まではスウェーデン・フィンランド・ノルウェーの三国で学費が無料でしたが、現在は国籍などにこだわらず無料だと発表しているのはノルウェーのみとなりました。
『Study in Norway』によると、「およそ15,000人の外国籍生徒がノルウェーの高等教育を受けるべく申し込みをしている」といいます。
ノルウェー国内の大学は、外国籍学生に対して優遇措置を設け、かつ非常に多くの部門での入学を認める方向で常に動いています。
当然、英語プログラムは豊富に用意されています。またその学力レベルも世界上位にランクされる大学が少なくありません。
フィンランド
フィンランドの大学はかなりハイレベルの授業・研究が行われていることでも知られています。
ただし学費無料制度は盛んに見直しが行われているのが難点。
2017年秋以降は日本を含むEU/EEA圏外からの学生で英語プログラムを受講する場合には、有料化が計画されているようです。
ただし、現地の言語で開講されるプログラムに関しては今後も無料の方針とのこと。
現地語を学んでから留学するつもりであれば、学費無料の資格をゲットできます。
また、『Study in Finland』によると、「EU外生徒への奨学金制度も準備されている」ほか、「生活費補助のオプションがつく奨学金もある」そうです。
オーストリアとドイツ
自国民やEU/EEAからの学生は国立大学の学費が原則無料ですが、日本のようにEU/EEA以外からの学生は一部負担となっています。
そのため完全無料とは言えないのですが、両国ともに学期あたり約750ユーロ程度と、日本の大学費用と比較すれば格安設定。
さらに、公共交通機関乗り放題のパスがつくなどの特権もあり、学費として肩にのしかかってくる実際の負担額は少なめです。
使用言語はドイツ語、英語、フランス語など。
入学に際して要求されるのは英語力とそれまでの高校や大学での成績がメインであり、現地語は必ずしも必要とされません。
『Study in Austria』によると、「必要とされる入学資格は学校やコース別に異なるため、まずは希望する教育機関へとコンタクトを取って相談すること」とのこと。
まとめとして
日本の大学に通うにも、都市部で独り暮らしをすればかかる生活費は一般に物価が高いといわれるヨーロッパと大差ありません。
でも、ヨーロッパの一部の国なら学費がタダ(もしくは格安)! そして、専門の勉強以外に、英語も現地の言語も学び取ることができます。
なんだか一石三鳥、四鳥。
もちろん、要求される英語力や学力に到達するまでの努力や海外生活の難しさなどもありますが、世界にはこんな選択肢もあると知っていれば、挑戦してみたいと思う人がもっと出てくるのではないでしょうか。
【参考リンク】
・Study in Norway
・Non-EU tuition fees and scholarships | Studyinfinland
・Tuition Fees | Study in Austria
・Enrolling at a German University | Study in Germany