誰が作ったか不明!? “ビットコイン”の基礎知識と注意点
2017年4月10日 | よみもの誰が作ったか不明!? “ビットコイン”の基礎知識と注意点

こんにちは、金融コンシェルジュの齋藤惠です。
新しい概念の通貨・ビットコインが今どんどん知名度を高め、注目されています。
投資、ギャンブル、電子マネーなどさまざまな捉え方をされており、情報が飛び交っていますよね。
近い将来、ビットコインはもっと普及していくのか? はたまた危険な存在なのか? 基本的な知識を取り入れながら一緒に考えてみましょう。

ビットコインとは?
一般のお金と比較して考えてみたいと思います。
通常私たちが使用するお金は実体がありますが、ビットコインは仮想通貨なので実体はなく、ネット上の売買や取引で使われます。
また、ビットコインは世界共通の通貨と言われています。そのため円やドルのように為替の影響を受けません。
ネット上に複数存在する取引所で売買され、日本の中央銀行のような管理機関もありません。
その代わりにビットコインの詳細な取引情報などを全ユーザーに公開(個人の特定はできないようになっています)することで、通貨としての信用を保っています。
【まとめ】
・ビットコインは世界で使える仮想通貨
・ビットコインは国や会社によって管理されているものではなく、共通のルールと情報公開によって全ユーザーが管理に関わっている
管理機関がないという点がビットコインへの理解を難しいものにしている印象があります。
2009年に始まったとされているビットコインは発起人が定かではありません。
一部のネットユーザーのあいだで現在の仕組みが作られた、という程度の情報のみです。
そんな不安定にも思える通貨が、なぜ世界で信用されているのでしょうか?
ビットコインのメリット
世界的に見ても円の価値は安定していますし、私たち日本人も国がお金を管理していることで安心感を持っているはずです。
しかし世界中には財政的に不安定な国がたくさんありますから、そういった国々の人たちが「自分たちの国の通貨よりもビットコインの方が安全」と認識する気持ちもわかります。
また、ビットコインの最大のメリットとして挙げられる両替手数料や為替の影響を受けずに世界中で決済が可能な点は非常に便利です。
ビットコインは、そういった現在の実物通貨のデメリットを補填する存在として、世界中に広まっていったのです。
【まとめ】
・自国通貨よりもビットコインの方を信頼している人たちがいる
・両替不要なのは便利
ビットコインを始めるべき?
現在ビットコインを所有しているユーザーの多くは、「将来的に貨幣価値が上がるだろう」という考えのもと投資目的で保有していると言われています。
また、少しずつメジャーなネット通販などが決済方法にビットコインを導入しだしているようです。
今後ますますビットコインによる決済が増えていくと予想する意見も多くありますから、今のうちに知識を得て取引を行ってみても良いかもしれませんね。
ただし、法的な整備はまだまだ不十分と言える通貨ですから、扱いには冷静さが求められます。
実際に取引所が倒産している例もあり、お金を取り戻せずに損をしている人もいるのです。
【まとめ】
・便利な決済方法として、ビットコインが普及していく可能性が高い
・発展途上の通貨なので、取引は慎重に行うべき
【参考リンク】
・ビットコイン(Bitcoin)とは仮想の通貨 | bitFlyer
・ビットコイン取引所 | Zaif Exchange
・オープンソースのピアツーピア通貨 | ビットコイン