野菜の根っこを栽培!? 家庭ゴミを減らすためにできる工夫7選
2017年4月7日 | よみもの野菜の根っこを栽培!? 家庭ゴミを減らすためにできる工夫7選

私たちが生活する上で、どうしても出てしまうのが“ゴミ”。
『東京二十三区清掃一部事務組合』によると、東京23区における平成27年度のゴミ量は約278万トンで、前年と比べて665.83トンも増加したということです。また、一人が1日に出すゴミの量は828gとのこと。
ゴミの量が増えれば、環境汚染にもつながります。子どもたちにキレイな環境を残していくためにも、一人ひとりのゴミを減らす取り組みが大切です。
そこで今回は、家庭ゴミを減らすためにできる工夫をいくつかご紹介したいと思います。

(1)エコバッグを利用する
まずは基本中の基本。意識さえすれば誰もが簡単にできることは、買い物の際にエコバッグを持参することです。
お店によってはレジ袋をもらうと1枚につきいくらかの料金が発生しますが、無料でくれるところもまだまだ多いもの。
無料だからといってもらってしまわず、レジ袋は断りましょう。
(2)ボトルの中身が詰め替えできるものを選ぶ
シャンプーやコンディショナー、ハンドソープなどは、詰め替えできる商品を選ぶことも大切です。
調味料も詰め替えできるものが多くあります。容器を一度で捨ててしまうとゴミが増えるので、中身がなくなったら中身を補充し、繰り返し使いましょう。
(3)リサイクル回収できるものは捨てない
牛乳パックやペットボトル、お肉や魚の食品トレーなど、リサイクルして使えるものはゴミとして捨てず、リサイクル回収へ。
スーパーに回収ボックスが設置されているので、使い終わったら洗って回収ボックスへ入れましょう。
これを徹底するだけでも、家庭から出るゴミがかなり削減されますよ。
(4)野菜の皮や葉などは捨てない
わが家では、にんじんや大根の皮などはむかずによく洗ってそのまま料理に使います。農薬が気になるようなら、無農薬野菜を買えば安心です。
皮をむかないというだけで手間も省ける上、栄養もしっかり摂れます。
大根の茎や葉もこまかく刻んでスープや炒め物にしたり、ごま油で鰹節、ゴマと一緒に炒めてしょうゆ・みりんで味付けしてご飯のお供にしたり、使い道もたくさんあります。
ごぼうの皮とにんじんの皮は、きんぴらにするとおいしいですよ。
(5)野菜の根で再生野菜を栽培する
豆苗の根っこを水に浸しておけば、また生えてきて収獲できるというのは多くの人が知っていると思いますが、ネギやミツバ、小松菜、クレソンなど、他にもおうちで簡単に水耕栽培できる野菜はたくさんあります。
根がついた野菜は、食べ切ったあとに根の部分を水につけて、日当りのいい窓際などでカーテン越しに置いておきましょう。きれいな水をキープできるよう、水は毎日換えてください。
1〜2週間くらいでまた食べられる部分が再生してきます。成長を観察するのも楽しいものです。
興味がある方は、再生野菜にはどんなものがあるのか、調べてみてくださいね。
(6)ディスポーザーを利用する
なるべく食材は最後まで使い切って、生ゴミを出したくないもの。それでもゴミが出てしまったら、ディスポーザーを使うのもおすすめです。
入れてはいけないもの(貝殻や卵の殻、とうもろこしの皮など)に注意しつつ、ディスポーザーで粉砕できるものは粉砕して流してしまえば生ゴミはほとんど出なくなり、臭いも気にならなくなります。
(7)余計なものを買わない
これは根本的なことですが、とても大事なことです。買い過ぎ、作り過ぎなどで食品を廃棄するのはとにかく避けたいところ。
冷蔵庫の中身をよく確認し、食べきれる量だけを買うようにしましょう。
野菜を買いすぎて余らせてしまいそう……というときには、茹でるなどの下ごしらえをして、冷凍庫で保存できるものは冷凍庫へ入れておきましょう。
いかがでしたか?
他にもゴミを減らすための工夫として、ペットボトルで子どものおもちゃを作る、野菜クズを乾燥させて出汁をとるのに使う、などの工夫をしている方もいるようです。
まずはできることから、家族で楽しく取り組んでいきましょう!
【参考リンク】
・ごみ量・ごみの中身 | 東京二十三区清掃一部事務組合
●文/パピマミ編集部