子どもトークは控えめに! 既婚女性が独身の友達と話す時のポイント3つ
2017年2月27日 | よみもの子どもトークは控えめに! 既婚女性が独身の友達と話す時のポイント3つ

こんにちは。ママライターのあしださきです。
子ども時代にドラゴンボールに夢中になり、スラムダンクをリアルタイムで読んで感動した世代と言えば、大体の年齢が分かると思います。
そんな私たち世代は取り扱い要注意のデリケートな年齢。それなのに、自分自身が誰よりも真剣に考えていることを、当事者ではない外野があれやこれやと余計な口を出す。
それが“既婚者”VS“30代独身女性”という対立関係を勝手に激化させ、我々の友人関係を複雑なものにしている一番の原因だと思ってしまうのですが、皆さんはどう思われますか?
今回は、既婚者が未婚の30代の友達と接する際に気をつけたいことを紹介していきます。

アラフォーは何かと周囲から口を出されがち
『この年齢になっても結婚していないと親や親戚が勝手に心配して、やかましいことをズケズケ言ってきてしょうがない』(30代・会社員・独身)
一方、結婚していればそれでいいというわけでもなく、以下のような人もいました。
『「子どもはまだか」さらには「2人目はまだできないのか?」などと余計なお世話をバシバシ焼かれて腹が立つ……』(30代・1児の母・主婦)
われわれの世代が、学生時代の友人たちと久しぶりに会うことになったとき、皆が抱えている事情にはこんな感じのものが多いのでしょうね。
さて、アラフォーの女性と簡単に言ってもそのタイプはいくつかに分かれています。
例えば、
・20代中盤から後半に結婚して、今が子育ての最中というタイプ
・大学を卒業してからバリバリ働いて努力の末に今の地位を勝ち取ってきた勇ましき女戦士タイプ
どちらかが正解なわけではないし、どちらもかけがえのないその人だけの“人生”です。
まずは、“一人ひとりの人生には違いがある”という事実を受け止めるべきだし、自分と違う道を歩いている友人に対して、“リスペクト”をしていないと友人関係がうまくいかないのではないかなと思います。
そこで以下では、「会話で相手の地雷を踏まない方法」とか、「このワードは使わないように」などといったダメ出しではなく、相手とこれからも仲良く友人関係を築いていくために重要なことや常に念頭に置くべきことを考えていきます。
(1)今の相手の悩みに寄り添う
未婚の友人と話していると、思わず結婚の話を持ち出してしまいがちですが、そもそも友人は「今結婚したい」と思っているのでしょうか?
仕事が楽しく、やりがいがあり、自分の自由にできるお金も時間もある。そんな状況に相手が幸せを感じているようなら、こちらも気負わずに学生時代のノリで接することが一番だと思います。普通でいいのです。
逆に、友人が何かに悩んでいたらよく聞いてあげることが重要。仕事の人間関係や日々の生活のことでも、きちんと話を聞けば相談に乗ることができますよね。そこに未婚とか既婚とかは関係ありませんから。
もし仮に結婚についての悩みを抱えているのであれば、
・じっくり最後まで話を聞き、本人はどうしたいのかを想像する
・アドバイスする際は、自分の経験談は“ただの1ケース”に過ぎないと自覚し、横柄にならない
・「結婚してもしんどいよ」などと逆に悩みを言わない。愚痴は相手が言いたいのだから
などを念頭に置いておくことが大切です。
『「独身のあなたは自由で、束縛がなくてうらやましい」という既婚の友人。じゃあ、離婚してまた働けば? と思うが、最後の決めゼリフがいつも「でも家族がいるしね」。あっそう』(30代・会社員・独身)
(2)子どもトークはほどほどに
私は子どもを産むまで、よその子どもを特別かわいいと思ったこともありませんでしたし、どちらかといえば子どもは嫌いでした。
自分に子どもがいない限りはなかなか他人の子どもの話に興味はわかないものです。いくらかわいいと力説されても、「ふーん」ぐらいの感想しか出てきません。
おそらく、皆さんの未婚のご友人にも、同じようなタイプの方がいらっしゃるのではないでしょうか?
とくに久しぶりに会う友人であれば、子どもや家庭の話はせずに相手と共有できる話で楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
相手に子どもができたら、そのときはじめてママ同士の話題に花を咲かせるべきなのです。
(3)「結婚しなくても子どもだけは産みたい」という友人への対処
30代後半にさしかかると、女性は出産のことを考えずにはいられません。
「結婚はできればしたいけど、子どもは絶対産んでみたい」。こう考える女性が最近多くなっていると聞きます。
自分の友人がもしこのような考えを持っていたら、あなたはどのように語りかけますか?
出産は母と子の2つの命に関わる問題ですから、とても重要なことです。よくよく考えてみると、胎児が健やかに育って無事に生まれてくるなんて奇跡のようだと思います。
妊娠〜出産という期間は、母親にとっては命がけの大仕事をしているわけです。
もし、友人から出産を“体験”としていつかしてみたいという話を聞いたなら、私は友人に自分の体を健やかに保つようにアドバイスしたいと思います。
本当に妊娠を望んだとき、少しでも良い条件がそろっているようにすることが大切ですから。
とはいえ、いつか生まれてくるその赤ちゃんが幸せな人生を送るには、パパの力が必要なときがあります。
それは本人も承知の上でしょうから、あえてそれを言葉にする必要はないのかもしれません。
いかがでしたか?
学生時代にともに笑い、泣き、いろんな経験を共有した友人たちの存在について、改めて考えさせられたコラムになりました。
私は25歳で結婚しました。大学を卒業してたった2年。仲間内では初めてでした。
それから10年あまりの年月を経て、数人は結婚して母になりました。また、ある友人は新卒で勤めた会社を辞めて海外に留学、帰国後は語学力を活かした仕事に就き、今も活躍しています。とても充実した日々を過ごしているようです。
彼女は独身ですが、会うたびにその魅力は増していくばかりなので、男性が放っておかないと思います。いつか、遠くない未来にうれしいニュースが聞けると思っています。
常に、“相手の話をよく聞く”ということを心がけ、信頼関係を保ち続けたいと思っています。
“既婚”VS“独身女性”の対決なんて、そもそも外野がうるさいせいなのだからと、割り切ってしまうことが大切なのかもしれませんね。