嬉しいor嫌がってる? しぐさでわかる猫のホントの気持ち
2017年2月22日 | よみもの嬉しいor嫌がってる? しぐさでわかる猫のホントの気持ち

こんにちは。心理食育インストラクターのSAYURIです。
いつも私のコラムを読んでくださっている方は、「なぜ、急に猫の話?」と驚かれるかもしれません。
しかし、実は本業とは別に20年以上猫の保護活動をしており、現在もそのへんのペットショップがビックリするほどの数の保護猫たちと一緒に生活しているのです。
そこで今回は、2月22日の「猫の日」にちなんで、“猫のしぐさで分かる猫の気持ち”をご紹介したいと思います。

尻尾で分かる猫の気持ち
尻尾がピーンと上に真っ直ぐ立っているときは、とっても嬉しいとき。甘えてすり寄ってくるときにも尻尾はピーンと立っているはず。
逆に𠮟られてションポリしているときや具合の悪いときはだらりと下に下がります。
また、抱っこをしたときは尻尾がお腹にぺったりついていたり、パタパタと早く動かしたりしているようであれば、嫌がっているので下ろしてそっとしておいてあげましょう。
抱っこして尻尾が下にだらりと下がっていればリラックスしている証拠です。
寝ているときに名前を呼んで尻尾の先だけを小さく動かしたら、相手をするのが面倒だと思っています。飼い主としてはちょっと切ない反応ですが、そっと寝かせておいてあげましょう。
寝相で分かる猫の気持ち
猫の寝相もさまざまありますが、ネットで「かわいい」と言われている“土下寝”は、実は眩しくて光を遮るために目を隠しているポーズ。
きれいに丸くなって寝るのは寒いとき、完全に周囲の環境に安心してリラックスしているとお腹丸出しの仰向けで眠ります。
猫が甘えたいとき、かまって欲しいときのしぐさ
広げた新聞や雑誌の上に乗る、パソコンのキーボードの上に乗るのはもちろんかまって欲しいから。
このほかにも猫は甘えたくなると、頭をすり寄せたりコンコンと軽くぶつけてきたりもします。
さらに信頼関係が強くなると、猫同士で鼻を擦りつけ合うように人の鼻にも自分の鼻を擦りつけようとしたり、お尻を人の顔に向けたりします。
お尻を顔に向けられると、「ちょっと待って!」と思いますが、生後すぐの子猫は自分で排泄することができないため、母猫が舐めて排泄を促すことから、飼い主を本当の母猫のように慕って甘えているのだと考えられているのです。
実際に筆者も生後すぐに保護し、ほ乳瓶でミルクを与えて育てた猫ほど顔の前にお尻をもってこられます。
一見、飼い主からすると「勘弁してー!」と思う行動も、実は猫の甘えや愛情表現であったりします。
猫のしぐさの意味を知って接すると、またかわいさが増すかもしれませんね。