パパをイクメンに変えて、出産直後から育児を分担するコツ
2017年1月2日 | よみものパパをイクメンに変えて、出産直後から育児を分担するコツ

新しい家族を迎え、「笑顔の絶えない毎日を送ろう!」なんて夢と希望に満ち溢れていたはずなのに、実際の生活は慣れない育児でテンヤワンヤ。寝る間もないほど家事と育児に追われ、笑顔で過ごす間もないくらいの慌ただしさに、気分が落ち込んでしまうこともあるでしょう。
でも、子育てはママばかりが頑張るものではありません。家族が増えた喜びを夫婦で分かち合うためにも、パパと育児を分担したいもの。
そこで、出産直後からパパを上手に育児へ参加させるコツをご紹介します。
産褥期に育児の分担が大切な理由
出産という一大イベントを終えたママの体は、ホルモンバランスが崩れていたり、骨盤や子宮が戻っていなかったりと、万全な状態ではありません。この時期に無理をすると回復が遅れ、場合によっては一生につながる病気を引き起こしてしまうこともあるのです。
そのため、産後1か月ほどは無理は禁物。とはいえ、赤ちゃんのお世話もスタートしますから、体の負担が少しでも軽くなるよう、周囲のサポートが必要となります。
里帰りをしたり、親が手伝いに来てくれたりする方も多いと思いますが、24時間甘えることはなかなかできませんよね。そこで頼れるのが、パパなのです。
育児分担のコツは「パパができる育児」を増やすこと
では、パパにお願いできる育児には何があるのか?
実は、授乳以外はすべてパパにもできることばかりなんです。授乳だって、搾乳した母乳や粉ミルクを哺乳瓶で与えればパパにもできます。とはいえ向き不向きはあるので、できることから少しずつ協力してもらうのがイクメンに変えるコツ。「パパにできること」のレパートリーを増やしていくことで、今後の育児への参加率が変わってきます。
ただ、はじめは何をどうすればいいのかわからず、ついママ任せになっていることも多いようす。率先して参加してくれるのを待つよりも、ママから声をかけてあげたほうが、育児分担がスムーズにいくのかもしれませんね。
また、男性は、約10か月間おなかの中で赤ちゃんを育ててきたママと違い、「父親になった」と実感するのに時間がかかるともいわれています。
「顔を見たら笑ってくれた」
「自分が抱いたら泣き止んだ」
など、赤ちゃんの反応でパパの自覚が芽生えることも多いようなので、赤ちゃんと触れあう時間を増やすことがパパスイッチをオンにするきっかけにもなります。
「育児分担」と考えると、ついおむつ替えや沐浴など実質的な育児ばかりをお願いしがちですが、赤ちゃんが起きているときに声をかける、抱っこをするなど、スキンシップを図る時間も育児のひとつとして捉えてみてはいかがでしょうか?
そうすれば、パパスイッチをオンにできるだけでなく、ママはそのあいだに休んだり家事をしたりもでき、「育児を分担できている」との思いも湧いて、穏やかな気持ちになれるはずです。
イクメンパパへ変身させるママの対応
赤ちゃんが産まれた瞬間からママモードになる女性に比べ、パパスイッチの入りが遅めの男性。でも、パパとして頑張る気持ちはあふれているはずです。
しかしその思いは、ママのちょっとした対応で伸びも縮みもします。せっかくならパパのやる気を最大限に引き出して、120%で協力してほしいですよね。イクメンパパへ変身させるべく、ママができることには次のようなことがあります。
とにかく褒める、喜ぶ
なにかをしたとき、褒められたり喜ばれたりしたら嬉しいですよね。育児でも、パパがしてくれたことを褒めたり喜ぶ姿をみせたりすれば、次も気持ちよくやってくれるようになります。
このとき、「パパがやると赤ちゃんが落ち着いてるね」「○○で助かったよ、ありがとう」など、具体的な言葉を添えるとよりやる気を引き出せます。
100%を求めない
「おむつを替えてくれたけど、ズレてて漏れた」「沐浴の後の風呂場が惨事」など、ママが納得いかないレベルのことも多々あるもの。「私がやったほうが早い!」と、ついママがやってしまいがちですが、パパだって育児1年生なのではじめから上手くはできません。
後処理などの手間はかかるかもしれませんが、まずはやってくれたことに感謝をして、完璧を求めない気持ちも大切です。
気になることは「こうすればラクにできるよ」などとさりげなくアドバイスしてあげて。
お願い事は具体的に
毎日赤ちゃんと向き合っているママには当たり前でも、仕事で不在がちなパパにはわからないこともあります。知っているつもりで任せてしまうと、あとになって不満やケンカの基になってしまうので、お願いしたいことはできるだけ具体的に伝えるようにしましょう。
パパを優先する時間も作る
育児が始まると生活の中心は赤ちゃんになり、夫婦でゆったり過ごす時間は減ってしまいます。家事などがおろそかになってしまうのは仕方がないけれど、気持ちだけはパパにも向ける意識を持ちましょう。
「今日は仕事どうだった?」なんて一声かけるだけでも、パパは「僕のことも気にかけてくれているんだ」と思えて、そんなママを大事にしようと感じるようです。
夫婦で育児を分担するのは、ママがラクになるためだけではありません。家族として過ごしたり、この先長く続く子育てのさまざまな場面を夫婦で協力して乗り越えたりするためのベースにもなるので、互いに支え合い、信頼し合える環境造りの第一歩でもあるのです。
ママが育児を頑張っているあいだ、パパも家族を養うために外で一生懸命働いてくれています。そんな互いを労いあえる気持ちが、育児分担のいちばんのコツかもしれませんね。
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