旅行の際は要注意! 0歳児と宿泊施設を利用する際のチェック項目
2016年12月16日 | よみもの旅行の際は要注意! 0歳児と宿泊施設を利用する際のチェック項目

海外在住10年目のママライターなかやまあぽろです。
わたしは年に約4回日本に帰国し、その都度空港付近のホテルに宿泊する機会があるのですが、小さな子どもを持つ友人から、「赤ちゃんと一緒にホテルで泊まるときって、何を準備していけばいいの?」と聞かれることがよくあります。
初めて娘とホテルに宿泊したのは、娘がまだ3か月のときでした。
当時はまだ首もすわっていなくて、寝がえりもできないふにゃふにゃの赤ちゃんだったので、いつもとは違うベッドでの就寝は、とても気を使ったのを覚えています。
赤ちゃんと一緒だと、ホテルや旅館に宿泊することも、普段と勝手が違います。特に0歳児の赤ちゃんは、月齢によって成長が激しいので、ママ目線できちんと下調べをしておきたいもの。
今回は、赤ちゃんと一緒に宿泊施設を利用する際の、子どもの成長に合った注意点をご紹介したいと思います。

客室内
(1)つかまり立ち、ハイハイが安心してできるか
つかまり立ちやハイハイを始めた赤ちゃんは自分で移動できるので、新しい環境に興味深々です。
旅館などであれば畳のお部屋もあり安心ですが、一般のホテルの客室はカーペットが敷かれており、基本的に土足のところが多いですね。
ハイハイさせるのには抵抗がある……という方は、事前にベビー用プレイマットの貸し出しがあるか問い合わせてみましょう。
ない場合は多めにバスタオルを借りて、何枚か床に広げてあげると汚れず安心です。
(2)大きな段差がないか
宿泊施設を予約する前に、客室のイメージ画像や動画をチェックしてみましょう。
特にお風呂場に赤ちゃんのお世話の妨げになるような大きな段差がないか注意しましょう。
(3)お風呂場、トイレ
前出の通り大きな段差がないことはもちろんですが、湯船とシャワールームが別であったり、お風呂とトイレがそれぞれ個室であったりするのが好ましいです。
宿泊施設に到着したら、扉を必ず閉めるなど、赤ちゃんが一人で開けられないような配慮も忘れずに!
(4)家具類の高さに注意
ホテルについたら、テーブルやテレビ台などの高さに注意してみてください。
ちょうど目の高さに荷物置きや机などの角がないか、また手が届く棚にポットやカップなどの食器類が収納されていないかも要チェック。
冷蔵庫や大型ランプのむき出しのコンセントにも要注意です。
館内
(1)ベビーカーでも移動しやすいか
客室までに大きな段差があったり、デコボコした道があったり、エレベーターが狭かったり……など、ママがベビーカーで移動しやすいかどうかのチェックも必要です。ホテルのホームページや写真を参考にしてみましょう。
また、段差があったとしても、宿泊施設のスタッフが手伝ってくれる場合もあるので、口コミもチェックしてみてください。
(2)電子レンジや製氷機などの有無
離乳食を温めたり、ミルクを調合したりするのにあると便利な電子レンジや製氷機。
大抵の宿泊施設には完備されているのですが、各階にない場合も。ホテルや旅館に到着したら、館内案内で確認しておくと便利です。
サービス
(1)ベビーガードやベビーベッドが設置できるか
多くの宿泊施設ではベッドが用意されています。普段とは違うベッドで、赤ちゃんと一緒に寝るのが不安というママも多いはず。
予約の際に、ベビーガードやベビーベッドの貸し出しがあるかどうか尋ねておくと安心です。
ベビーベッドの設置は有料の場合もあるので、これも予約の際に一緒に聞いておくといいでしょう。
(2)子どもの分のバスタオルやアメニティの準備
宿泊施設を予約する際、乳児も宿泊すると記載すれば、たいていの宿泊施設ではバスタオルやアメニティを多めに用意してくれますが、事前に伝えておくとスムーズです。
(3)哺乳瓶消毒器などの貸し出し
宿泊施設によっては、哺乳瓶の消毒器の貸し出しを行っている場合もあります。
ホームページなどに記載されていない場合も多いので、チェックインの際に聞いてみるのもいいかもしれません。
哺乳瓶だけでなく、マグや離乳食用の食器なども消毒できるので、一台借りることができればとても便利です。
環境
(1)夜間の救急病院は付近にあるか
環境の変化や移動の疲れで、子どもは突然発熱するケースも。事前に宿泊施設の周辺に夜間の緊急病院があるかチェックすると安心です。
(2)離乳食やおむつが購入できるドラッグストアやコンビニなどがあるか
旅先ではおむつを予想以上に消費してしまったり、食べられそうなものがなくて赤ちゃんの食事に困ったりと、ママの心配は絶えません。
夜遅くまで開いているドラッグストアが近くにあれば心強いですね。
(3)公共機関からの距離
不慣れな土地で乳児を抱えて公共機関で移動する場合、駅やバス停から離れ過ぎるのも考えものです。
シャトルバスやリムジンバスがある宿泊施設を利用したり、無理のない距離のところを探してみましょう。
いつもとは違う環境で、赤ちゃんはもちろんママも気疲れしてしまいますが、そんなときはパパや家族の力を借りて、宿泊を楽しめるといいですね!
【参考文献】
・『Happy-Note 2016夏号』ミキハウス子育て総研株式会社・発行
●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
●モデル/REIKO(SORAくん、UTAくん)