イキナリ断捨離魔に!? 何でも捨てまくる家族の暴挙をやめさせる作戦3つ
2016年12月2日 | よみものイキナリ断捨離魔に!? 何でも捨てまくる家族の暴挙をやめさせる作戦3つ

【パパからのご相談】
妻が断捨離にはまり始めたのですが、だんだん度が過ぎてきて本当に何でも捨てるようになってきてしまいました。
しまいには自分の物も了解なく捨てられてしまい、困っています。勢いを止めるのに何かいい方法はないでしょうか。
やりすぎミニマリストに待った! 暴挙を止めた3つの作戦
こんにちは、フリーライターの鈴木ハナコです。
持ち物を少なくし、すっきり暮らす、いわゆる持たない暮らしは雑誌でも特集が組まれるほどの人気ぶり。
程度に差はあれど、徹底して物を持たない人はミニマリストなどと呼ばれ、異彩を放つ人も少なくありません。
一人暮らしならいざ知らず、家族と暮らす中で断捨離をし、暮らしのミニマル化をはかるのはとても難しいこと。
家族の意見を尊重しながら行うべきなのに、中には少数、断捨離が行きすぎてしまうタイプの人も存在します。
そんな家族の“捨てすぎ”に待ったをかける3つの作戦を、実際に成功させた人たちにインタビューしてきました。

(1)テーブルの上にそっと本を置いておく作戦
家族のやりすぎ断捨離に対し、直接それを口にすると口論になってしまう。こういった経験をお持ちの方も少なくないかもしれません。
そんなときにオススメなのは、あえて自分も断捨離本を手にしてみること。
家族と暮らしながら持たない暮らしを実践するブロガーの中には、本を出している人がたくさんいます。
そういった人たちは、有名人だとか専門知識を持ったスゴい人というわけではなく、自分たちと同じ一般人。
そしてみな口をそろえて、家族の物には手を出さない、よく話し合う、と著書に記しています。
やりすぎ断捨離を行ってしまう本人も、こういった人たちの言葉なら受け入れやすいかも?
『突然、山のように物を捨て始めた妻が理解できず、けんかになりましたね。とりあえずミニマリストとタイトルの付く本を何冊か読みました。何となく何をしたいのか理解できましたよ。
家族を持ちながら持たない暮らしをしている本を読むと、いずれの本にも家族の物には手を出さないとあり、何冊か買って付箋を貼って机の上に置いておきました。それからは捨てる前に一言入れてくれるようになりました(笑)』(東京都/30代男性・営業職)
(2)自分も積極的に片づけに参加する作戦
いきすぎた断捨離をしている人の中には、汚部屋に嫌気がさした! というタイプも。
子どもや夫がいくら言っても片づけない、いつも部屋が雑然としているといったお悩みの解決には、家族のお片づけ参加が重要です。
『「だーれも片づけないからもう捨てることにしたの」と言われたときギクッとしました。妻は、いくら言っても散らかりっぱなしの部屋がいやだったんですね……。それ以来、家族みんなでしっかりお片づけに参加してます。すると、捨てまくりは落ち着きましたよ』(神奈川県/40代男性・自営業)
(3)何事も家族会議を
たかが断捨離、たかがお片付け、とせずに家族がいる場合はしっかりとした話し合いをするべき。
インテリアに対するこだわりは個々人で違いますし、殺風景な部屋は生活感がなくて寒々しいと受け取られる場合も。
共有部分のことだけでも、一度話し合ってみるのはどうでしょうか。
『最近スゴい片づけてくれて助かる! なんて放っておいたら自分の大切にしていた物まで捨てられちゃいましたね。でも、きちんと話し合ったら夫にも考えがあって、何事も早めの家族会議が重要だわって思いました』(東京都/20代女性・専門職)
いかがでしたか?
家族がいる中でライフスタイルを変化させるのはなかなか大変ですが、みんなが納得いくように折り合いを付けられたら最高ですね。
●ライター/鈴木ハナコ(歯科衛生士)
●モデル/杉村智子(まさとくん)